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梅雨明け完了

2019年07月29日 | 宇田川らんちゅう
梅雨明けが発表されてからも、急にザッと来たり終日曇りがちだったり、今一つはっきりしない天候でしたが、この週末でやっとピーカンの夏空が広がりました。梅雨の間は濃い青水に入れられていた魚たちもついにほぼサラ水の中に

(相も変わらず舟水をジャバっと捨てて、ハイポ+水道水をザーっと入れるだけのグータラ替水)



2歳の舟(右上の2枚)は壁面のコケが食われてかなり無くなっていました。2日ほど餌を切っていましたが、どの舟もコケを食ってお腹がパンパンです



土曜日の夕方(17時)の水温は、舟に7割方のスダレを掛けているのに34℃。これからさらに最高気温が上がることを考えると気が抜けません。40℃の手前は細菌類が一番増殖しやすい温度帯。水を替えたばかりだからといって餌を大量に放り込んでいると、忘れた頃に良からぬ事が起こりますよ。我が家ではこれから8月下旬くらいまでは餌量が最盛期の3割減くらいになります。魚の成長は完全に度外視。痩せませんけどね

北の大地より

2019年07月18日 | 宇田川らんちゅう
今年、宇田川会に入会され、先月、我が家の黒仔をお送りした北海道在住の滝太郎さんから近状が届きました。マイナス15℃に達する北海道でどうやって冬を越すのだろう?冬の間は室内飼育?など、お話しするまでは?マークだらけでしたが、庭にある半地下室の中だったら薄氷も張らないんですって!滝太郎さんは大きな植木鉢もらんちゅう飼育に使われていて、これがまたシブくっていい!

お送りした黒仔は、睡蓮鉢が入った80Lのプラ舟に15尾、40Lの植木鉢に30尾と分けて飼われているそうで、薄飼いの80Lの方は青水にならず(自家産ミジンコが主体だそう)、40L植木鉢の方は数が多い上にペレット飼育で数日で青水になるとか。さて、こんな両極端な環境でそれぞれの色変わりはどうなるんでしょう?

30尾/40L植木鉢の仔



15尾/80Lプラ舟の仔



3歳会で優等をいただいた3尾の弟妹たちですが、我が家で生まれた黒仔をこうやって横から見るのは初めてかも


鷺草 一番花

2019年07月18日 | 宇田川らんちゅう
へっぽこ丸師匠から授かった鷺草が早くも開花しました。昨年は何もわからず右往左往していましたが、今年はちょっとだけ余裕を持って見守っています。同じ鉢には開花前の蕾がまだいくつも付いていますので、第一陣としてこれからしばらく楽しませてくれそうです

青蓮寺・三重県産



昨晩はかなり蒸し暑かったですが、台風絡みでしばらくはこんな天候で推移しそうです。台風の通過時は最も血走りやすい環境になります。水が痛んでいる舟はざっと替えてしまい、台風が過ぎ去ってしまうまでは餌止めです

本命腹の仔。1番腹も2番腹も、これでもか、というくらいスボだらけで、それなりに見られる仔を拾ってみました。♂♀とも腰から下はそんなに悪くないのですが、ペアの相性なのか?



こちらは白肌を重視したペアの仔。本命ペアとは違って、腰から下は目を瞑って肌のきれいさだけで採ったのですが、尾開きなんかは明らかにこちらの方が上です



採ってみないとわからないものですね。もちろん3歳の秋になるまではどっちが本当に良いのかはわかりませんが

外してしまう一歩手前

2019年07月12日 | 宇田川らんちゅう
先日の3歳会で好成績だった魚、一昨年の展らん会写真を漁っていたらシルバーさんが撮ってくれていました。この魚、2筋にしてはコロッとした体形で、これにプラスして頭の小窓が可愛らしいので、ひょっとしたら一般ウケするかも?と思って出展した記憶がかすかにあります。ついでに集計結果も覗いてみたら、おお~、見事に最下位。観覧者からお情けの数票が入っているのみでした



当歳の秋にはまだそれなりの数を残していますが、我が家は飼育スペースに限りがあるので、2歳になったら外す魚かなあ、と見ていたことを覚えています。明け2歳の春、選別対象の当確ラインギリギリにいたことは間違いありませんが、冬眠から明けて少しだけ体形が長くなったように感じたか、頭と魚の雰囲気に何かを感じたか、ご縁があって残されました



これまで当確ライン周辺にいた将来性のある魚をいっぱい捨ててきたんだろうなあ。整理整頓術では「迷ったら捨てろ」と言われますが、この魚の選別は逆なんでしょうね

初代と再会

2019年07月10日 | 宇田川らんちゅう
我が家にはじめて迎え入れた宇田川会魚の初代♂(跳馬くん)と♀(白穂ちゃん)。ブログの開設当時に書きましたが、ドラフト会議で僕が♀を指名し、この♀に合った♂をらん丸師匠が選んでくれました。こんな経緯からこの2尾には非常に思い入れがあって、何が何でもこのペアからウチの魚を創るんだ、と必死でした。両魚とも8歳の同じような時期に旅立ってしまいましたが、いつか振り返る時が来るだろうと固定標本として手元に置いています



上が♂(跳馬くん)で下が♀(白穂ちゃん)

固定されていることで少しギュッと締まった感がありますが、♂♀ともに如何に腰折れが無いか分ります。このペアから出てくる仔たちにも腰折れの甘いものが多かった印象がありますが、しっかり腰を下ろしている魚がそれなりの確率で出てくるようになったのは最近の世代からです

僕が初めて「改良」という作業を意識したのがこの腰折れで、あのペアがこんなんで、次のペアがこうなって、と1対1の採卵で変遷過程を見ていく大切さを今更ながら噛み締めています

次は首根っこの鱗キズやなあ。