イングランド・プレミアリーグは現地時間26日に9試合が行なわれ、2位マンチェスターUはアウェイで18位サンダーランドに4対0と快勝し、首位アーセナルは7位ポーツマスとスコアレスドロー。この結果、勝ち点45としたマンチェスターUが同44のアーセナルを抜いて首位に躍り出た。ロイター通信が報じている。
マンチェスターUはルーニーの故障でスタートダッシュには失敗したものの、その後の破竹の快進撃によりシーズン折り返し地点でついにトップに立った。この日は20分にエースのルーニーが大量得点の口火を切ると、その10分後にはサハがボレーシュートで続く。そして、前半終了間際にC・ロナウドがFKを見事に直接叩き込んで3対0と試合を決めると、86分にはサハがPKを沈めて4対0とし、かつてのキャプテンであるロイ・キーン率いるサンダーランドを一蹴した。
テリー、マルダ、マケレレ、ドログバなどケガ人続出の3位チェルシーは、ホームで8位アストンヴィラと4対4の泥仕合を演じてしまった。両チームとも退場者をひとりずつ出し、スコアも3対3と派手な展開となった試合は、終了間際の88分にバラックがFKを叩き込んでチェルシーが勝利を手繰り寄せたかに見えた。だが、勝利目前でA・コールがエリア内で痛恨のハンドを犯し、チェルシーは最後の最後で勝ち点2を失うことになった。
試合後、チェルシーのグラント監督は「テレビで確認したけど、あれはPKじゃない。しかし、私に判定を変えることはできない」とレフェリーのジャッジに渋い顔。対するアストンヴィラのオニール監督は「コールはハンドを犯していた。それは間違いないし、線審もそれを見ていた」と判定は正当だったと語っていた。
敵地で最下位ダービーと対戦したリヴァプールは辛くも2対1で勝利を収めた。12分にフェルナンド・トーレスの先制弾でリードを奪うと、後半に同点とされてしまったものの、試合終了直前にジェラードが値千金の勝ち越しゴールを決めてなんとか勝ち点3を手に入れた。不振に苦しむ13位トッテナムは17位フルハム相手に5対1と爆発。キーン、ハドルストンがそれぞれ2ゴールを挙げると、終了間際にはデフォーがトドメを刺した。
そのほか、6位エヴァートンが2対0で14位ボルトン、16位バーミンガムが3対0で15位ミドルスブラ、19位ウィガンが1対0で9位ニューカッスルに勝利。11位ウェストハム対12位レディングは1対1の引き分けに終わっている。
[ISM]