村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

歴史館コンサート♪

2015年09月20日 | 日々のこと

 昨日は、歴史館でのコンサート、楽しく、演奏してきました☆ずっと降り続いた雨もやんで、昨日はとても良いお天気。

 ご来場下さった方々、歴史館の皆様、ピアニストの忠さん、たくさんの方々に、本当に、感謝です!!

 今回演奏に使わせて頂いたのは、1865年のスタインウェイのピアノ。150歳です。

 私もちょっとだけ触らせて頂きましたが、素朴で暖かみがあり、何とも素敵な感じ。

 とは言いつつ、ピアニストさんにとっては、とっても大変だったようです。

 現代のピアノと、タッチも、響きも、全然違うので、何度も歴史館に通って、一生懸命練習していました。

 私も、何度も合わせに行って、150歳のピアノと、お部屋の響きに慣れるよう、いつもの本番前の練習とはちょっと違った思いで練習しました。

 実際に150歳のピアノを演奏する忠さんは、私の比じゃない努力をしていましたが、すごく、ひとつひとつの音に神経を使って、一音一音を大切に弾いていました。現代のピアノとはくらべものにならないほど、タッチを鋭く拾う、ピアノが演奏をカバーしてくれない、という感じだったようです。

 私のフルートは15歳。

 このピアノが生まれた1865年は、日本では江戸時代。14代将軍の家茂さんの時代。ペリーが浦賀に来航したのが1853年(いやござるよペリーさん、と、覚えよう!!)ですから、もう、江戸時代のかなり末の方、各地で一揆などが起こり、世の中が不安定な時期ですよね。1867年(いやむなしいな大政奉還と覚えよう!!)の大政奉還直前ですね。茨城県ではちょうど天狗党の乱で大変な時。…更に詳しく知りたい方は、ぜひ、茨城県立歴史館へ!!

 そんな時代に生まれたピアノ。

 たくさんの時代を見てきたんだろうなー。

 このピアノは、水海道小学校から、建物と一緒に引っ越してきたのです。水海道は、今の常総市。今、とても大変なことになっています。そんな時期に、このピアノで演奏させて頂けることも、いろいろ考えさせられます…。

 昨日は、アメリカ生まれのピアノなので、アメリカの民謡やフォスターの有名な曲、かつてこのピアノで子供たちが歌ったんじゃないかな、と思う唱歌や童謡、忠さんのピアノソロや、フルートのソナタなども演奏し、1時間ほどのコンサートでした。満席のお客様と一緒に、楽しい時間を過ごすことができました。一緒に口ずさんで下さったり、ラデツキー行進曲の時は、皆様、ばっちりなタイミングで、強弱もしっかり付けつつ、手拍子をして下さいました。だじゃれにも、笑って下さいました。

 小さめのお部屋でお客様との位置も近くて、私は、そういった暖かな感じのコンサートが、とても好きです。

 本当に、幸せな時間でした。

 歴史館のピアノ、いつか弾いてみたいんだ、あそこでコンサートとかやってるよね、いいなー、素敵だよね、っていう話を、以前忠さんと二人でしていました。

 今回、本当に本当に幸せなことに、まさかの!!こんな素敵な機会を頂けて、二人で大喜びで、やらせて頂きました。

 練習も、本番も、とっても楽しかったのです。大好きな人と、大好きな曲を演奏できることって、やっぱりとても幸せなことです。

 今、終わっちゃったな、って、ちょっと寂しい気分。

 もっとパワーアップして、またどこかで一緒に演奏したいな♪

 ご来場下さった皆様、お世話になった皆様、本当に本当に、ありがとうございました!!!

 

 そして、歴史館、とても面白いですよ。私は、常設展示の2階にいる、お猿さん埴輪が、とってもおすすめです!!!!かわいいいいい!!!

 

 今日は、来週の日曜日に迫った発表会のための、ピアニストさんと生徒さんのリハーサル。30年物のモダンピアノとフルートだったので、150歳のピアノと合わせていた耳には何だか初めの頃は違和感がありましたが…。朝から夕方まで、ピアニストさんにはお世話になりました!!生徒さんもお疲れ様でした!!コンサートも終わり、発表会に向けての準備も本格化です!!その先の本番も、とりあえず、6つは入っていますから、いろいろ、どんどん、やっていかねば!!と思います!!

 元気に!!入院してる場合じゃないよ!!(笑)本当に!!

 

 明日もお天気良さそうです。

 明日も良い一日に!!

 

 

 

 

 

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