ラティハン日記

ラティハンと人生の散歩道

時の中でバパを想う

2012-02-24 | 日記
地球の歴史の中でバパからオープンを受けれた人は本当に稀有の事であった。

バパの話に立会い、ラティハンをともにし、テストを受けれた人も稀有の事であった。

時代が過ぎ、もはやバパはこの世にはおられず、かろうじてバパが残された光が
ひとつあるのみ。

その光さえもなくなるのは時間の問題。


かつて世を照らした人たちがそうであったように、またバパの時代もすぎさってゆく。

バパがこの世におられたということがどれほどに我々を保護し、勇気づけてきたか
ようやく今になって実感できる。

大切なものの存在というのは、なくなってみてからしか実感できないというのは
人間のあさはかさとはいえ、これも又人の宿命。


バパが残された光があるうちに歩めるだけ歩いておくのが我々の
せめてもの勤めでしょうか。

光がなくなれば歩きにくくなるのは目に見えておりますので。

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「計る」ということ

2012-02-17 | 日記
ラティハンでは「受ける」という。

自分がどれだけ「受けた」かということを知るのはむつかしい。

ましてや他の人がどれだけ「受けた」かなどというのは知るよしもない。


自分の内部が「成長する」という。

どれだけ「成長した」かを知るのはむつかしい。

ましてや他の人の「内部」なぞはわかる訳がない。


内部が成長した人は世的なことでも人並み以上といわれる。

だからといって、人並み以上の生活をしている人が全て「内部が成長した人」でない
ことはとうぜんのことである。


そうはいっても、外から見える「しるし」とばかり「外側のもの」にたよりたくなるのは
人情。

組織の中の「肩書き」やら、社会的な「成功」などである。


生まれてきた時が「ハダカ」ならば、この世とおさらばする時もきっと「ハダカ」に
ちがいない。

肩書きやら成功やらはこの世においてきぼり。

はっきりとものをいった「口」やらおりこうだった「頭」も御同様。


さあて、そんななかでいったい人は何をたよりにしたらいいのでしょうね。


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「受ける」ということ

2012-02-10 | 日記
ラティハンで強く受ける人がいるとその影響で他の人も受け方が強くなる。

このあたりの状況は「焚き火」と同じ。

お互いにある程度影響しあう。


それはそれでいいのだけれど、自分が「強く受けたこと」があると、ついそれが
「正しいこと」のように思えてくる。

「だって、こんなにはっきり受けたのだから、間違っている訳がない」という訳である。

それでもと思って他の人に聞いてみると「いや、私はこういう風に受けた。」と
まるで違ったことを言われてびっくりする。


「強く」受けたり、「はっきり」受けたりした事が必ず「正しかったり」、「現実になったり」
するとは限らないようでもある。

これもまた当惑させられる事である。


さて、ラティハンを続けていくと、考え方が「やわらかく」なる人もいれば「固い」ままの
人もいる。

いや、なおさらに「固く」なる人もいる。


ラティハンで受けたことが現実になったという体験を持てば持つほどその人は
はたして「やわらかく」なるのか、「かたく」なるのか?

自分の受けたことに「固執する」ようになるのか、
他の人の受けたことを「尊重する」ようになるのか。


これは、とてもとても、ふかい「パラドックス」ですね。

そして、「パラドックス」というのもまた一つの「入口」でしょうか。

入ったまま迷い続けないようにしないといけませんけれどね。

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和尚さんが言うことには

2012-02-03 | 日記
さてそれで、ある時和尚さんが言うことには「静かにしていると、春がきて花が咲く」。

あるいは「あるがままのそのままでいい」と。

こういう言葉はすべてトラップですね。

一度落ち込むとなかなか出てこれない。

そういうようにできています。

あぶない言葉です。


でも、そういうトラップも一つの「入口」です。

迷路の中で迷ってしまって、出てこれないと「笑い話」になっちゃいますけれど。


トラップに落ちる時は、落ちるままにするのがいいでしょう。

迷路の中では、しっかりと迷いましょう。

そういうのが全て、トラップを見破るもとになります。


いろいろな「トラップ破り」がありそうです。

座りつづけて(瞑想を続けて)破る人もいたようですし、祈りつづけて破る人もいます。


ラティハンの道もその中の一つのようです。

頭やロジックだけではこんがらがって、迷路に迷うばかりです。

そんなときは、ラティハンにいそしむのが一番のようです。

PS
Wikiのバグワン ページからの引用です。<--リンク
少々長いのですが、よろしくお願いします。

ラジニーシは、ラマナ・マハルシ(ラマナ・マハリシ)、ラーマクリシュナ、ジッドゥ・クリシュナムルティ、ゲオルギイ・グルジエフとの比較において、みずからの姿勢について、次のように語った。

