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うつわ大好き!

日々の食卓とうつわ、工房息吹木のお知らせなど綴ります。お気軽にコメントください♪

初のDM完成!

2007年06月25日 01時51分42秒 | うつわ好きのうつわ

ついに、初の企画展のDMがあがってきました!

さすが、プロ!

何だか、素敵な感じに仕上がってます。

 

「俺の作ったうつわがDMに・・・」

こうやって形になって現れると、思いもひとしおです。

 

 

「サラノウツワ展」というのは、

滋賀県大津市のギャラリー「」さんによる、だいたい隔月に行われる企画展です。

今回、夏に使いたい漆のうつわとして、8寸の浅鉢をメインに起用して頂きました。

本当にありがたい限りです。

 

更さんとのお付き合いは、hideがまだ学生だった頃にさかのぼりますので、もう10年以上になります。

もっとも、その頃は金欠のお客としてですから、

更さんからすれば、あまり出来のよくない客だったでしょう。

 

この世界に入ることを決意し、

このお店に自分のうつわが並べられることを目標の一つとしてやってきたので、

まだ、何となく夢ごこち といったところです。

 

7月1日の会期初日は終日、更さんに居させてもらいます。

新しい経験、

新しい出会いに

胸躍らせ、わくわくしながら当日を待っています。

 


旅立った・・・

2007年06月22日 00時25分14秒 | うつわ好きのうつわ

今朝、自分の作ったうつわたちが旅立ちました。

 

7月1日から、滋賀県大津市のギャラリー「」さんで

「サラノウツワ展」と題した企画展が開催されます。

言わば、これがhideの「初仕事」となります。

 

漆器というのは、数々の工程を経て出来上がります。

板状の木材から切り出し、ろくろ挽き、乾燥、下地、漆塗り

などの作業を何度も繰り返します。

ものによっては、何年も前に仕入れた木材もあります。

完成までに、何度自分の手を経てきたのでしょう?

 

何だか、子どもを育て、一人前にして旅立たせる親のような気分・・・

何だか、ちょっと寂しい。

本当に一人前に、見てくれる方を満足させることが出来るのだろうか?

何だか、ちょっと心配。

でも、なにはともあれ、旅立った。

さあ、頑張ってこい!


うつわ探しの旅~石井康治のガラス~その2

2007年06月21日 00時38分10秒 | うつわ好きのうつわ

学生時代にめぐり会ってしまった、石井康治さんのガラス・・・

それはそれは魅力的でした。

見てしまった、知ってしまった以上、

もう どうしようもなく

手に入れたくて、手に入れたくて、たまらない。

が、なんといっても作家もののガラスは値が張る!

学生には当然、高嶺の花でした。

 

そして時は過ぎ、社会人として働き始めた一年目、

ほんと~に、よ~やく、ついに、

念願だった石井さんのガラスを手に入れることができたのでした!!

 

最初の頃に買ったものはやはり思い入れが強いですね。

遺作展が広島のサーブ倶楽部さんであると聞いて、

当時働いていた滋賀県から、車で駆けつけました!

その時買ったもので、今でも一番のお気に入りが、この鉢です。

わくわくしながら、茄子ときゅうりの漬物を盛った初使い。

今でも覚えているものですね。

 

これはやや深めの、どんぶり状の鉢。

これで、最初にそうめん食べたときは感動したなぁ・・・

この茄子形小鉢は、飛騨高山美術館のショップで出会ったお気に入りです。

茄子形だからと言って、よく、焼茄子におろし生姜がをたっぷりかけて食べてたっけ・・・

石井さんのガラスを求め、方々を訪れる「うつわ探しの旅」はまだまだ続くのでした・・・


うつわ探しの旅~石井康治のガラス~その1

2007年06月18日 00時09分45秒 | うつわ好きのうつわ

不本意ながら、本当に久しぶりの「うつわ探しの旅」です。

今回は、ガラス。

宙吹きガラスの石井康治さんです。

本当に残念なことですが、hideが石井さんのガラスに巡り合ったのは、ちょうど50歳という若さで急逝されたころでした。

 

石井さんのガラスとの出会いは、もう10年以上前です。

学生時代に、うつわの魅力にとりつかれるきっかけとなった、

広島市内のギャラリー、「サーブ倶楽部」さんでした。

若くして亡くなられたことを嘆きながらも、サーブさんが見せて下さった写真集。

当時、ガラスというと、麦茶をのむコップ位しか知らなかったhideにとっては、本当に驚きと言う他ありませんでした。

「何てきれいな色使いなんだろう・・・」

そして、何よりそのガラスは

まさしく、「うつわ」 だったのです。

 

今まで、「麦茶のコップ」、「そうめんの鉢とちょこ」、「ビアグラス」

程度にしか考えていなかったガラスという素材のうつわ。

それは、実はものすごい大きな可能性を秘めていた!

