P98
・・・・・
「ラティハンで得られた経験を通じて、あなたは材料の魂があなたの感覚にどのように影響するか観察するようになり、そうして、あなたは彼らの正しいチャンネルにこれらの魂を導くことができるようになります。
最終的にあなたは材料の魂が本当にあなたのしもべであるような状態に到達します。
そうなったあかつきには、あなたは、もはや所有物を放棄したり、所有することを避けたりする必要がなくなります。」
これらの原則に基づいて バパはいくつかの材料の魂の影響を(それらはそれぞれの仕事に人が使う道具についてでありますが)詳細に説明します。
例えば彼は農具について、それが農民にどのように影響するか説明します。
どのようにしてお金と商品が商人に影響するか。
P99
どのようにして武器や制服が兵士に影響を与えるか。
どのようにして機械と事務所が雇用主と従業員に影響を与えるか。
そして、どのようにしてすばらしい服と輝く宝飾品が男性と女性に影響をあたえるか。
物質と神との関係について、バパはこう追加説明します。
「物質の本質を深く観察した場合、それらは人間に劣らず忠実に、彼ら自身の方法で全能の神を礼拝している、そのような世界を形造りそこに住んでいるかの様であります。」
「それにもかかわらず、 物質の世界における物質的存在の生活は、この世界での人間の生活に似ています。
というのも物質的存在は、それ自身の独自の存在のレベルで神を礼拝することができるからです。」
「神の御前で、 神の創造物としての彼らの存在のレベルは人間のそれよりもはるかに低い、ということを除いて、物質的存在としてのそれらの生活の様式は、人間のものと違いはありません。」
「このような理由から、物質的存在はその状態を人間のレベル近くまで引き上げることができるように、人間と一体になる事に憧れます。」
「人が死ぬまで人の心の近くにいたいという、物質的な存在の願いの為に、人間の意志に従うというそれらの思いは変わる事がありません。」
「このようにして、物質的存在は人間を物質的存在の世界に連れていくことができるのです。」
P100
「このようなあり方が物質的生命の性質です。
そうして、もし人の生活の中で常に問題となる物質的魂の影響について理解する為には、人は完全にこのことを把握する必要があります。
この理解を得ることによって、人は整然としたやり方で物質的な物事を調整できるようになります。」
「物質的存在が人のしもべとなる事によってそれ自身の運命を満足させる、という理由で、人間の活動に参加することをあこがれると言う事は本当のことであります。」
「しかし残念ながら反対の事が起こっています。
人間は、物質の奴隷になります。
そうして、はるかに高いレベルにこれらの存在を持ち上げるのではなく、そのかわりに人間自身が物質世界に沈みます。」
・・・・・
P101
時々、バパはこれらのパズルについて弟子たちに疑問を呈しました。
「あなたがその椅子に座っているか、それともその椅子があなたに座っているのか?
あなたがその食べ物を食べているのか、その食べ物があなたを食べているのか?
あなたがウイスキーを飲むのか、それともウイスキーがあなたを飲むのか?
