滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

それは電球が切れているのです・・。

2009年12月20日 | 建築
091220

前回の記事で暖冬だとか・・温暖化がどうの・・と言っていましたが、ここ数日はメチャクチャ寒いです・・・。各地(海外でも)で12月としては記録的な大雪とか言っていますからね。幸いこの辺り(大津)には雪は降っていないのでいいですけど・・。
でも夕方、皇子が丘公園を散歩していたら池に氷がはっていました。道行く人も背中を丸め肩を縮めて寒そうにしている人が目立ちました。(たぶん・・私も同じ様な格好をして散歩をしていたのでしょうね・・。)
木枯らしが吹いて寒いぶん・・空気が澄んで空が綺麗なのですが、やはり暖かい方がいいですよね・・。

それで先日、以前住宅の設計をさせて頂いたお施主さんから、居間の照明がつかなくなったと連絡がありました。居間の照明だけが点灯しないのなら、「おそらく・・それは電球が切れているのですよ・・。」と言った瞬間、お施主さんが高齢なので私が電球を替えに行かなければいけないのかな・・と思ったとおり、お施主さんは、「私一人では、どうやって電球を替えたらいいのか・・わからへん。」という事でした。

その住宅は、私の事務所から車で20分ぐらいの距離なので、「今すぐには行けませんが、暗くなるまでには取替えに行きますから・・」と言って、ホームセンターで電球を買って取替えに行って来ました。お施主さんは、「こんな事で、わざわざ来てもうて悪いなぁ・・、でも助かるわ・・」と言って、お茶とお菓子を出してくださったので、すぐ帰る事もできず結局1時間ぐらいお話をして帰って来ました・・。

その日も仕事に追われていて結構忙しかったのですが、電球1つを替えに行って、お施主さんに喜んでもらって近況のお話も聞けて、かえっていい気分転換になったような気がしました。
後日、その話を私の大先輩であるS氏に話したら、S氏曰く「電球1つでも替えに行って、おばあちゃんの話を聞いたげる・・それが設計屋とは違う建築家としての原点なんやで・・。」と言ってくれました。

電球1つで、なんか大そうな話になったなぁ・・と思いつつ、「そうですよね・・。」とうなづいている私でした・・・。




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