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うつわ大好き!

日々の食卓とうつわ、工房息吹木のお知らせなど綴ります。お気軽にコメントください♪

ついに決定!

2007年01月18日 14時49分48秒 | うつわ好きのうつわ

ついに、ついに決定しました!

初個展の日程が!!

9/15(土)~9/24(月) です。

場所は以前にも少し紹介した、広島市内のギャラリー。

このサーブ倶楽部さんとの出会いがなければ、今の自分はないと言ってもいいくらいです。

 

この日を夢見て、

木と漆のうつわづくりを学び始めておよそ6年。

ついに現実のものになるのですが、

緊張感、安堵感、焦燥感・・・

いろんな気持ちが入り乱れ、もう訳分かりません。

でも、作りたいものはぼやけていない。

とにかく、つくり手だから作ろう。

勿論、広島での個展は最終目標ではなく、

単にスタート地点に立ったに過ぎません。

まさに、これからが本当の意味で、

つくり手としての日々の始まりです。

 

日程は決まったものの、作品づくりはこれから。

さあ、気合入れて頑張るぞ!

今、手元にあるものの中から、少しだけ紹介させて頂きます。

 

 


おしゃれな雑貨屋さんmadu

2007年01月09日 08時46分30秒 | うつわ好きのうつわ

コッピーの実家の広島に里帰りしたときに、マディ(madu)というお洒落な雑貨屋さんに行ってきました。

店内はこんな感じで、とってもお洒落な食器や布がこれまたお洒落に並んでいます。

テーブルセッティングもこのように、とってもいい感じ。

これも、あれも欲しい!

と思わせる、とっても危険なお店です。

しかも、どれもお手ごろ価格なのがまた危険!

すでにうつわで溢れかえった食器棚のことを考え、

グッと我慢の子。でありました。

といっても、布はしっかりゲット。

これだけ買って3千円程度とは、嬉しいですね。

またお盆休みの帰省に行ってしまいそうです。


荒挽きの水分測定

2006年12月18日 08時56分32秒 | うつわ好きのうつわ

ひさびさの投稿になってしまい、反省・・・

この間も紹介した乾燥中の荒挽きですが、こんな風に番号をふってどれだけの水分が減っているか実際に量ってみることにしました!

いつもは何ヶ月かあとで、水分測定器を使って含まれる水分を調べます。

今回は、実際にどのくらいの水分が出て行くのかアナログで分かるように、量りで何日かおきに測定していこうと思います。

20日位経ったデータをグラフにしてみました。

当たり前ですが、5つともきれいな下降線をたどっています。

20日間程で、初めの重さの約10%の水がとんでいきました。

つまり、含まれていたこれ位の水が蒸発したんですね、うん。

しかも、まだまだどんどん減っていきます。

『木』ってほんと沢山の水分をその身体に保っておくことができるんですね

またこの続きは、数ヵ月後に紹介します!

それって、もう来年 早いなあ・・・

 


うつわ探しの旅~菊池由美子~後編

2006年12月06日 08時50分47秒 | うつわ好きのうつわ

菊池さんのうつわの後編です!

九谷茶碗祭りで買った飯茶碗、とても気に入っていたのですが、一つしかなかったのが残念。

コッピーもお気に入りになったので、なんとかお揃いで使いいたい!

ってことで、茶碗祭りでもらった菊池さんの名刺を思い出し、必死に捜索

『あった!』

何と、いつでも行ける様にと地図帳に貼り付けていたのを忘れていました。

そうそう、結構近くだった!

早速、電話をして出発。

そしてこの時買いつけたものを合わせたラインナップです。

この淡い絵付け、いいでしょう?

