若い女性にも「内臓脂肪太り」が増加？！

脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、男性は内臓脂肪、女性は皮下脂肪がつきやすいことが知られています。ところが、最近、内臓脂肪型の肥満に悩む女性が増えてきています。

もともと内臓脂肪がオスにつきやすいのは、人間だけでなく、動物全般にいえることです。オスは獲物を追って長時間、荒野を走り回らねばならないため、すぐに使えるエネルギー源として、内臓脂肪を貯えておく必要があるからです。

一方、メスの場合、巣の中で子供を守りながら、オスの狩ってくるエサの到着を気長に待たなければなりません。だから、少しずつエネルギーに変えて体温を保つことができる皮下脂肪を蓄えるのです。

こうした自然の摂理に反して、現代女性に内臓脂肪がつきやすくなっている理由は、生活習慣の変化が原因です。働く女性が増え、外食に頼るライフスタイルが定着したことで食生活が偏りがちに。便利な電化製品や車社会の発達により、運動不足も深刻になっています。内臓脂肪は、「付きやすく、落としやすい」という特徴があるため、生活習慣の変化の影響を受けやすいのです。

女性の内臓脂肪といえば、更年期に入り、女性ホルモンの減少とともに増えていくのが一般的でした。しかし、最近では３０代から内臓脂肪の増加による「りんご型肥満」が増えています。

「付きにくく減らしにくい」とされる皮下脂肪に比べて、内臓脂肪は「落としやすい」という特徴もあります。ダイエットに取り組めば、内臓脂肪をしっかり絞ることができます。ヨガやストレッチなどの簡単な運動で、内臓脂肪は撃退し、スリムなボディラインを手に入れましょう！

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