稲本が開幕戦に先発出場

ドイツ・ブンデスリーガは現地時間17日（以下現地時間）に開幕戦となる第１節の残り２試合が行なわれ、稲本潤一の所属するフランクフルトはホームでヘルタ・ベルリンと対戦し、０対２で敗れた。

フランクフルトに加入して２年目のシーズンを迎えた稲本は、リーグ開幕戦に先発出場。チームが２失点目を喫した直後の61分に途中交代を命じられ、ピッチをあとにしている。

なお、フランクフルトの次節は24日、アウェイでケルンと対戦する。
[ＩＳＭ]

チェルシー白星発進、マンＵは引き分け

“ブルーズ”（チェルシーの愛称）の新監督ルイス・フェリペ・スコラーリのデビュー戦は予想以上のものとなった。チェルシーはゴールラッシュでポーツマスを４－０で下し、イングランド・プレミアリーグ第１節の首位に立った。一方、タイトル争いの一番手、マンチェスター・ユナイテッド（マンＵ）は、ニューカッスル相手に終始優位に試合を運びながら勝ち越せずに１－１のドロー。４強の中で唯一、開幕戦を勝利で飾れなかった。

これ以上ない開幕戦を迎えたチェルシーは、今季のプレミアでダークホース的存在と言われるポーツマスを完膚なきまでにたたきのめしたが、スコラーリ監督の選手起用、戦術も完ぺきに的中した。中でも、スコラーリの希望でバルセロナから獲得したデコは、プレミア・デビューとなったこの試合で１ゴール１アシストの大活躍を見せ、同監督を喜ばせた。

チェルシーは１２分にバラックからのパスを受けたジョー・コールのゴールで先制。２６分にはデコのアシストをアネルカがヘッドで決め２点目を挙げる。前半終了間際には、シルバン・ディスタンのファウルから得たＰＫをランパードが難なく決め、早くも３－０とリードを広げる。さらに８８分には、約２０メートルのロングシュートを打ち込んだデコが、チームの完全勝利に花を添えた。チェルシーにとって唯一の悪いニュースは、バラックの負傷退場。バラックは、来週水曜日に行われるドイツ対ベルギーの親善試合には出場できないことが確実となった。

一方、オールド・トラフォードで開幕戦を迎えた欧州王者マンＵは、この夏、足の手術を受けリハビリ中のクリスティアーノ・ロナウド不在の布陣で、ケビン・キーガン監督率いるニューカッスルと対戦した。

開始早々、多彩な攻撃を仕掛けるマンＵの前に、防戦一方のニューカッスルだったが、２２分にコーナーキックからのワンチャンスをマルティンスがヘディングで決めて先制点を挙げる。しかしマンＵもすぐに反応し、２分後にはフレッチャーがゴール前へのパスにうまく合わせて同点。その後も何度か決定的なチャンスを迎えるが、ニューカッスルのＧＫギブンの再三のスーパーセーブもあり、追加点を挙げることができないまま引き分けた。
[スポナビ]