日本１－２イングランド

サッカー日本代表は３０日、オーストリアのグラーツで国際親善試合のイングランド戦に臨み、田中マルクス闘莉王のゴールで先制するも１－２と逆転負けを喫した。

日本は本田圭佑、阿部勇樹、川島永嗣らが先発に名を連ね、左足首に負傷を抱える中村俊輔はベンチスタートとなった。一方のイングランドは、ルーニー、ランパードらがスタメン入りを果たした。

日本は前半７分、遠藤保仁のＣＫから闘莉王が右足で合わせて先制に成功。終盤はイングランドに攻め込まれる場面も見られたが、１－０とリードして試合を折り返した。

後半になると、イングランドのカペッロ監督はジェラードら５人を一気に投入し反撃に出る。１０分にはランパードのＦＫをペナルティーエリア内の本田が手で防いでしまい、イングランドにＰＫを献上。だが、ランパードのシュートを川島が右手１本で止めて、失点を免れた。

日本は２０分に岡崎慎司に代えて森本貴幸を投入。追加点を奪いにいくが、２７分に闘莉王、３８分には中澤佑二のオウンゴールで２点を献上し１－２と逆転された。結局、試合はそのまま終了。日本は先制点を奪いながらも、惜しくも敗れた。

日本は今後、６月４日にコートジボワール（シオン／スイス）と強化試合を行う。６日に南アフリカ・ジョージへと入り、Ｗ杯本大会の初戦となる１４日のカメルーン戦（ブルームフォンテーン）に備える。

＜日本代表　出場メンバー＞
ＧＫ：21 川島永嗣

ＤＦ：5 長友佑都、4 田中マルクス闘莉王、22 中澤佑二、15 今野泰幸

ＭＦ：2 阿部勇樹、7 遠藤保仁→11 玉田圭司（後半41分）、17 長谷部誠(Cap)、18 本田圭佑、16 大久保嘉人→8 松井大輔（後半26分）

ＦＷ：9 岡崎慎司→19 森本貴幸（後半20分）

サブ：1 楢崎正剛、23 川口能活、3 駒野友一、6 内田篤人、13 岩政大樹、25 酒井高徳、27 山村和也、10 中村俊輔、14 中村憲剛、20 稲本潤一、24 香川真司、12 矢野貴章、26 永井謙佑
[スポナビ]

稲本 @スイス合宿

[産経新聞]

稲本、完全復調!

２４日の韓国戦（埼玉）に０－２で完敗した日本代表は２５日、さいたま市内で練習。

高地合宿地・スイスに向けた２６日未明の出発前最後の国内調整で、左内転筋痛のため離脱していたＭＦ稲本潤一（３０）＝川崎＝が完全復調。

２度のＷ杯出場を誇る経験豊富なボランチはミニゲームで守備能力の高さを披露。岡田武史監督（５３）が前日示唆した、守備重視戦術のキーマンになりそうだ。

目に輝きを取り戻していた。２４日の韓国戦を欠場した稲本が、３対３や６対６のミニゲームで、素早い出足から相手のボールを奪い攻撃につなげるスピードを見せた。

「きょうの練習、見てたでしょ。コンディションはいいね」

自信と実績が稲本の口元を緩めた。４月２４日のＪ１神戸戦（等々力）で左内転筋肉離れ。その後の公式戦４試合を欠場して、２１日の代表招集後も別メニューで調整。韓国戦については「１人１人の距離が遠かった。運動量を上げて、もっと人数をかけて、厳しくいかないとダメ」と悔しさをにじませた。

韓国戦後、岡田監督は試合前半の守備重視を示唆した。「前半は、ある程度守備的な選手でやって、後半はパスを回せる選手を使うことも考えている」。

Ｗ杯１次リーグの強豪国相手に、前半は堪え忍び、相手に疲れが出た後半勝負の戦術を採る可能性を明かした。守備能力が高く、激しいタックルなど対人プレーに強くてボール奪取力に優れる稲本をアンカー（３ボランチの底）に置く計画も、以前から口にしている。

３０日の次戦の相手はイングランド。アーセナルやフラムなどイングランドプレミアリーグで４季過ごした経験は心強い。Ｗ杯は０２、０６年と２度出場。Ｗ杯日本人最多の２得点を記録する勝負強さもある。