ということに気付かせてもらったのでした。

 

石井さんのガラスには結構ハマってしまいましたねぇ。

特に石井さんは、有名作家となられてからも普段使いの雑器を多く作られました。

これって、うつわ好きにとっては嬉しい限りです。

特にこのような、ちょっと小振りのワイングラスは代表的な作品です。

ほんっとに色使いがきれいなんですよ!

このいびつなのは、酒器として使っています。

 

ただ、hideが実際にこのうつわたちと出会うのはそれからずっと後のことになります・・・


うつわとの出会い

2007年06月11日 04時24分27秒 | うつわ好きのうつわ

ひさびさに、「出会い」を感じさせるうつわにめぐり会えた!

 

先週、ギャラリーさんとの打ち合わせなどもあって、

実家の京都に帰省した祭、

ちょっとあいた時間に、場所だけネットからプリントしておいた器屋さんへ。

京都御所近くの、草星さん。

写真は今回の戦利品を店内で撮らせて頂いたもの。

 

たたみ三畳ほどのスペースの、こじんまりしたお店。

アンティーク小物なんかがすごく似合いそう。

どこでシャッターをきっても絵になる店内の感じは、

どこか人の心を和ませる力を持っています。

 

扱われている作家さんとか、ぜんぜん知らずに行ったので、

入ってびっくり!

安藤雅信さんの器がずらり。「おー、ラッキー!」。

常設にしてはなかなかの品揃えです。

白いマットなうつわがよく知られている方なのですが、

こんな色のシリーズがあるとは!

全く買う気なく入ったお店でしたが、

これが、うつわとの「出会い」なんでしょうね。

さんざん選んだ末、写真の2枚を購入。

 

そうなんだよ、妻よ!

これこそ「必然の出会い」というものさっ!

このうつわたちは、僕に使われる運命だったのだよ。

これは決して浪費などではない!

 

これで、一目見て盛りたいと思った煮込みハンバーグ、食べようね。


デビュー!

2007年06月06日 00時08分58秒 | うつわ好きのうつわ

サラリーマンを辞め、うつわづくりの道に入って7年。

ようやく、デビュー!です。

 

こちらは9月15日から個展をさせて頂く、

京都市中京区のギャラリー「千づ」(ちづ)さん。

 

個展の会期まで、少しずつでも作品を置いて頂けるということで、

今回、帰省を兼ねて行ってきました。

お店にhideのうつわが並ぶのは、今回が初なのです!

 

店内は、とても落ち着いた和の雰囲気。

中央に置かれた無垢の木のテーブルが存在感を放っています。

そのテーブルにほんの数点ですが、置かせてもらいました。

 

全て木目の見える黒の拭き漆仕上げです。

今現在、何年目だったかな?

なんて立ち止まってゆっくり考えることもなかったのですが、

「そっかぁ、もう、7年目になるんやなぁ」。

と、長かったような短かったような。

それより、これからの「未来に対する思い」でいっぱいです。

さあ、本編スタート!

 


初個展は京都に!

2007年04月05日 08時16分29秒 | うつわ好きのうつわ

二ヶ月程前に、初の個展は広島で!

とお伝えしていたのですが、事情があって少し変更になりました。

 

日程はそのままの9/15(土)~9/24(月)で、

生まれ故郷の京都市内での開催となりました!

場所は、京都市内中心部のギャラリー

千づ」(ちづ)さんです。

 

広島の方は、12月初旬の開催になりそうです。

 

実はhideの祖母が、千づのオーナーさんと懇意にさせて頂いており、その縁で、今回の運びとなりました。

僕が実際に千づのオーナーさんと会う前の段階で、

もう90歳になるにもかかわらず、やり手の祖母のプレゼンのおかげで、

本当に話がスムーズに進みました。

なんだか、うつわ好き同士 波長が合った感じでした。

今回、改めて

人と人とのつながりの大切さや、

自分を見守っていてくれる人々に感謝しなければ

という思いを強くしました。

 

ということで、何はともあれガンガン作らねば!

 


新入りカフェオレボール

2007年03月29日 12時10分12秒 | うつわ好きのうつわ

最近、またカップ系のうつわを買ってしまいました。

カップ類はもう買わない!と決めていたのですが、

これはマグカップではなくて取っ手がないし、新しいジャンルだからいいんだ!

