滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

銘木店は楽しいです。

2009年05月21日 | インポート
先日、大工の棟梁と京都市内の銘木店に行って来ました・・・。現在工事中の「SAINENJI-プロジェクト」(お寺の庫裏の建替工事です。)に使う材料を選ぶためです。
天井板から選び始めて、床周り(床柱、床框、床板、床脇の違い棚、地板など・・)の材料までひと通り選んで来ました。

棟梁に連れてもらった銘木店は、表千家などの材料も扱っている店らしく品揃えが豊富で、思わず唸りたくなるような凄い材料(銘木)が多くありました・・。今回は当然、予算に限りがあるので、そんな桁外れの価格がする材料は選べませんでしたが、それでも店の方に普段目にしない銘木を見せていただき、豆知識なども教えてもらえたので、いい知識の習得と目の保養になりました。

選べる材料に限りがあるとは言え、棟梁や店の方と「あ-でもない・・、こ-でもない・・」と材料を選ぶのは楽しいものです・・。
「SAINENJI-プロジェクト」では、床の間が2つあります。本床はいいとして、銘木店に行くまで、どんな材料にしようかと悩んでいた草風(くずした感じ)の床に使う床柱も、両面太鼓落しにした面白い桧のさび丸太があったので、それに決めました。(どんな床になるか今から楽しみです・・。)

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画像は、本床の床脇の地板に選んだ欅(けやき)です・・。部分的に玉杢が入っています。ちなみに、玉杢は欅の老齢木に希にある樹幹にこぶ(玉)を形成した原木を板目に挽くと、全面に卵の大きさぐらいの玉が浮いたような模様になるものを言います。
画像の欅は部分的にしか玉杢がないので、そんなに貴重なものではないのでしょうが、玉杢は縁起がいいと言うので選びました。(意匠的にも面白そうですしね・・。)

それにしても、銘木店に行くといろいろなものが見れて・・とても楽しいです。一日居ても飽きないでしょうね。工事期間中に何か理由をつけて、もう一度棟梁に連れて行ってもらおうかな・・・。




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