醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

佐賀ならば 誰が責めよう この話題

2008年11月26日 13時45分14秒 | つれづれ
遂にマンナンライフが蒟蒻畑の製造を再開するとか。
いやー、見上げた企業だ。
偉い!
前にも書いたけど、マンナンライフって売上100億にも満たない会社っす。
主力商品が10月から製造停止になった場合、経営に与えるインパクトがどれほどのものか、経営者なら判らない筈はない。
でも、彼らは対策のために製造停止して、誠意を見せたのよね。
で、今回、パッケージだけでなくて、原料配分も含めての対策だそうで。
ここまでやっても責める人はいるんだろうな。
そう言う人は、世の中全て自分の思い通りでないと満足できないんじゃないのかな?
蒟蒻ゼリーだけの話じゃなくて、何をどうしようが、どんな安全対策を取ろうが、人が生きてある限り事故は起こるもの。
事故にあった人は不幸だけど、世界から事故を全くなくすことは不可能だよね。
家で転んだって、死ぬ時は死ぬ。
風邪にしろ、何にしろ、全ての病気がなくなることだってあり得ない。
これが近頃多発してたような食品の安全性を無視したような、企業の不正に関わることならば話は別。
彼らは犯罪と承知で利潤追求を優先させたわけだから。
なので、根本的に彼らとマンナンライフのスタンスは180度違う。
それに、この手の事故は初めてじゃあないし、そのための注意も叫ばれてたよね。
それでも起きた事故に対して、誠実な対応をしている一中小企業に「死ね」と言わんばかりの非難を浴びせるのは、人として如何なものか。
餅やご飯やパンだって、なーんて意見も多いけど、当然だよね。
佐賀なんか、ずーーーっと昔から毎年餅で亡くなる人が出る。
啜り餅って、ついたばっかの餅を切らずにどんどん飲み込んで行くって、長寿を願った伝統行事なんだけどね。
これでほぼ毎年誰か亡くなる。長寿を願う行事なのに。
でも、毎年続けられるんだよね。
多分、”責任”って言葉の意味が判ってるからじゃないかね?


なんて思ってたら、今度は610ハップが製造中止だそうで。
こっちは創業100年で唯一の製品だよ。
それがどこぞのアホどものせいでここまで追い込まれてしまった。
610ハップは本来の使用法通りに使えば大変良い製品で、肌の弱い人とかには必要不可欠だった人もいた筈。
銀を燻すのに、最も安い方法でもあったのよね。
一時期、自殺で使われた後暫く販売自粛されていて、自粛解除されたものの返品が止まらず製造中止にせざるを得なかったみたいで、別事業で存続するらしい。
100年も作っていて世間で愛用されていたものが、一部の馬鹿のせいでこんなことになるとは、武藤鉦製薬の関係者のことを思うと同情なんて言葉では表現できない。
頑張ってください。

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