アーセナル、リバプールが勝利

イングランド・プレミアリーグ２００８－０９シーズンが１６日に開幕し、７試合が行われた。

エミレーツスタジアムに昇格組のウェスト・ブロムウィッチを迎えたアーセナルは、新加入のフランス人、サミール・ナスリのゴールにより１－０で勝利した。

アーセン・ベンゲルのチームは、司令塔のセスクをけがで欠いたが、ナスリはふくらはぎとひざに故障を抱えながらも出場。そのナスリが開始早々の４分にスーパーゴールを決め、アーセナルはこの１点を守りきった。プレミアリーグ公式戦デビューを自らのゴールで祝福したナスリは“ガナーズ”（アーセナルの愛称）サポーターのハートをがっちりとつかんだ。

一方、今季プレミアリーグ制覇を目指すリバプールは、サンダーランド相手に大苦戦。よもや引き分けかと思われた８２分に、途中出場のシャビ・アロンソからのパスを受けたフェルナンド・トーレスがエリア外から値千金のゴールを決め、スペインコンビの活躍により１－０で初戦を制した。

オフに積極的な補強を行い注目を集めるトッテナムは、アウエーでミドルスブラと対戦、１－２で敗れた。後半に入り、デビッド・ウィーター、ミドの立て続けのゴールで２－０とリードしたミドルスブラに対し、トッテナムは終了直前にフートのオウンゴールで１点を返したが、及ばなかった。トッテナムは、新戦力の４選手（ＧＫゴメス、ＦＷベントレー、ＭＦモドリッチ、ドス・サントス）がそろって先発出場し、それなりに見せ場を作ったが、開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。マンチェスター・ユナイテッドへの移籍がうわさされるベルバトフはベンチスタートとなったが、後半から交代出場した。

チャンピオンシップ（２部）からの昇格組は明暗を分けた。ストーク・シティはボルトンに１－３と敗れたが、ハル・シティはフルハムに先制を許しながらも、ジオバンニとフォランのゴールで２－１と逆転勝利を収め、幸先のよいスタートを切った。

ポール・インス新監督率いるブラックバーンはエバートンと対戦。２－２の同点で迎えた９０分に、オランダ人ＤＦオーイヤーが劇的な逆転ゴールを決め３－２とし、新監督にプレミアリーグ初勝利をプレゼントした。また、ウェストハムはアシュトンの２ゴールでウィガンを２－１で下している。

１７日の日曜日には、アストン・ビラ対マンチェスター・シティ、チェルシー対ポーツマス、マンチェスター・ユナイテッド対ニューカッスルの３試合が行われる。
[スポナビ]