お待たせしました!ようやく荒木義隆さんのうつわが登場します。
hideのうつわ人生で初めてのギャラリー、「サーブ倶楽部」さんの扉を開け、ついに ついに 未知の世界に入りました!
「うっっわぁー、何と おしゃれな空間!」
「ジャスコみたいな“棚”がない!」
「食器屋さんみたいに、うつわが重なってない!」
「うつわ一つ一つがしっかり主張してる!」
と、一歩足を踏み入れたとたん、そこはhideにとって異空間でした。
ほんと、カルチャーショックでしたね。なんだか良く分からないけど、いい感じのうつわが自分たちの領土を得て、それぞれの言い分を口にしながら佇んでいる・・・
その時、荒木さんのうつわがあったかどうかすら覚えていませんが、とにかくhideにとってはうつわに対する既成概念が崩れ去った記念すべき一日として、今も鮮明に思い出されます。
その後 例のうつわ好きT君から、サーブさんでの荒木さんの個展を紹介されました。
またまた、どきどき わくわくで これも初の「作家ものの個展」に行くのでした。
ついに、ご対面!荒木さんのうつわ!
今でも、ついこの間のように思い出されます。個展会場に一歩足を踏み入れ、そのうつわたちを見て 手に取った瞬間、「背中から羽が生え、ぱたぱたとはばたいて飛んで行くような心持ちを」。
「こんな素敵なうつわがこの世の中にあるなんて!アンビリーバブル!」
大げさかも知れませんが、本当にそう思いました。その個展では特に印象的だった安南を、お金のない大学生が実家の母親に無理やり借金してまで手に入れたのでした。

その後、荒木さんの個展の度に、粉挽き 焼絞め 青白磁等少しずつ買い足し、今ではhideの持っている陶器の中では最大勢力となっています。

でも、やっぱり初めての出会いで手に入れた安南に対する思い入れが大きいせいか、「安南の片口」の登場回数が最も多いように思います。

だって、ほんとに温かい物から冷たいものまでどんな料理を盛ってもしっくりくるんですよ!(何か、親ばかみたいですね)
ってことで荒木さんのうつわとの出会いは、hideのうつわ好きの原点と言ってもいい、ちょー重要な出来事だったのです・・・
うつわ探しの旅~荒木義隆~ 完