goo blog サービス終了のお知らせ 

うつわ大好き!

日々の食卓とうつわ、工房息吹木のお知らせなど綴ります。お気軽にコメントください♪

太陽と雨の「灯しびとの集い」

2009年11月05日 03時45分25秒 | うつわ好きのうつわ

大阪は堺の地で行われた第一回目のクラフトフェア「灯とびとの集い」。
hideにとっては、色んな意味できっと絶対に忘れられない思い出となることでしょう。




展示そのものは、先週の山口から基本的には変わっていませんが、正面の展示台にしているダンボールの目隠しやプロフィールの台が豪華になったこと、紫外線対策の日除けなどが細かい改善点です!


なーんて、ちょっと学習してステップアップした気になっていたhideですが、とんでもない落とし穴があったのです。


一日目は晴天に恵まれ過ぎて、25℃を超える夏日に。
そして問題の二日目は予測していたよりも早く、昼過ぎには雨がぽつぽつと降り始めました。
更に大誤算なのが、降水量。
天気予報ではさほど強い雨ではなかったのですが、ふたをあけてみれば4時を待たずにドシャ降り。
展示方法ばかりに気を取られ、雨対策を完全に軽んじて傘もカッパも持たないhideは、生涯でも味わったことのないくらい悲惨な状態に。


悲惨グレードNo.1は、やはり『防水でなかったテント』でしょう。
ネットで安く購入していい気になっていたのもつかの間。降りが強くなるに従ってテントが完全防水でなかったことが発覚!
テントの下にいるのにミスト状の雨が降り注ぐ始末。


「ここは滝つぼか!!」


後は御想像におまかせしますが、全身ずぶ濡れになりながらも何とか作品をしまい、作家の中では一番最後に会場をあとに。
実行委員の方々にもご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。




しか~し、しかし。
超~楽観主義者のhideはそんなことでもめげません。

二日間にわたり、沢山のお客さん、ギャラリー関係の方々に御覧頂き本当にありがとうございました。
二日目、雨が振り出してからも、ミストテントの中でじっくり選ばれて新作の欅の鉢を二つもお買い上げ下さったお客さんには特に申し訳なく、ありがたい思いでいっぱいです。

ギャラリー関係の方々から沢山のご縁を頂いたものの、hide一人の力でどこまで対応出来るか分かりませんが、これまで以上に頑張っていきたいと思います。

クラフトフェアにはこれからも出展していこうと考えていますので、また決まり次第ご案内します!
でも、雨の備えは万全に。


熱いぜ!山口!

2009年10月29日 02時01分50秒 | うつわ好きのうつわ



待ちに待った山口アーツアンドクラフツも、それはそれは熱いうちにあっという間に終わりをむかえました。


こうしてお客さん側から見ると、せっかく気合いを入れて苦労して運んだ白い什器も、展示スペースが少ないためにあわてて作った段ボールの展示台のおかげで台無し。。。
てなハプニングもありはしましたが、二日間にわたってとにかくいいお天気で、開催者側の気合いとあいまって本当に暑い位でした。


hide初参戦のクラフトフェアは、初日の午後3時までは悪夢のようでした。


開始時間前から途切れることのないお客さんの流れ。
見て、手にとって下さるお客さんは結構多いものの、「ねっこが生えてる」と思わんばかりの動きの悪さ!
他の陶器などに比べて、単価にして「0(ゼロ)が一つ多い」程の価格差があるので覚悟はしていましたが、ここまでとは!
初日の午後3時頃までは1コも売れませんでした。



動きが出始めたのは、ラスト約2時間。
「あ、あの人、お椀見てくれてた人だ」
一度訪れてくれたお客さんが、まさに意を決した表情で、またはまだ迷ったような表情で2回目3回目と再び来て下さるのです。
お客さんの表情を見れば分かるようになりました。
いかにも意を決した顔で再び来られる方は、すぐに「これ下さい」と迷わず買っていかれるのです。
クラフトフェア初売り上げの際は、本当にホッとしたというか、心の底から「嬉しい」という思いを痛感しましたね。


