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遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

まろやかさは麹の風味

2010-07-22 20:57:58 | 
今夜のお酒は『龍馬と乾杯』という美丈夫というお酒で有名な土佐の濱川酒造という蔵の純米吟醸です。これの酒米は山田錦。ここが先日飲んだ『弥太郎』とは違うところ。さて、北陸でも山田錦で醸された酒はありますが、味わいはずいぶんと違います。水の違いでしょうね。土佐の口に含むと何ともまろやかさが山田錦で醸された酒の端麗辛口という先入観を吹き飛ばしてくれます。飲んでしまえばのどごしすっきりなんですけどね。でも、少し口の中にまろやかさが残る。
大河ドラマの人気に当て込んだ商品としてはなかなか良いものを出したんじゃないかなー。

アテは豆腐餻です。紅麹で発酵させた豆腐のまろやかでふくよかな香りの豊かさといったら言葉がありません。カビとしての種類が違うのですが、麹の醸す芳香に共通点があるので、できれば清酒の吟醸酒と組み合わせない方がヨカですね。まあ、僕はそれでも楽しめますけど・・やっぱ、焼酎や泡盛にピッタリコンと合いますなぁ。
さて、紅麹と一口で言ってもいろいろなカビが関わっていまして、Monascus purpureusという紅麹カビの出す成分モナコリンKがコレステロールの低下や血圧の降下に効くって話です。その一方でシトリニンという毒性のある物質も出している可能性があるそうなんですが・・・たいした量ではないらしいよ。そんなの怖くて発酵食品が食えるかってーの!

本日のお酒:美丈夫純米吟醸 龍馬と乾杯
コメント
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