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今シーズンの仔引き 総括

2018年08月25日 | 宇田川らんちゅう
色変わりも完全に落ち着いた、とはまだ言い切れませんが、今シーズンの仔引きに関する総括を

今年は(も)5月頭の1番腹から始まり、太いけれどきれいな♂を使って中寸に近いきれいな腹を狙いました。ところが昨年の試し採りとまったく同様、1番から3番までほとんど真っ白けで受精しません。わずかに孵った針子を育ててみたら、協会か!とツッコミたくなる当歳魚たち。紅白肌もまったく出ずに大ハズレ



3番まで採ったところで♂を落として★しまうという大ポカをやらかし、昨年と同じ♂を使って4番腹。昨年と同様にそれなりにきれいな仔たちが出てきましたが、とにかく白・白・白で涙目。今年はベタ赤の尾も少ないです

まだまだ小さいですが、こちらは長手



ちょっと太め




今年は1番から3番まで、産卵シーズンの最盛期を棒に振ってしまい、何とか4番腹で当歳魚を確保した、といったところです。当初のペアで順調に採れてしまって、蓋を開けてみたら体形も色柄もすべてボツ、よりは良かったのかな

高知の鶏

2018年08月19日 | 鳥・動物
昨日は高知県に出向いてきました(半分は、仕事だ!と言い切れる。きっと)。職場のOB訪問ということで、高知県の鶏に長年携わってきた方(僕の大先輩にもあたりますが)の取材でした

まずはその玉子が素晴らしく美味しいと評判の「土佐ジロー」。一番美味しい玉子を作られているという養鶏場に連れて行ってもらい、中も見せていただきました。養鶏場特有の「臭い」がほとんどないきれいな環境で飼育されている土佐ジローは、一般の養鶏よりも小ぶりで可愛らしいです



卵も小ぶりで、お土産にいただいた卵も美味しいのなんの。ブログに料理を上げるのは意に反しますが、口頭取材させていただいたレストランのプリンは土佐ジローの玉子で作られていて、プリン好きの僕がこれまでに食べた中でダントツのNo.1でした。高知にお立ち寄りの際にはぜひ! レストラン「風見鶏」(高知市福井町)



最後に尾長鶏を飼育されている方(保存会)のご自宅にもお連れいただいて、ずっと前から念願だった尾長鶏を見せていただきました。鳥好きにとってはこれ以上ない感激で、至福の一日とはこんな日のことを言うんでしょうね





鶏は金魚と同じく長い年月をかけて改良に改良を重ねて作られてきた生き物。名著「蘭鋳花傳」で近代らんちゅうを作った鈴木徳治さんも以前は鶏の研究をされていたと宇野先生が回顧されていますが、昨日も土佐ジローの開発過程を筆頭に、鶏の改良について色々な話を聞くことができました。らんちゅうは出てきた形質を固めるのが難しいなあ~、と改めて思いながら高速を帰ってきました


日本らんちゅう愛好会 青仔研究会

2018年08月19日 | 金魚雑談
うっかり忘れるところでしたが、今日は日本らんちゅう愛好会の青仔研究会でした。あまり時間はありませんでしたが、開催場所が職場の近くとあって、昨年と同様にちょこっとだけ覗いてきました

到着したらすでに審査は終了して魚が並んでいました。こちらは1席の魚



2席は同僚の魚でした。ここ数年、力の入れようが違い、着々と上位に付けています。早く宇田川会においで、と足を引っ張っているのですが



同時に尚錦会の青仔会も開催されていたので、オランダの1席もパチリと



昨年は洗面器が湯立つ猛暑でしたが、今年は秋を感じるさわやかな中での開催でした


何かと忙しい盆休み

2018年08月17日 | いろいろと
お盆休み週間もそろそろ終盤。今年は父親が亡くなってからの初盆ということで、お盆休みの前半は田舎へ帰省。中盤からはっきりしない天候が続いて、やっと青空が戻りました。今朝は秋めいた雰囲気で、このまましばらくこんな天候が続いてくれるといいのですが

少し前に、隣県のサギソウ自生地を見学。初めて見る自生地でしたが、こんな泥湿地なのか、と少々驚き





我が家のサギソウも最盛期。1週間ほど前から可愛らしい花に癒されています



その一品種の花に奇形がでました。お師匠曰く、この品種では見たことがないとのこと。固定化できたらいいのだけれど、枯らさないように右往左往している状態で、固定化なんて夢のまた夢の話




らんちゅうの話

この一週間ほど、幾つかの舟で青水の状態が悪くなりました。いつもと変わらない水替え・餌やりですが、我が家では毎年このお盆過ぎくらいに決まって見られる現象です。日照時間の変化なのか、植物プランクトンの種類が切り替わる過渡期なのか、明らかに舟の植物プランクトンの活性が劣化します。こんな時にいつものように餌をたくさん放り込むと良からぬ事が。僕はこれが「秋エラ」の正体だと思っているのですが

魚たちはいたって元気ですが、明日は2ヶ月ぶり(?)に舟の壁もザックリと擦って、良い青水が戻ってくるまで少々控え目の餌付けになります

退色終盤

2018年08月10日 | 宇田川らんちゅう
協会系のような1番・2番腹はさておき、期待の4番腹が退色の終盤に差し掛かっています。まだ黒仔もいるので、しばらくは気の抜けない飼育が続きますが、更紗模様も多くてそこそこ期待できそうな雰囲気。でもやっぱり白が多そうだなあ



3尾いる一番下の仔はこの10日間ほど食い入るように見つめ続けてきた魚です。頭が朱色になって、真っ黒だった胴体が輝きながら白銀に禿げてくるので、毎朝一番に目にとまります。遠目にもそのテカリ具合でわかるほど



こんな禿げ方をした仔はビックリするくらいきれいな魚になるのですが、決まって腰から下が極端に悪かったり色が抜けたりで残りませんでした。何とかこのまま踏みとどまって欲しいなあ。ついでに手も赤かったら◎なのに

猛暑の中、鷺草も何とか満開を迎えようとしています