そりゃあ、高い買い物だから皆さん迷われるんですね。
それでもやっぱり「いっちょ試しに買ってやるか」というお客さんがいてくれて良かった。
てなことで立て続けに4組のお客さんにお買い上げ頂き、hideの悪夢はどこへやら。。。



その日の夜は、お約束の飲み会。
その席では普段話す機会のない他ジャンルの沢山の作家さんと知り合うことが出来ました。

翌日も、広島の「知り合いパワー」などもあってまずまずの売れ行き。二日間のトータルでは、「まあこんなもんだろう」てなところ。


でも、やはりそれよりもこの山口で得たものは大きかったです。
売れっ子作家からhideのようなひよっこまで、同じ作り手として同じフィールドに対等に立つクラフトフェアだからこそ学べることがいっぱいありました。


そして、初めて見る高価なうつわを選んで下さったお客さん。
「来年も来るからね」とか「次回はこれかな」
なんて言って下さるお客さんに
「はい、ぜひとも!」
と応え、悪夢を見ていたはずのhideがいつの間にやら既に来年も出展の意欲満々。。。


山口の皆さん、ありがとうございました!


さあ、今週末は大阪の「灯しびとの集い」。楽しみです!


うつわに教えられること

2009年06月02日 20時46分32秒 | うつわ好きのうつわ


ほんとう~に久しぶりにうつわのおはなし。


先月ご紹介した工房裏の「あざみ」ですが、実はこの名前、hideはこのうつわに教えられたのです(もっとも、正確にはこれを購入した際に教えてもらったのですが)。ちなみにこのお皿は、有田の花窯さんの作。


使い続けてもう10年程になるでしょうか、このお皿。きっと他に描いてある植物の名前も教えてもらったと思うのですが、なぜかこの「あざみ」だけを今も覚えていたのです。


きっと今後も長いことお世話になるでしょうから、
「これからもよろしく、あざみさん」。


個展風景

2009年02月18日 10時24分54秒 | うつわ好きのうつわ

今回もギリ男は、本当に前日のぎりぎりまで作品づくりに追われ、
「個展の一日前は遊んで過ごす」という目標を果たせないまま4回目の個展を迎えました。
ま、何とか初日に、予定していた作品を並べることが出来てホッとしているのも事実ですが。
ということで、『木と漆のうつわ』展での風景を新作を中心にご紹介します。



こちらは今回初登場のリムプレート。
材は栃。直径6寸。
意外に6寸(18cm)のお皿でも、メインの御料理を初め、使い勝手が良いのです。



こちらも初お目見えの欅の茶托。直径約4寸。
枝の股の部分を材料に使用しているので、すごく特徴的な木目になっています。
今回は完売しましたが、これは定番に加えますので追加注文はどしどし承りますよ。



「千づ」さんの店内はこのようなディスプレイになっています。



特に、今回力を入れた角物をメインに配置しました。
そこへ、オーナーさんがおしゃれにグラスなどを置いて下さいました。



こちらも角度を変えてリムプレート。



hideの椀では初めての「端反り」(はぞり)タイプ。
つまり椀のふちが外側に広がるように反った形をしています。
黒と茶がありますが、こちらが茶。今までのものより深く、沢山入ります。



こちらは定番で作っている栃の「台皿」のサイズ違い(直径5寸)。
栃の木目が浮き上がっています。



こちらも定番の「多用途椀」。
材は栃。直径5寸(15cm)。
hide自身とても気に入っている形のうつわの一つです。


「千づ」さんで個展をさせて頂くのは、今回で二度目。
何が嬉しいって、前回買って下さった方が、気に入って今回またお見えになっていることです。
これこそ作家として、頑張って作ってよかったなと思える瞬間です。


