初めて写真なしの記事です。
何だかそれだけのことでドキドキします。
最近、ようやく自分の作るうつわをギャラリーのオーナーさんに見て頂く機会がでてきました。
それで思うことを少し書かせて頂きます。
そりゃぁ勿論、現時点での「自分なりのいいうつわ」。
使いやすさという点では、例えば持ち易さや重なり具合、適度な重さ、料理の盛り易さ など
見た目のよさは、自分の個性がきっちり現れているか など
さまざまなポイントがあるとは思うけれど、
「持ち易さ」ひとつとっても、自分ではそうしたつもりであっても見る人が見ればまだまだ「持ちにくいうつわ」でしかない。
自分の「つもり」は結局、その人の考える領域を超えない。
自分のいいうつわが、他の人から見てもいいうつわと言えることは本当に稀なことじゃないだろうか?という気になる。
でもアドバイスしてくれる人の言うことを聞き入れ過ぎると、もうそれは自分のものではなくなってしまう。
自分の主張との曖昧な境界線の見極めというか、バランスが難しい。
でもアドバイスを頂けることに感謝し、またつくる。
自分では使わないスパイスをちょっと利かすことによって、新しいうつわに生まれ変わるような瞬間を味わえる。
これもまた新しい発見だし、楽しい。
微妙な境界線がうっすら見えてきたような気になる。
褒めて頂くのは勿論嬉しいことですが、はっきり意見して下さる人の存在を凄く大切に感じています。