
先週末は、急に思い立って、長野県は奈良井宿へ。昔の旅籠街の風情をそのまま残したような風光明美な町並みが続きます。今回は、6年ぶり程になるでしょうか。
人には、「この方には、えらくお世話になった」 と、自分ばかり強く思い込んでいる場合があると思うのです。
実際、hideが何かして頂いたというわけでもないのに、とてもお世話になったと思っているのが、この奈良井宿にある「漆アート 花筏」のオーナーのTさんです。

およそ9年前、まだhideが会社勤めをしていながらもこの道へ入る決心をし、一人うつわを求めて毎週末旅に出ていた頃。木曽漆器を見ようと、この辺を訪れたとき、こちらのお店に出会ったのでした。「花筏」さんは、同じく軒を連ねるお土産物屋さんとは明らかに違いました。その雰囲気につられてふらふらとお店に入り、そこで野口義明さんのお椀や佐竹清光さんのスプーンと出会ったのでした。
Tさんはとても気さくで話好きな方で、今ではよく覚えていませんが、何時間もそこでTさんとお話させて頂いたように思います。ですから、実質的に特にお世話になった訳ではないのですが、素晴らしい作品と出会い、Tさんとお話するうちに、「じゃ、頑張ってこい!」とすごく背中を押されたように勝手に思い込んでいるのです。
hideがようやく作品展をさせてもらうようになって、TさんにはDMでご案内させて頂いただけで、一度も話をしていませんでした。行こう行こうと思いながら、なかなか実行できずにいた所、たまたま暇を取ることができ、思い立ったら吉日で念願の思いが果たせたのでした。
Tさんは本当にお変わりなく温かく迎えて下さり、やはりとてもアグレッシブで、気さくで、相手の心を元気にしてくれる人でした。しかも「花筏」は、訪れる度に驚くほどグレードアップしているのでした。


hideの作品も気に入って下さり、また一つ置いて頂くお店が増えました。
しかも特別 思い入れの深いお店が・・・