「チームに貢献することしか考えていない」。ベテランのボランチが、暗闇をさまよう岡田ジャパンの救世主になる。
[サンスポ]

日本０－２韓国

サッカー日本代表は２４日、埼玉スタジアムでワールドカップ・南アフリカ大会前の国内最後の強化試合となる韓国戦に臨み、パク・チソンのゴールとパク・チュヨンのＰＫで０－２の敗北を喫した。

日本は本田圭佑、中村俊輔らが先発に名を連ね、負傷を抱える内田篤人、松井大輔、玉田圭司、稲本潤一に加え、コンディション不良の田中マルクス闘莉王がベンチ外。代わって、サポートメンバーの香川真司、永井謙佑ら４人がベンチ入りした。

前半６分、日本はパク・チソンに強烈なミドルシュートを打たれ、早々に先制点を許した。その後は一進一退の展開が続くも、共に得点には至らず。日本は１点ビハインドで試合を折り返した。

後半に入ると、韓国はパク・チュヨンとキム・ナミルを投入。日本は１８分、中村俊に代えて森本貴幸、２７分には本田に代えて中村憲剛を投入し、打開を図ろうとする。だが、終了間際に楢崎正剛がパク・チュヨンを倒してＰＫを献上すると、これを決められ、０－２で敗れた。

日本は２６日にスイス合宿へ出発し、３０日にイングランド（グラーツ／オーストリア）、６月４日にコートジボワール（シオン／スイス）と強化試合を行う。６日に南アフリカ・ジョージへと入り、Ｗ杯本大会の初戦となる１４日のカメルーン戦（ブルームフォンテーン）に備える。

＜日本代表　出場メンバー＞

ＧＫ：1 楢崎正剛

ＤＦ：2 阿部勇樹、5 長友佑都、15 今野泰幸、22 中澤佑二(Cap)

ＭＦ：7 遠藤保仁→3 駒野友一（後半34分）、10 中村俊輔→19 森本貴幸（後半18分）、17 長谷部誠、18 本田圭佑→14 中村憲剛（後半27分）

ＦＷ：9 岡崎慎司、16 大久保嘉人→12 矢野貴章（後半42分）

サブ：21 川島永嗣、23 川口能活、13 岩政大樹、25 酒井高徳、24 香川真司、27 山村和也、26 永井謙佑
[スポナビ]

稲本ら４選手 韓国戦起用せず

日本代表の事前合宿が２１日、埼玉県内でスタート。岡田監督が負傷を抱えるＦＷ玉田、ＭＦ稲本、松井、ＤＦ内田の４人を韓国戦で起用しない考えを示した。

別メニュー調整となった４人について「韓国戦は厳しいかと思っている」と出場を見送る構え。内転筋に違和感のある稲本は「韓国戦も無理すればできるが、（事前合宿地の）スイスでベストコンディションに持っていければ」と冷静に話した。
[デイリースポーツ]

日本代表 背番号が決定！

JFA（日本サッカー協会）は21日、2010年Ｗ杯に臨む日本代表メンバー23人の背番号を発表した。10番には２大会連続でMF中村俊輔が、本田圭佑は18番、サプライズ選出となったGK川口能活は23番となった。

このほか、MF長谷部誠は17番、遠藤保仁は７番。背番号１はGK楢崎正剛に与えられ、田中マルクス闘莉王には４番が、中澤佑二には22番が与えられている。

＝以下、日本代表メンバーの背番号＝

GK
１.楢崎正剛（名古屋）
21.川島永嗣（川崎）
23.川口能活（磐田）

DF
４.田中マルクス闘莉王（名古屋）
３.駒野友一（磐田）
５.長友佑都（FC東京）
６.内田篤人（鹿島）
13.岩政大樹（鹿島）
15.今野泰幸（FC東京)
22.中澤佑二（横浜FM）

MF
２.阿部勇樹（浦和）
７.遠藤保仁（Ｇ大阪）
８.松井大輔（グルノーブル／フランス）
10.中村俊輔（横浜FM）
14.中村憲剛（川崎）
17.長谷部誠（ヴォルフスブルク／ドイツ）
18.本田圭佑（CSKAモスクワ／ロシア）
20.稲本潤一（川崎）

