村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

ソロコンです♪

2015年02月06日 | 日々のこと

 昨日は本当に寒かったっ!!!!

 あまりの寒さに意識が遠退く感じでした。

 教室も、エアコンやらストーブやらが活躍。

 そして、これは、今朝の、日の出の頃の、フロントガラス。霜がおりてしもた!!何でこんなにきれいな模様になるんでしょう?!とっても不思議です!!

 

 しかし、車もカチカチに凍っていまして、ドアを開けるのにも一苦労でした(>_<)

 

 さてさて。明日はいよいよソロコンテスト中学生の部の本選です。

 約7倍、という、すごい倍率の予選を勝ち抜いた中学生が演奏します♪

 教室の生徒さんも出演します。

 昨日も、今日も、ピアニストさんに来て頂いて、一人ずつ合わせのレッスンをしました。

 いよいよ明日かー☆

 と、私も、何だかどきどき。

 朝から、階段をせっせと掃除して、最後の2段になったところで、

 「ひえええええ!!いつの間に私階段掃除なんてしてたの?!」

 と、そんなことも。

 二人の生徒さんには、明日のリハーサルの付き添いも頼まれているので、私は、しっかり落ち着いていないと!!

 

 しかし、皆さん、いろんなプレッシャーとか、本当に、緊張しているんだろうなあ…。

 本番前の独特な緊張感、ドキドキ感、落ち着かないものです…。

 

 私が高校一年生の時に初めてソロコンを受けた時。

 は、全然、今ほど倍率も高くなかったし、もっとずっと、のんびりしたコンテストだった気がしますが…

 私は、その時は誰にも習わず、ただCDの真似をして吹いて、出たのです。なんと無茶な。しかも、昔から、孤独を愛していたので、無伴奏。

 ピアノ無しで演奏したのは、私だけだったような気がしますが…、一人で吹きたかったんです。なんと無茶な。

 で、親にも、

  「聴きに来なくていいからねー、じゃあ行ってきまーす」

 と、駅まで送って行ってもらい、顧問の先生も何かのご用事でいらっしゃれず、一人で会場まで向かいました。

 そういう感じでのどかに受験したのですが、会場近くに住んでいた先輩が、道分からないと大変だからと駅まで迎えに来て下さり(高校生だからもちろん徒歩で)、一緒に来て下さいました。

 で、本番の誘導開始。私は伴奏者なしで一人で受験するので、一人でとことことリハーサルやら袖やらに行くのですが、先輩に、荷物をお預けして、では、行ってきます、と、ご挨拶しました。すると、先輩は、

 「てきとーに吹いてこい」

 と、仰いました。

 普通、落ち着いてやってこいとか、がんばれ、とか、自信を持ってやってこい、とか、言いますよね。なのに、てきとうに、とは!!

 

 「え?てきとうに、ですか??」

 今さらがんばれとは言わない。今までずっと、ちゃんと練習してきたんだろう?あと一回吹けば終わりなんだから、最後の一回くらい、好きなように吹いてこい。

 

 そのような内容のことを、言われました。

 

 おおおおお。

 なんだか、それでとても安心しまして、落ち着いて、吹けたような、気がします。

 

 てきとうに、吹いてこい。

 

 これは、ひそかに、すごい言葉かも。

 それ以上に、本番前の緊張している時に言われて嬉しい言葉って、あったかな?!

 けっこう、私の中では、名言です。

 

 ちなみに、終わった後は、お疲れ様、でも、良かったよ、でも無く、

 「うん、なかなかてきとーに吹けていたな」

 と、言って下さった先輩。褒めてたんですか?けなしてたんですか?

 

 

 本当は、今日も昨日も、生徒さんに、言いたかった、

 「じゃあ、本番は、てきとーに吹いてね!!」

 って、いや、私には、立場的にも、その言葉は言えないですけど、今まで、とってもとってもがんばっていたのを知っているから、もう、十分がんばったんだから、明日は、本当に、力まずに、楽しく吹いて欲しいな、と、思います。

 

 昨年は大雪とぶつかり、ものすごく大変だったソロコン。今年は大丈夫みたいです。

 

 明日も良い日になりますように☆