個展は22日の日曜までです。
どうぞ、ご覧になって下さい。
詳細はこちら↓


ibuki
2/8~2/22 作品展開催

ぎゃらりぃ 千づ


 


 


手仕事雑貨屋 風土 にて

2008年12月18日 02時23分34秒 | うつわ好きのうつわ


先週末に京都へ、現在企画展開催中の「手仕事雑貨屋 風土」さんを訪れました。


hideの作品を並べるのに、わざわざ展示台や古家具を用意して下さり、とてもいい感じにディスプレイして下さいました。




今回は、うつわの出展はhideだけで、その他の方々はモビールやワイヤーの人形など、とても楽しい展示になっています。風土のオーナーでもあり、フェルト作家の浦田由美子さんの鏡餅は特にかわいいですよ。毎年使えてお徳?かもしれません。


会期は今月26日(金)までと長いので、ぜひとも風土さんの独特の雰囲気を味わって欲しいです。


 


お世話になりました、これからも・・・

2008年09月12日 03時35分22秒 | うつわ好きのうつわ


先週末は、急に思い立って、長野県は奈良井宿へ。昔の旅籠街の風情をそのまま残したような風光明美な町並みが続きます。今回は、6年ぶり程になるでしょうか。


人には、「この方には、えらくお世話になった」 と、自分ばかり強く思い込んでいる場合があると思うのです。


実際、hideが何かして頂いたというわけでもないのに、とてもお世話になったと思っているのが、この奈良井宿にある「漆アート 花筏」のオーナーのTさんです。



およそ9年前、まだhideが会社勤めをしていながらもこの道へ入る決心をし、一人うつわを求めて毎週末旅に出ていた頃。木曽漆器を見ようと、この辺を訪れたとき、こちらのお店に出会ったのでした。「花筏」さんは、同じく軒を連ねるお土産物屋さんとは明らかに違いました。その雰囲気につられてふらふらとお店に入り、そこで野口義明さんのお椀や佐竹清光さんのスプーンと出会ったのでした。


Tさんはとても気さくで話好きな方で、今ではよく覚えていませんが、何時間もそこでTさんとお話させて頂いたように思います。ですから、実質的に特にお世話になった訳ではないのですが、素晴らしい作品と出会い、Tさんとお話するうちに、「じゃ、頑張ってこい!」とすごく背中を押されたように勝手に思い込んでいるのです。


hideがようやく作品展をさせてもらうようになって、TさんにはDMでご案内させて頂いただけで、一度も話をしていませんでした。行こう行こうと思いながら、なかなか実行できずにいた所、たまたま暇を取ることができ、思い立ったら吉日で念願の思いが果たせたのでした。


Tさんは本当にお変わりなく温かく迎えて下さり、やはりとてもアグレッシブで、気さくで、相手の心を元気にしてくれる人でした。しかも「花筏」は、訪れる度に驚くほどグレードアップしているのでした。




hideの作品も気に入って下さり、また一つ置いて頂くお店が増えました。


しかも特別 思い入れの深いお店が・・・


陶屋なづなさんで

2008年09月06日 09時35分21秒 | うつわ好きのうつわ

先月末、またも仕事で京都へ。その際に奈良県のうつわ屋さん 「陶屋なづな」さん へ初めて伺いました。


こちらへも仕事で伺ったのですが、そのうつわの多さにびっくり!ご自宅の一階ほぼ全てを展示スペースとして使われているのです。うつわ好きにとっては、ほんと、天国のようなところです。


そして、hideのうつわ好きの虫も騒ぎ出し、一目見た瞬間に、「がつんっ」と心にきたうつわに出会ってしまいました。



中西申幸さんのお湯のみです。そして、hideのうつわ人生で初の「3個買い」でした。今までは、5個か2個という買い方でしたが、「tamaの分」ができたので、これからは3個が主流になるでしょう。



