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NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

サハリン紀行ー15 ヴィークトルとの再会

2009年08月21日 | 食楽
 ポロナイスクのこじんまりとした郷土資料館を見学後、
Sさんの携帯が鳴り、それはヴィークトルさんからだったようです。
G君切符購入の際手助けしてくれた地元のおじさん。
「近くにいるならうちに寄っていけ」
そんな話だったようですが、会話中にすでに彼が手を振っているという近さで、
すぐに彼の家が見えてきました。
お世辞にも立派な家ではなく、むしろほったて小屋。
ちょっと遠慮していると、
「入って座れ」と強制連行されました。
が、ここでもロシアの鉄則が。
中は狭いながらも立派なダイニングキッチン。





すでに、奥さんがペリメニを中心とした素晴らしい食事を準備中。



心のこもった午餐会が始まりました。
これにハムや自家製カッテージチーズ、、、、、。
とにかく「ダバーイッチェ!!ダバーイッチェ!!」
それにしても、なんでこんなに歓待されるのかさっぱりわからないまま、
それでも最高にリラックスした瞬間を味わっていたのです。




サハリン紀行ー13 ロシアの料理 カフェにて

2009年08月20日 | 食楽
 50度線からポロナイスクまで、かれこれ3時間のドライブ中、
レストラン、カフェらしきものは1~2軒しか見かけませんでした。
 ここはその貴重な1軒。
さすがご飯時でしたからお客さんもまずまずの入り。
ロシアではカフェといってもむしろファミレスといった感じで、
食べ物のメニューも豊富です。
ずいぶん車に揺られましたからおなかもすいています。
ここではボルシチ、シャシリク、ポテトサラダとピーツのピクルスなど、
それにSさん持参のおにぎりやたくあんなど。




ボルシチはロシア料理の定番。そもそもビーツという意味で、
ビーツはゆでると本当に真っ赤な色合いになります。
キャベツや人参、ジャガイモなどとお肉が入りますが、
日本のおみそ汁のように具材は様々。
ここでは、サワークリームは入っていませんでした。



ところで、ロシアで気になるのは若い美しい女性。
本当にファッション雑誌から出てきたような方をあちこちで見かけます。
ホテルのカウンターなどでふっと見つめられるとぞくっとするほど。
ただ、あまりにスーパーモデル風で、やや冷たい印象をぬぐえませんけど。
この店のお嬢さんもきれいでした。




サハリン紀行ー10 ロシアの料理

2009年08月19日 | 食楽
 ここいらでちょっと一休み。

ロシアの料理について。

行きのウラジオストック航空の機内で供された軽食です。
日本製でしたが、明らかにレシピはロシアのもの。
サンドウィッチはトマトときゅうり、チキンとポテト、かぼちゃ
サーモンのマリネ、
フルーツ(グレープフルーツ、キウイ)、
チキンハム、ポテトサラダ
ラタトゥユ、レモンケーキなど
サンドウィッチが秀逸

全体としてカラフルで味付けも機内食の域を超えたものでした。
この旅の目的の一つはロシア料理を楽しむこと。
のっけから大きな期待を抱かせるできばえでした。

サハリン紀行ー5

2009年08月18日 | 食楽
 早朝のホテルの4階です。
外観からは想像できないくらいちょっとシックでしょう。
ただし、ここに到達するには、二人乗りの乗りたくないエレベーターが一基あるだけ、
階段はまるで雑居ビルの非常階段のようです。

 6階にはやや重厚でロシアという感じのレストランがあります。
ここでロシアで初めての料理にありつきました。

 サラダはロシアらしくビーツとニシンが入っています。味付けはマヨネーズ。
にんじんの生の細切りが彩のアクセントになっています。
青ねぎの小口切りとディルの葉をたっぷりかけてあったので、風味がすこぶるいい。




さらにスクランブルエッグとハム。
卵は、そもそも黄身が薄い黄色なのか、まるで白身だけのように見えます。
ハムは塩味が効いていて、ベーコンとの中間みたいな味で美味。
彩のイタリアンパセリは、小さくちぎって卵に散らしてありとてもいい香りでした。
ちなみに卵は味が薄かったので塩、胡椒をふりかけました。



これにバターやジャムを添えた黒パン、そしてコーヒーあるいは紅茶。
これをおばさんが一人で作りサーブしてくれました。
オーチェニ フクースナ!!!

 ということで、元気いっぱい鉄道旅行開始です。

もっと続く



お正月~2

2009年01月13日 | 食楽
 さすが、おせち料理にも飽きてきた頃、
知人が釣れたばかりの太刀魚をぶら下げてきてくれました。
普通は切り身を塩焼きにして食べるくらいですが、
新鮮なら当然刺身です。
薄っぺらい魚ですが要領は同じ。
小骨のあるハラミは大胆に切ってしまいます。
たとえ素人料理でも、刺身に小骨は興ざめですからね。
ただ、皮は銀色で美しく、歯ごたえがありますからそのまま。
ただし、糸作りくらい細くしないと、
なんだかガムを噛んでいるような食感になってしまいます。
刺身にならない部分は小さく切ってタタキ風にして添えました。
 
 ほごやはげ、うつぼなど昔は釣りの邪魔と嫌がられていた魚が今では高級魚。
太刀魚もそうした仲間に入ってくると思います。
鱗がなく、その代わりに全身が銀色に輝くグアニン質という
層で覆われており、ぬめぬめしていますが
グアニン層から採った銀粉は、模造真珠やマニキュアに入れる
ラメの原料として使われているそうです。知らなかった。

お正月~1

2009年01月09日 | 食楽
 お正月に独楽を回したり凧を揚げたりは
子どもの楽しみ(もっとも、今はあまりはやらないようですが)、
この歳になるとなんと言っても朝から飲んでおせち料理をつつくことですね。

 以前もご紹介したかもしれませんが、
我が家の定番はいつの頃からかこの鮭の和風マリネ。
作り方は簡単で、お重のような容器にスライスしたタマネギを敷き、
鮭の刺身とレモンの薄切りを交互に並べ、
サラダオイルをたっぷり注いで一晩冷蔵庫に寝かせばできあがり。
南天の葉っぱでも添えれば色彩も美しくちょっとした一品になります。

 なのですが、
1本の鮭を刺身におろすのはそう簡単ではありません。
力仕事です。
よって、私の役目になっています。
頭を切り落とすまではなんとかなりますが、
半冷凍状態ですから皮をむくのが至難の業、握力と腕力がいります。
助け包丁を入れながらですが、指先は滑るし、
一気にいかないと銀色の薄皮がきれいに残らず、
身も崩れて付いてきて悲惨なことになりますし、
もたもたしていると身が柔らかくなって
刺身にひくのもきれいにいかなくなります。

 ちなみに、ヴァリエーションとして、
日本酒で漬け込むのもいいのですが、やや身が固くなり食感が変わります。
また粒こしょうを入れ、BAY LEAVESでも添えると洋風に変身します。

 最後に、チェロを弾く弾かないにかかわらず、
指を切ってしまわないように、、、、、