もともと伝統的な九谷焼の絵付けを手掛けていた菊池さんが、このような日用使いのうつわ作りに移行していった心境などを熱く語ってくれたのを今も覚えています。

特にこのサラダボールはお気に入りで、出番が多いです。

葉もののサラダはたいていこれを使っています。

ところが、めし碗は使用頻度が高く誤って一つ割ってしまったのです

しかし、またうつわを買いに行く口実ができて、実は嬉しかったりもします

菊池さんのうつわとは、また長い付き合いになりそうです・・・

 

 


うつわ探しの旅~菊池由美子~前編

2006年12月02日 18時19分49秒 | うつわ好きのうつわ

最近、またもや滞っていた『うつわ』の記事。

勝手に『うつわ探しの旅』などと題してシリーズ化していい気になっていたのですが、更新頻度が少なく反省しております。

さて、今回は地元陶芸作家の菊池由美子さんのうつわを紹介します

菊池さんのうつわとの出会いは6年程前になります。

木地を挽く勉強をするため北陸にやってきて、初めて訪れた「九谷茶碗祭り」がその出会いでした。

よくある陶器産地の祭りで、hideの好みとはちょっと違うな・・・と思っていたその時、菊池さんのこの茶碗に目を奪われました。

透けるようなややクリームっぽい白磁に、遊び心いっぱいの淡い絵付け。

『これだ

またもや、背中から羽が生えてきて、ぱたぱたっと飛びそうに・・・

菊池さん本人がブースにおられ、僕がいたく気に入った所を見て、結構安くして頂いた記憶があります。

 その時の収穫品は、確かこの茶碗と、汲み出し二つ、長皿二枚だったと思います。

こんな風に、内側にも少し絵付けがあるところがまたかわいいんですよね。

これは、その時買ったコッピーもお気に入りの汲み出しで、冬場はほぼ毎日使っています。

そういえば今日もこれで緑茶を飲みました。

菊池さんとはもう一度出会うことになりますが、そのお話はまた次回に・・・

 


荒挽きの毎日!

2006年11月29日 22時54分47秒 | うつわ好きのうつわ

今まであまり自分の仕事について、書いてきませんでしたが、

最近、製材の記事も載せたので、少し紹介してみたいと思います。

通常、漆器に使う素地は木製で、木地と呼んでいます。

以前の記事で紹介した 買ってきた木材を製材した状態で、これが言わば木地の素です。業界用語では「マエギリ」。

この材木は、切り倒されて間もないので、非常に多くの水分を含んでいます。

その水分を飛ばすために、これから作るものの、かなり大まかな状態まで挽いてから乾燥させます。

木地を挽くには、陶器と同様に轆轤(ろくろ)を使うのですが、陶器とは違ってその機械は横置きです。

これは轆轤に取り付けた「ハメ」と呼ばれるもので、これから作るうつわの大きさ(径寸法)に合ったものを取り付けます。(ちなみにこれは鉢用なので大きめの5寸8分です)

つまり、うつわの大きさごとにこのような「ハメ」があるので、木地師の工房の中はたいていこのハメでごったがえしています。

 

初めに紹介したマエギリを取り付けて「カンナ」で挽いている所です。

手前に見えるのが「カンナ」で、金属の棒を真っ赤に熱して、金槌でカンカンたたいて、曲げて、研いで作ります。まさに鍛冶屋ですね。

これも、作るものに合わせて沢山の種類があります。

この作業で出来るのは、外側だけ。

これが終わったら、次は内側ですがそれはまた次回に!


晩御飯におにぎり!

2006年11月19日 21時46分29秒 | うつわ好きのうつわ

最近、コッピーが見たい見たいと言っていた映画「かもめ食堂」をみて、無性に

「おにぎりが食べたい!」

と思っていたので今日、しかも晩御飯におにぎりを食べることにしました。

中身はシンプルに「梅かつお」と「しゃけ」の二種類のみ。

このおにぎりを、hideの最近の試作品(黒拭き漆の7寸5分の平鉢)に盛ってみました。

おにぎりって、木のうつわが似合いますね。

二人でむしゃむしゃと、それこそあっという間にでっかいおにぎりを3個ずつ、ぺろっとたいらげました。

「おにぎりって、おいしーねーっ」と

おにぎりの美味しさをあらためて実感。

また食べたいと思わせるおにぎりは偉大だ!