自分の茶托と合わせるとこんな感じに。なかなかいいですね。


陶屋なづなさんには、11月頃にはhideのうつわが並ぶ予定です。こちらも楽しみです。


また一つ・・・

2008年06月15日 17時32分46秒 | うつわ好きのうつわ

手前 リム皿 直径10.5cm  奥 フリーカップ 直径10.5cm

*木と漆のうつわ 工房息吹木*

 

今日のおやつです。

こちらのうつわは前回の個展からお目見えした、こげ茶色のシリーズ。

どちらも直径10.5cmと小振りです。

 

そして、また一つhideのうつわを置いて頂くお店が増えました。

芦屋のとっても素敵なうつわや bonton さん。

こちらに、写真に紹介したうつわを並べて頂いています。

bontonさんの店内はとっても明るく、おしゃれ。

「絶対また来たい!」と思わせるお店です。

ゆったりとした空間をもった店内は、こころゆくまでうつわを見ることができます。

また、こちらのホームページ上でも紹介して頂いています

うつわ好きならずとも、一度は訪れて欲しいですね。

 

冒頭で紹介したうつわには、カフェオレと自家製胡麻煎餅を。

 カフェオレのうつわは、一見するとお椀の様ですが、

真横から見るとこんな感じ。

勿論、うつわなんてどんな使い方をしようとその人の自由なのですが、

「お椀」と名づけると、

いやおうなしに、「お前はお椀だ!ご飯やみそ汁を入れるんだ!」

と決め付けられている様。

近頃はそんな風に思うこともちょっとあったり。

「フリーカップ」というのは、本当に漠然とした名前で、

中途半端具合がちょうどいい。

「何を入れるかって?そんなの君の自由じゃないか!」

と言われているような。

とにかく珈琲でも紅茶でも日本茶でも、はたまたデザートのアイスクリームでも。

いろいろ考えて自由に使って欲しい!という作者の願いなのです。

 

 

 


小さなうつわとお食い初め

2008年06月07日 23時22分50秒 | うつわ好きのうつわ

*木と漆のうつわ*

 

tamaが生まれて早4ヶ月。

hideが全く知らなかった、『お食い初め』という儀式をやろうとコッピーが提案。

『お食い初め』とは、子どもが将来食べ物に困らない様に願ってごちそうを作ってお祝いするというものだそうです。

恥ずかしいかな、本当に全く知りませんでした。

母親に聞くと、「ああ、もうそんな時期なんやなぁ」と言ってました。

ってことは、当然記憶にはないけれども、自分もやってもらってるんですね。

 

今回、それ用に作ったわけではないのですが、直径9cmの小さなうつわとお皿、板皿を組み合わせて『お食い初め』セットとしました。

どんな料理を盛り合わせるか、想像するだけでもわくわくです。

コッピーがインターネットで献立を調べまくっていたので、

明日の『お食い初め』、とても楽しみです。


小さなうつわたち オープン!

2008年05月24日 07時39分31秒 | うつわ好きのうつわ

ついに、ようやく、なんとか、オープンしました。

『 木とうるしのうつわ展 ~小さなうつわたち~ 』

本当に、何とかです、はい。

相も変わらずギリギリのギリ男ですから、

オープン前の最後の10日間程は、一日の睡眠時間は2~3時間。

そりゃぁへろへろになりますよ。

毎日のように夜食を作ってくれたコッピーにも感謝です。

 

hide自身3回目の個展、北陸では初とります。

ここgeibunギャラリーさんの展示スペースはとにかく広い!

そして白い壁やおっきなガラス窓の空間はとてもオシャレです。

今回はこのような食器棚を展示台として持ち込み、

なんとかhideの思い描いた展示が出来ました。ほっ。

こちらは、今回頑張って9種類を作ったぐいのみです。

この杉板の一直線上の展示台もシンプルでいい感じです。

できれば、一人でも多くの方に見に来てもらいたいものです。

 

ようーし、今夜はゆっくりふとんで寝るど~!