と、都合のいい理由をこしらえて自己正当化しているのでした・・・

そうです、これはカフェオレ・ボールだから、買ってもいいのです!

今まで見たカフェオレ・ボールはどれも、重い上にふちが分厚いものばかりでしたが、これは適度な重さで、ふちも薄手。

全体のラインも色もきれいでしょう?

しかも一個1000円ちょっとと手頃。

コッピーも気に入っています。

最近、いくつかの雑貨屋さんで同じものを見たので、きっとどこでも手に入るものだと思います。(裏にRimoutと刻印)

 

で、早速使ってみたのですが、

やはり我々は食い気の方が強いようで、カフェオレよりもサラダを盛ってみました。

サラダごぼうとトマ玉サラダです(またもや大盛り!)。

ごぼうがしゃきしゃきして美味しかった

それから、普通にカフェオレで一服。

滑らかなラインが手になじみ、薄づくりのふちのおかげで飲み易かったですよ。

これから使用頻度が増えそうな新入りの紹介でした

 


新入りのうつわたち

2007年02月26日 23時31分20秒 | うつわ好きのうつわ

前回御紹介した、北の住まい設計社での企画展

テーブルにあるもの。展」で購入した新しい仲間たちを紹介しま~す

手前の茶碗が、hideが探し求めていた小野哲平さんの飯茶碗です!

右側が尾形アツシさん、奥が田谷直子さんの作品です。

まずは小野さんの飯茶碗の印象から。

鉄絵の上から部分的に掛けた釉薬が自由奔放。

この「ぼってり感」がいい!

と、始めて見た時に思い、それからは欲しくて欲しくてたまりませんでしたました。

これを手に入れ、もう、るんるん気分です

買ったその日に、早速ご飯を食べました。

実際使ってみると、ややこぶりで、程よい重量感。

土ものが好きな人にはたまらない茶碗だと請合います!

 

尾形さんのこの刷毛目は6寸程です。

非常に力強く、焼締めにも見える鉄釉でしょうか?

これに動きのある刷毛目。

一目で気に入ってしまいました。

何故か、たこ焼き!

 

田谷さんの半磁器の楕円皿は5寸位で、とり皿にと思い購入。

6寸位のものと迷ったのですが・・・今はこれで良かったと思います。

その色合いがとっても素敵でした。

マットな(艶のない)アイボリーとでも言うのでしょうか、

う~ん、表現が難しい。

とにかく、これはコッピーもお気に入りで、

和食(と言ってもこれはおでんの残り汁で作ったhideのおつまみですが)や、ちょっとしたお菓子にも合うんです。

今回の中で一番使用頻度が高い!

 

ということで、今回のうつわたちには大満足です

今回の大阪での展示会は終了していますが、今後、

名古屋、北海道で開催されるそうですので、お近くの方、うつわ好きの方は一見の価値有り!です。

名古屋    2007年4月28日(土)~5月13日(日) 北の住まい設計社 NAGOYA 
北海道   2007年7月14日(土)~7月28日(日) 北の住まい設計社GOOD NEWS(本社)


いいうつわとは

2007年01月28日 01時05分32秒 | うつわ好きのうつわ

初めて写真なしの記事です。

何だかそれだけのことでドキドキします。

最近、ようやく自分の作るうつわをギャラリーのオーナーさんに見て頂く機会がでてきました。

それで思うことを少し書かせて頂きます。

 

そりゃぁ勿論、現時点での「自分なりのいいうつわ」。

使いやすさという点では、例えば持ち易さや重なり具合、適度な重さ、料理の盛り易さ など

見た目のよさは、自分の個性がきっちり現れているか など

さまざまなポイントがあるとは思うけれど、

「持ち易さ」ひとつとっても、自分ではそうしたつもりであっても見る人が見ればまだまだ「持ちにくいうつわ」でしかない。

自分の「つもり」は結局、その人の考える領域を超えない。

自分のいいうつわが、他の人から見てもいいうつわと言えることは本当に稀なことじゃないだろうか?という気になる。

でもアドバイスしてくれる人の言うことを聞き入れ過ぎると、もうそれは自分のものではなくなってしまう。

自分の主張との曖昧な境界線の見極めというか、バランスが難しい。

でもアドバイスを頂けることに感謝し、またつくる。

自分では使わないスパイスをちょっと利かすことによって、新しいうつわに生まれ変わるような瞬間を味わえる。

これもまた新しい発見だし、楽しい。

微妙な境界線がうっすら見えてきたような気になる。

 

褒めて頂くのは勿論嬉しいことですが、はっきり意見して下さる人の存在を凄く大切に感じています。