いなば路快速の日記帳

鉄道ファンの管理人が日々の出来事・雑感などを綴っていきます。

京都鉄博に行ってきて、さらに寄り道(その1)

2016年06月18日 | 日々の出来事

もうふた月ほど前のことになってしまうのですが、
いつも何かとお世話になっている「鳥取総合車両所備忘録」の管理人・工場長さんから
「京都鉄道博物館の内覧会チケットに当選したのですがご一緒にいかがですか?」とのメールをいただき、
またとない機会なのでぜひ、と同行させていただくことになりました。(いつもいつもお世話になります。ありがとうございます。)

さて内覧会の当日、新横浜始発のひかり号に乗って一路西へ。
途中名古屋で時間調整もかねて朝飯にきしめんをぞぞーっとすすり、後続のこだま号に乗り京都駅で工場長さんと合流しました。

ちょうど開館まで程よく時間があったので、梅小路公園を抜けて徒歩で京都鉄道博物館へ向かいました。
そして待機列に並んで程なく入場。さすが新しい建物なので気持ちがいいですね。

 以下、私なりの視点から思ったことについてつれづれと書いていこうと思います。


まずは山陰に始まり、そして山陰に散っていった“悲運の機関車”DD54。
弁天町の交通科学博物館時代は大阪環状線の高架下に窮屈に押し込められた感のある展示でしたが、
京都鉄博に移転してからは一躍、入場口から本館へのプロムナードの中央に展示されるという大出世(?)を果たしました。

機関車の後ろには20系寝台特急客車の食堂車であるナシ20形が据えてあるのですが、かつての活躍を偲んでの演出でしょうか。
もしそうであるならぜひ「出雲」のヘッドマークを付けてあげて欲しいです。
ああ、KATOのDD54ブルートレイン牽引機が欲しくな~る・・・(笑)。


トワイライトプラザ(旧京都駅ホーム上屋下)に展示されているEF58 150号機。
大宮の鉄道博物館や東海のリニア・鉄道館にも保存されているEF58は茶色(ぶどう色2号)の塗装ですが、
ここ京都鉄博での塗装は青とクリームの塗り分けで雰囲気が変わっています。

EF58といえばぶどう色2号や青大将色などもいいですが、やはりこの塗り分けという人も多いのでは・・・。

この後ろにはJR東日本から譲渡されたオロネ24形が展示されていますが、

これも「彗星」などEF58が関西発着ブルートレインを牽引していた時期をイメージしていた時期の演出でしょうか?
機関車のそばにある説明板には「貨物列車の牽引にも活躍」というような趣旨の説明がありましたが、
おそらくごく一部の例を除いて「荷物列車」の間違いでしょう。


ちょっとぶれ気味ですが、JR西日本に残る貴重な旧型客車オハ46形13号車。
オハ46には当初からの新製車とスハ43後期グループからの編入車がありますが、これは新製車に分類されます。
こんな微妙な写真なのは鋼板屋根のために妻面のキャンバス押えがない姿を撮りたかったから・・・、だと思います(笑)

大宮鉄博ではオハ31形の博物館記念品モデルが発売されているので、
金型を持っているはずのKATOさんには是非オハ46 13を京都鉄博記念品として発売して欲しいな・・・なんて思ったり。


「ザ・山陰本線の機関車」としては欠かせない存在であるDD51。
京都鉄博にはJR貨物からお輿入れした756号機が展示されています。
独特の「かさ上げ展示」と下回りを通路から覗き込めるということでまさに迫力満点です。


なお756号機は山陰本線を走ったことがあるのかは定かではありませんが、
1番違いの755号機は一時期米子機関区所属だったことがあるようです。

ただ正直なところ山陰本線を走ったDD51のうち1017号機以前の機関車はJRに引き継がれなかったこともあり、
個人的には馴染みは薄いのですが、ぴかぴかつやつやの姿に化粧直しされた姿は本当にかっこいいですね。
やはりこの機関車にも「出雲」のヘッドマークを取り付けてあげて欲しいです。

いつものように長くなったので続きます。