「人をほんとうに助けようとするならば、誤解されるのは避けられない。
ほんとうに助けようとするつもりがないなら、誤解されることもない。
崇拝や賞賛の的になれる。
ただ話をし、哲学を説くだけなら、人は怖がらない。
彼らの人生に立ち入ろうとしないなら。

複雑な理論や思想体系を人は学びたがる。
それなら申し分のない体験になる。
それはエゴを強化してくれる。
それはエゴを養ってくれる。
だれもが知識を増やしたがっている。
それは微妙にエゴを肥やす。

だが、ほんとうにだれかを助けるつもりなら、厄介なことになる。
いまと違った生き方へと導かなければならない。
それは人のエゴの縄張りを侵すことになる。
幾世紀もの歴史を背負った習慣や構造を相手にすることになる。
これは反発を招く。
人々は敵意を向けてくる。
人々は怖がる。
助けようとする人物を敵と見なし、ありとあらゆる方法で悪評をたて、誤解を広めようとする。

一面的な働きかけしかしない教師たち。
彼らは美しい花ではあるが、あまり役に立たない。
ジッドゥ・クリシュナムルティは、過去40年あまり、話し続けてきた。
人々は彼に耳を傾ける。
多くの人が40年以上にわたって彼の言葉に耳を傾けてきたが、彼らの意識にはなんの変化も起きていない。

もちろん、もっと知識は増している。
議論や理屈がもっと得意になっている。
議論の相手としてなら、とてもよろしい。
観念の領域での微妙きわまりない題材を論じるのに慣れている。
目覚め、瞑想、意識をはじめとする多彩なテーマについて、こと細かに議論する。
とても有能、とても利口になっている。
だが、あいも変わらず凡俗であり、あいもかわらず愚かである。

変わったのはひとつだけ。
クリシュナムルティから仕入れた知識によって愚かさを隠すことができるようになった。
クリシュナムルティは知識人の玩具になった。
彼はあえて人々の人生に踏み込もうとしなかったからだ。
それをするのはもちろん危険なこと、火を扱うようなことだが。

シュリ・ラマン(ラマナ・マハルシ)も、人々にとって、まったく申し分のない人物だった。
寺院で静かに坐る聖者。
人々はやってきて、花を捧げ、彼を礼拝する。
彼はただそれを見守るだけだ。
もちろん美しく見事な人物だが、一面的であったことは否めない。
人生を変えるほどの衝撃を与えなかった。
クリシュナムルティが人々の知性に訴えたのに対し、彼は人々の感情に訴えた。

ラーマクリシュナも同じだった。
多くの人たちが感動し、歓喜の涙を流した。
だが、それが彼らを変えることはなかった。
歓喜の涙は一時的なものだ。
家に帰れば、自分がまったく変わっていないことに気づく。

グルジエフはまさにパイオニアだった。
グルジエフとともに、人生における精神性の追求の新しい概念が生まれた。
彼はそれを「第四の道」(知性/感情/肉体のすべてに働きかける道)と呼んだ。
私もこの「第四の道」を追求する。

彼はひどく誤解された。
というのも、人に知識を授けたり、人の心を慰めたりには興味がなかった。
整然とした理論を提供したり、夢を見させてあげたりには興味がなかった。
涙や感激や感傷を誘ったりせず、尊敬も求めなかった。
彼は人に全面的な変容をもたらそうとした。

人に全面的な変容をもたらすには、ハンマーを使わなければならない。
人を形作っている多くの部分を削り落とす必要があるからだ。
人はひどい状態にあり、現状では、すべてがおかしなことになっている。
それを直さなければならない。
だが、人は自分の生き方にたいへん固執しているので、それを変えようとする人物、表面的に変えるのではなく核心において変えようとする人物は敬遠される。
怖がられる。
少数の勇気ある者だけが、グルジエフのような人物に近づいていく。
たいへんな勇気が必要だ。
だが、この勇気があってはじめて、人は生まれ変わることができる。

— Osho, “The Dhammapada” Vol. 2, #2 冒頭部分

さて、そういうわけでラティハンは「第五の道」ということになります。

そうしてそれは「ハンマーを使わずに人を変容させることが出来る道」であります。






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