NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

一節載(ひとよぎり)

2011年01月08日 | 読書
 吉村昭氏の「冬の鷹」を読みました。

 解体新書をテーマにし、前野良沢、杉田玄白の生き様を描いたものです。
その中に、前野良沢が
「一節載」という小さい縦笛をよくしたという印象的な場面が出てきます。
で、ネットで調べると竹でできたリコーダーのようなものでした。

それを教えている先生のページ
以下のようなことが書かれていました。(写真もそのサイトから、、向かって右)


~速いフレーズの練習にかなりの時間がかかります。
例えば6/8で♪=72の場合、3連符みたいなものだから、
実質は216のテンポになりますが、
これを初めからこのスピードでできもしないフレーズを繰り返すことよりも、
♪=60くらいにしてより正確な指使いを身に付けてから
少しづつテンポを上げていく方が結果的には良くなると思います。
無理に速いテンポで稽古しても指が滑る癖だけがついていくだけで
聴き手に説得力のある演奏には遠くなるばかりだと思います。
勇気を持ってゆっくり確実に稽古していくことが大切です。

 わかっていてもなかなかできないことですが、
全く違う、しかも邦楽器でも同じなんだなと感銘を受けました。
さらに、

~1度にまとめて練習して脳をパニックにしてから睡眠をとることで、
脳が整理できる時間がとれて、
次の日には前日あんなにできなかったフレーズがすっとこなせるようになるから面白いです。
このことの繰り返しが大切です

 時々実感することですが、
脳をパニックにしておくという表現がとても印象的でした。


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