あなたが新聞を読んでいるのか、それとも新聞があなたを読んでいるのか?」
・・・・・
ここまで、英文はこちらを参照願います。<--リンク
原典はこちら、THE PATH OF SUBUD (1969) Author: Drs Kafrawi : Kafrawi McGill University Montreal.<-- Link
PS
物質力の人間に対する影響力は、人間がそれを好むこともあって、非常に強大なものであります。
従いまして、このようなバパの忠告を聞いて「よし、わかった」と言ってみたところで、それはアタマで分かっただけの単なる「机上の空論」、「畳の上での水泳の練習」と変わりはありません。
要するに「アタマの理解だけでは、ほとんど役には立たない」のであります。
水泳は実際に水の中で半分おぼれながら練習しなくてはならず、自転車に乗れるようになる為には、やっぱり多少は痛い目を見ないとダメでありましょう。
そういう訳で、ラティハンは「修練」と訳されているのであります。
PS
物質力のかたまりであるお金について書かれた記事はこちらです。<--リンク
PS
「バパの魂(jiwa)あるいはロホ(Roh)の概念」一覧にはこちらから入れます。<--リンク
PS
文字サイズはページ右上で変更できます。
ラティハン日記 目次 にはこちらから入れます。<--リンク
記事内容についてのコメント、ご感想などは
記事テーマを添えてこちらまでお願いします。<--リンク
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「ラティハンで得られた経験を通じて、あなたは材料の魂があなたの感覚にどのように影響するか観察するようになり、そうして、あなたは彼らの正しいチャンネルにこれらの魂を導くことができるようになります。
最終的にあなたは材料の魂が本当にあなたのしもべであるような状態に到達します。
そうなったあかつきには、あなたは、もはや所有物を放棄したり、所有することを避けたりする必要がなくなります。」
これらの原則に基づいて バパはいくつかの材料の魂の影響を(それらはそれぞれの仕事に人が使う道具についてでありますが)詳細に説明します。
例えば彼は農具について、それが農民にどのように影響するか説明します。
どのようにしてお金と商品が商人に影響するか。
P99
どのようにして武器や制服が兵士に影響を与えるか。
どのようにして機械と事務所が雇用主と従業員に影響を与えるか。
そして、どのようにしてすばらしい服と輝く宝飾品が男性と女性に影響をあたえるか。
物質と神との関係について、バパはこう追加説明します。
「物質の本質を深く観察した場合、それらは人間に劣らず忠実に、彼ら自身の方法で全能の神を礼拝している、そのような世界を形造りそこに住んでいるかの様であります。」
「それにもかかわらず、 物質の世界における物質的存在の生活は、この世界での人間の生活に似ています。
というのも物質的存在は、それ自身の独自の存在のレベルで神を礼拝することができるからです。」
「神の御前で、 神の創造物としての彼らの存在のレベルは人間のそれよりもはるかに低い、ということを除いて、物質的存在としてのそれらの生活の様式は、人間のものと違いはありません。」
「このような理由から、物質的存在はその状態を人間のレベル近くまで引き上げることができるように、人間と一体になる事に憧れます。」
「人が死ぬまで人の心の近くにいたいという、物質的な存在の願いの為に、人間の意志に従うというそれらの思いは変わる事がありません。」
「このようにして、物質的存在は人間を物質的存在の世界に連れていくことができるのです。」
P100
「このようなあり方が物質的生命の性質です。
そうして、もし人の生活の中で常に問題となる物質的魂の影響について理解する為には、人は完全にこのことを把握する必要があります。
この理解を得ることによって、人は整然としたやり方で物質的な物事を調整できるようになります。」
「物質的存在が人のしもべとなる事によってそれ自身の運命を満足させる、という理由で、人間の活動に参加することをあこがれると言う事は本当のことであります。」
「しかし残念ながら反対の事が起こっています。
人間は、物質の奴隷になります。
そうして、はるかに高いレベルにこれらの存在を持ち上げるのではなく、そのかわりに人間自身が物質世界に沈みます。」
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P101
時々、バパはこれらのパズルについて弟子たちに疑問を呈しました。
「あなたがその椅子に座っているか、それともその椅子があなたに座っているのか?
あなたがその食べ物を食べているのか、その食べ物があなたを食べているのか?
あなたがウイスキーを飲むのか、それともウイスキーがあなたを飲むのか?
あなたが新聞を読んでいるのか、それとも新聞があなたを読んでいるのか?」
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ここまで、英文はこちらを参照願います。<--リンク
原典はこちら、THE PATH OF SUBUD (1969) Author: Drs Kafrawi : Kafrawi McGill University Montreal.<-- Link
PS
物質力の人間に対する影響力は、人間がそれを好むこともあって、非常に強大なものであります。
従いまして、このようなバパの忠告を聞いて「よし、わかった」と言ってみたところで、それはアタマで分かっただけの単なる「机上の空論」、「畳の上での水泳の練習」と変わりはありません。
要するに「アタマの理解だけでは、ほとんど役には立たない」のであります。
水泳は実際に水の中で半分おぼれながら練習しなくてはならず、自転車に乗れるようになる為には、やっぱり多少は痛い目を見ないとダメでありましょう。
そういう訳で、ラティハンは「修練」と訳されているのであります。
PS
物質力のかたまりであるお金について書かれた記事はこちらです。<--リンク
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