長岡育英センター・ブログ

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【新濤館長岡 寒稽古レポート】

2008-01-06 23:45:22 | きょうの育英
市川先生の後に続き雪の上を裸足で走る
子ども達は、強く見えました。

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きょう1月6日は寒の入り。
世間がまだまだお正月気分に包まれている中、
新濤館長岡の寒稽古は行われました。

会場は神田小学校となりのコミュニティセンター、
及び神田小学校グラウンド。

正午の長岡での気温は9.7度

グラウンドには溶けかけとはいえ、10cmほどの
雪があり、長靴で歩いても足下がびしょびしょ、ざらざら
なのがわかります。シャーベット状です。

隣接するコミュニティセンターで汗が出るほどの厳しい
稽古を終えていますが、外に出ると一気に汗が引きます。

雪に踏み込む子ども達の足は裸足。

新雪ではない雪は、ざらめ状。0度という氷の粒と、
土と雪の間の冷たい水の層が、容赦なく子ども達の足に
突き刺さるような痛みを与えます。


「いたい~~~!」
「つめてぇ~~~!!」

はじめは騒いだり泣いたりしていましたが、市川先生と
高学年の人達のすごい気合いに引っ張られて、ぐいぐい
雪の中を空手着を着た一団が走って進みます。

号令とも叫びともつかない、気合いをかけて走る先生と
色帯チーム。その迫力はすごいです。


一方で、初めて寒稽古を体験する一年生チームが
声を上げて、おんおんと泣いています。


どんな厳しいシチュエーションにも、諦めないこと。
そして、自分の足で進むこと。

それを身をもって教えてくれる、実に厳しい稽古です。




それでも、グラウンドのランニングを終えると、
全員が輪になって雪の上での稽古です。

泣いていた1年生達も、いつの間にかしっかりと
自分の足で雪の上に立ち、涙を拭いて号令にあわせ
稽古に参加していました。

子ども達の、そして先生の、ものすごい強さを
見た思いがしました。

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黒帯の片桐兄弟は上半身裸での稽古です。

「脱いだ方があったけぇ~!!」とは、彼らの言葉。





クライマックス。

市川先生がバケツの水を思い切りかぶります。

温かそうな陽射しですが、下は雪です。



水しぶきを上げながら、なおも突きを繰り出す
先生の迫力に、子ども達も気合いがさらに増します。




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外に出る前に行われた公民館内での稽古の様子です。

通常の稽古よりも、一つ一つの動作がたくさんの本数で
行われていたそうで、寒い体育館でもみんなが汗を
流していたほどでした。











繰り返し繰り返し同じ動作をする稽古は、
あらゆる武道で共通なのでしょうか。
武道に限らず、あらゆるスポーツの習得には
必要なことなのでしょうけれども、柔道、剣道、
弓道などでも、やはり繰り返しの練習はあるように
思います。

わたしがかつて高校時代に経験した弓道でも
やはり基礎となる動きを繰り返し繰り返し
稽古した記憶があります。

空手とはまた違う厳しさだったと思いますが、
でも、きょうの空手の稽古ほどの厳しさは、
また特別だと感じました。

いつもは平気な顔をしている人達が、同じ動きの
繰り返し繰り返しに、足がもう上がらなくなるほど、
手が動かなくなるほど、限界ぎりぎりまで体を
動かし続けています。


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練習の合間の小休止のとき、市川先生は語ってくれました。

「限界に挑戦させたいんです。
 敢えて厳しい稽古をしてますから。
 だから、できるかできないかは正直いいんですよ。
 こんだけ厳しい練習に耐えられるなら、
 きっとこの先のどんな練習にも耐えられるって。
 そう思ってます。」

稽古の最中の厳しい表情とはうって変わって優しい笑顔で、
子ども達の未来を考えて、一つ一つ言葉を噛みしめながら
話してくださいました。

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雪の上での寒稽古が終わると、公民館に戻ります。

泣いている一年生もいましたが、本当に頑張りました。
えらかったです。

なににも代え難い貴重な経験をしているんだと感じました。


そして、3年生や4,5年生のちっとも泣きもしない
強い人達に、実のところどうだったのか、聞いてみたくて
インタビューをしてみました。

男の子達の着替えた部屋でインタビューしたので、
女の子の声が聞けませんでしたが、男の子達の声です。


川上(以下、川):いやぁ、すごかったね。まず感想から聞かせてください。

駿:楽しかった。

川:雪はどうなの?実際のところ。雪はどんな感じ?

駿:固かった。ザクザクしてたね。雪の粒が。

拓海:1年の時よりはよかったな。

川:どうして?

駆:1年の時は吹雪いてたんだ。びゅーってさ。

竜成:つるつるしてた。

駿:うん、下の方が固まってた。凍ってるんだよ。

川:そうか、凍ってるところもねぇ。

駆:一言で言うと、「痛かった」。
 二言で言うと、「痛かったけど、晴れて良かった」

佳希:パンツに水が入りそうだった。

川:そこまで濡れちゃったと!相当寒いんだろうね。
 足の感じは、どうなの?

竜成:うん、感覚がなくなった。

拓海:ジンジンする。

(と、急に足の裏を触っていた拓海さんが大発見をする)

拓海:お!?足の裏、ツルツルする。

駿:やべぇ、足が美肌になったかも。ほら触ってみて!

(次々に、子ども達、ゲラゲラ笑って足の裏を差し出す。
 触ってみるとなるほどツルツルしている様な気がする。)

川:本当だ。氷の粒で削れた?!
 それとも、もともとこんななのかな?