FW
９.岡崎慎司（清水）
11.玉田圭司（名古屋）
12.矢野貴章（新潟）
16.大久保嘉人（神戸）
19.森本貴幸（カターニア／イタリア）
[ＩＳＭ]

稲本、日韓戦は回避か

左太もも内側の違和感を訴えていたＭＦ稲本は、クラブハウスで治療に専念。「まだ完全ではないので、向こうへ行ってみてスタッフとも相談したい」と話し、24日の日韓戦を回避する可能性が強まった。

16日の磐田戦で約半月ぶりに公式戦復帰したが、試合中に左脚の張りが強まり前半終了後に交代。「（肉離れが）再発するのは嫌だし、きっちり治したい。一番重要なのは本番だから」と、１次リーグ初戦となる６月14日のカメルーン戦をにらんだ。

また、ＧＫ川島は約１時間、イッカＧＫコーチのマンツーマン指導を受けた。「スタッフの支えがあって初めて、自分たちがいいパフォーマンスを発揮できる。ピッチで恩返ししたい」との決意を口にした。
[神奈川新聞]

稲本、肉離れ「そんなにひどくない」

南アＷ杯日本代表ＭＦ稲本潤一（３０）＝川崎＝が１９日、川崎・麻生のクラブハウスを訪れ、肉離れを負った左内転筋について、「そんなにひどくはない」と軽傷を強調した。Ｗ杯への影響はなさそうだ。

「きょうは治療とマッサージだけ。（代表招集後に）別メニューになるかもしれませんが、（今後の）経過を見ます」

慎重な言い回しながらも、表情は明るかった。Ｗ杯中断前の最終試合だった１６日の磐田戦で左足に違和感を覚え、「これ以上やったら（完全な）肉離れになりそうだったから」と前半だけで交代した。４月２４日の神戸戦で痛めて公式戦４試合を欠場。万全の体調で挑んだはずだが、まだ本調子ではなかった。

ただ、回復具合は順調そのものだ。チームトレーナーは「日に日によくなっているし、（患部の）張りもなくなっている」と断言した。日本代表の壮行試合となる２４日の韓国戦（埼玉）出場は微妙ながら、「選ばれてホッとした」という自身３大会連続のＷ杯には確実に間に合わせる。
[サンスポ]

稲本は治療に専念 合宿は別メニューへ

左内転筋の張りを訴えている川崎Ｆの日本代表ＭＦ稲本はこの日もクラブハウスでマッサージなどの治療を行った。

患部に痛みはなく張りも消えてきており「様子を見ながら」と今後も治療を継続していく予定。１８日に診察した高木チームドクターが代表スタッフに状態を連絡しており、２１日から始まる合宿は別メニューでの調整となりそうだ。
[スポニチ]

稲本、韓国戦欠場濃厚

左内転筋の張りを訴えている川崎ＦのＷ杯日本代表ＭＦ稲本潤一（３０）が、２４日の韓国戦を欠場する可能性が高くなった。

代表組の休養期間となっている１８日、川崎市内のクラブハウスで超音波治療などを受けた稲本は「張りはなくなってきた」としながらも「無理したらできるかもしれないけど、また韓国戦で同じようになっても…」と当面は故障完治を最優先する考えを明かした。

４月２４日の神戸戦で左内転筋を肉離れし、中断前最後のリーグ戦となった１６日のアウェー磐田戦で公式戦４試合ぶりに復帰。

しかし患部に違和感が出たため「これ以上やったら肉離れになるかもしれない」と前半のみで退いた。韓国戦は国内最後の壮行試合となるが、故障再発となれば３度目のＷ杯出場が難しくなるだけに慎重になるのも当然だった。

すでに報告を受けている岡田監督も「万全でできるか分からない」と話しており、２１日から始まる国内合宿は別メニューで行うことが濃厚だ。守備重視となることが濃厚な岡田ジャパンで、稲本の１ボランチは重要なカギとなるだけに今後の経過が気になるところだ。
[スポニチ]