ラティハン日記

ラティハンと人生の散歩道

宇宙が自己認識する。

2012-10-26 | 日記
宇宙は137億年前のある日、曜日は忘れましたがドカンと爆発して始まりました。

爆発前のそれの名前を科学者は「真空」と呼び、神秘家は「無」と呼びます。

それで宇宙の年齢は137億歳という訳です。


さて、我々の時計もこのときにスタートしました。

爆発した日の1日前はどうだったのか聞いてはいけません。

時間が存在しなかったのですからね。


爆発後100秒で水素イオンができました。

学校でならった通りプラスに帯電しています。

これに電子がくっついて中性の安定した水素になるのに38万年かかりました。

それまでは宇宙の温度が高すぎてイオンと電子が入り混じった大混乱の状態です。

で、それ以降宇宙の温度は降下し続けて今日まできています。


さて、我らが太陽の年齢は50億歳です。

太陽は137億歳の水素を原料にヘリウムをつくっています。

その時に出る余熱が光の形で地球に届いて、そのおかげで我々が暮らしていけると
そういう具合になっています。


宇宙は137億年かけてようやく自分自身を知り始めました。

人間は宇宙の一部ですから、「人間が宇宙を知る」ということは、「宇宙が宇宙を
知る」ということになります。


こうして宇宙は一つの頂点を迎えました。

その主役は人間です。

人間と言うのは不思議の宇宙が生んだ一つの神秘なのです。


えっ、「人間は水素だけで出来ていない」ですって。

そうですね、その件はまたべつの機会にしましょうか。

PS

数年前にノーベル賞を受賞した小柴さん。

カミオカンデで超新星爆発によるニュートリノ発生の検出が理由でした。

このカミオカンデ、本来は陽子の寿命測定が目的でしたが、寿命が
長すぎて測定不可でした。

10の34乗年、これが今現在の陽子の寿命の下限推定値です。

ちなみに陽子とは水素イオンのことですね。


57・CSP/11・27
58・LAX/5.20


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