理:(おれは)普通。

(と、突如として強気の発言に、彼は雪の上で
 一瞬たじろいでいたことをまわりが突っ込む)

川:でも、外に出たときちょっと走り出すのに時間があったけど。

駿&拓海:そうだよ~。なにやってんだよ~。

一同:笑

(そこへ着替えを終えた女の子登場)

春香:かけ声かけたら、大丈夫になった。

(むむむ。やはり気合いの入れようで足の冷たさまでも
 耐えられるようになるのでしょうか…。すごい。)

明佳音:水は冷たいし、雪は痛かった。

佳希:血が出そうだった。

川:そうだよねぇ。そのくらい痛い。
 水は誰か来年はかぶる?

佳希:ハイ!(と元気よく手を挙げる)来年かぶる!

川:おぉ~。すごいねぇ。来年がまた楽しみですね。
 皆さん、お疲れ様でした。




  ↑
インタビューに協力してくれた面々。

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そして、この後は空手の父母会の皆さんが
作ってくださった温かいお雑煮をいただきました。

わたくしまでご馳走になり、本当に感謝でした。

市川先生、片桐さんらとお話ししながらいただきましたが、
空手を通して出会った皆さんが、一つの大きな家族のような
輪になっていて、とても温かいものを感じました。

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またこの寒稽古に先立って、長岡市の体育協会の方を
お招きしてのコーディネーショントレーニングの実技研修が
ありました。

あらゆる運動のベース=基礎になる動きの要素をこの
コーディネーショントレーニングを通して作る(伸ばす)ことで、
運動神経の向上を図り、ひいてはスポーツの上達を
ねらいとしているものだそうです。


ゲーム感覚でできて、親子でも、子ども達同志でも出来て
体を動かすことが好きになるトレーニングです。

実に面白く、興味深いものでした。

そして、それを進んで父母会の皆さんが選んで
研修を実現されていることにとても敬服しました。


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このように、あらゆる面で大人達がしっかりと
支えてくださっているから、子ども達も安心して
思い切空手の稽古に励むことができるんですね。


市川先生と新濤館長岡の子ども達、父母会の皆様にとって、
この平成20年も、また更なる飛躍の年になりますよう
お祈りしております。

本当にありがとうございました。

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Go For It!! IKUEI!!
 by 川上

新春第1弾【もちつき大会 2008】

2008-01-06 21:52:35 | きょうの育英
「よいしょ!よいしょ!」

今年もみんなが元気でありますように。

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「あけましておめでとうございます。」

どこか照れくさそうに言いながら、玄関前の雪を
踏みしめて、総勢35名ほどの元気な皆さんが
正月4日のセンターに集まってくれました。


2008年の育英センター最初の行事
「もちつき大会&百人一首大会」です。

すっかり新春の恒例行事となりました。

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この日用意したお米は5キロほど。

次々にもちつき器で蒸かしていきます。

そして、蒸かし上がったお米を木の臼の中に
移すと、丹念に目つぶしをして、いよいよ
みんなで交代でもちをつき始めます。

「よいしょ!」
「よいしょ!」













みんなの力でついたおもちは、少し粒も
混じっていたけれど、それはそれで、とても
おいしそうにできました。

(ちなみに、この他はもちつき器を使いました。)

出来上がったおもちは、お雑煮ときなこもち、
あんこもちにするために、手早くくるくるっと丸めます。







おもちの大きさがなかなか難しいようでした。

「鏡もち」のような大きさにしてしまう人、
これはちょっと団子ですか?って小ささにしてしまう人…
などなど。

でも、子ども達らしい様々のお餅ができました。

まさしく「みんなちがってみんないい」。

いや違うか。

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そして完成したのがこちら。

じゃじゃ~ん。

お雑煮 2008年育英風。



このお雑煮は、ダシに鰹節、ホタテ貝柱&干し椎茸の戻し汁
を使っております。そこに具がたくさん入って、香り付けに
三つ葉とゆずも入っておいしいです。

なんとも贅沢な材料を使った自信作です。

今年は、由佳莉先生、綾美先生が具を刻み、さらに千春先生が
味付けを担当しました。



わたくしは、味見担当です。 はい。


また、あんこもち、きなこもちも、やわらかいお餅にマッチする
甘さ加減が絶妙でしたねぇ。

こちらはお当番の皆さんと先生達の共同作です。









みんな、自分たちで作ったおもちですから、
とってもおいしかったみたいです。
味が伝えられなくて残念です。

満足げな皆さんの表情をご覧になって判断してください。


そして皆さん、何度もおかわりをしていました。

おもち、いったいいくつ食べたんでしょうね。

小さく丸めてあるとはいえ、えぇ、結構食べて
いましたから。この日夕飯食べられましたか?!

ちと不安です。

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午後からは、これまた恒例となった「百人一首大会」。

漢字かるたでの挑戦です。

1年生もこれまで何度も練習してきました。
し、しかし、さすがに3年生強い…。

それでも1年生も予選ラウンドではかなり上位に
食い込む健闘ぶりでした。







予選の成績で振り分けた決勝ラウンドでは、
力が拮抗している人達とのシマで対戦となり、
みんなが苦戦していました。

それでは2008年の結果です。


1位 秀一郎さん
2位 宏幸さん
3位 明佳音さん、萌さん、生さん、美緒さん、唯菜さん
8位 麻衣さん、雅貴さん、陽一さん、宥香さん、彩圭さん

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ということで始まりました、2008年の育英センターですが、
今年も子ども達のたくさんの笑顔と挑戦を支えて、
子ども達の大きな成長と放課後の生活を支え、
それらを通して働く保護者の皆様の支えとなれますよう、
学童保育事業に努めてまいります。

どうぞこの1年もよろしくお願いいたします。


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Go For It!! IKUEI!!
 by 川上