完成してしまいますと 見えなくなってしまう建物の構造体。
せっかく頑固に作った『基礎』や『鉄骨』ですから、
工事中の状況をしっかりと『写真』に残してお客様に
『お住まいの履歴書』の一部としてお渡しをしておりますが、
工事途中には大切な『検査』も行われています。
『図面通りにできているのか』
『品質の確保がされているのか』
時には 第三者機関の方に立ち会って頂き その検査を厳しく行っています。
最近、とても大規模なビル建設工事などで、
『施工不良による工事のやり直し問題』や
『検査時の見落とし』等々、大きなニュースとなって 私たちの目に届く事を多く感じます。
決して他人事ではなく、私たちも自分達の仕事に置き換えて
更に身を引き締めていく次第であります。
今回は『鉄骨工事』の検査の状況を報告致します。
工場に入荷された鋼材のチェックから、
工場にて組立加工された鉄骨柱の寸法チェック。
溶接部の超音波探傷検査を行って、溶接部に不良が生じていないかをチェックしています。
検査員は試験資格を持った第三者機関の方にお願いしています。
・・・そして 鉄骨の柱や梁等を組み上げていく現場に於きましても
その『検査』を繰り返し実施していきます。
ボルト締め部分のチェック状況。
建て寄り検査、と言いまして 柱が真っすぐに建てられているかのチェックになります。
『国土交通省大臣官房官庁営繕部』の監修によります
『建築工事監理指針』に記載されました
鉄骨柱の倒れの管理許容差は・・・1/1000かつ10㎜以内とされています。
今回の検査結果は 2㎜以下若しくは誤差0㎜、
という結果となりまして無事に合格となりました。
これから始まります 仕上げ工事の前に
構造躯体の制度をしっかりと確認しています。
『当たり前の事』ですが、
その当たり前の事を 確実に実行していくことを 『当たり前』にして行きます。
重量鉄骨構造の現場より お届けいたしました。
by イケいけ 
『重量鉄骨構造の家』につきましては
こちらからお問合せください。