この「かもめ食堂」という映画自体は特にドラマティックなストーリーや大掛かりな迫力のあるシーンがあるわけではないのですが、

「なんか、久しぶりにいい映画だったね」

と二人で言い合えるものでした。

みなさんもこれを見て、ぜひともおにぎりを食べてみて下さい


念願のギャルリ百草

2006年10月23日 23時44分21秒 | うつわ好きのうつわ

先日の日曜に、念願だった「ギャルリ百草」へ行ってきました!

お腹をすかした状態で到着したので、まずはカフェで腹ごしらえ。

これはhide注文の「ルヴァンのパン三種」と「100%りんごジュース」。

こちらはコッピーの「クラシックショコラ」と「紅茶」。

どちらも食べかけですみませんが、とにかく素朴な味がたまらなくおいしい。当然うつわも素敵!

とくに注文してから蒸して出されるパンは、もちもちとした食感が最高で

『もっともっと食べたい!』

と思わせる一品でした。(聞けばルヴァンさんは長野県のパン屋さんで買って帰れなくて残念!)

さて、岐阜県多治見市にあるこちらのギャラリーは、そのコンセプトの通り古民家をそのまま活かした、生活空間の中に道具を展示したお店でした。

オーナーである安藤雅信さんのうつわと安藤明子さんの衣服を中心に置かれているのですが、どれをとってみても 見る人に

「うぁー、いいなあ」(※ため息混じりに、感心して)

と思わせる何かが備わっていました。ほんと、

『これ欲しい!』 がいっぱい!

今回はお財布の中身が寂しかったので、この桜のお箸だけで何とか我慢!

次行くときは必ずや、あのうつわを買うぞ!

と 心に誓うhideでありました。

 


うつわ探しの旅~荒木義隆~その3

2006年10月22日 00時42分13秒 | うつわ好きのうつわ

お待たせしました!ようやく荒木義隆さんのうつわが登場します。

hideのうつわ人生で初めてのギャラリー、「サーブ倶楽部」さんの扉を開け、ついに ついに 未知の世界に入りました!

「うっっわぁー、何と おしゃれな空間!」

「ジャスコみたいな“棚”がない!」

「食器屋さんみたいに、うつわが重なってない!」

「うつわ一つ一つがしっかり主張してる!」

と、一歩足を踏み入れたとたん、そこはhideにとって異空間でした。

ほんと、カルチャーショックでしたね。なんだか良く分からないけど、いい感じのうつわが自分たちの領土を得て、それぞれの言い分を口にしながら佇んでいる・・・

その時、荒木さんのうつわがあったかどうかすら覚えていませんが、とにかくhideにとってはうつわに対する既成概念が崩れ去った記念すべき一日として、今も鮮明に思い出されます。

その後 例のうつわ好きT君から、サーブさんでの荒木さんの個展を紹介されました。

またまた、どきどき わくわくで これも初の「作家ものの個展」に行くのでした。

ついに、ご対面!荒木さんのうつわ!

今でも、ついこの間のように思い出されます。個展会場に一歩足を踏み入れ、そのうつわたちを見て 手に取った瞬間、「背中から羽が生え、ぱたぱたとはばたいて飛んで行くような心持ちを」。

「こんな素敵なうつわがこの世の中にあるなんて!アンビリーバブル!」

大げさかも知れませんが、本当にそう思いました。その個展では特に印象的だった安南を、お金のない大学生が実家の母親に無理やり借金してまで手に入れたのでした。

その後、荒木さんの個展の度に、粉挽き 焼絞め 青白磁等少しずつ買い足し、今ではhideの持っている陶器の中では最大勢力となっています。

でも、やっぱり初めての出会いで手に入れた安南に対する思い入れが大きいせいか、「安南の片口」の登場回数が最も多いように思います。

だって、ほんとに温かい物から冷たいものまでどんな料理を盛ってもしっくりくるんですよ!(何か、親ばかみたいですね)

ってことで荒木さんのうつわとの出会いは、hideのうつわ好きの原点と言ってもいい、ちょー重要な出来事だったのです・・・

うつわ探しの旅~荒木義隆~ 完