ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2023-38 こんな学校があったのか、夢のような学校

2023年02月19日 | 日記
昨日の午後、教育フォーラムIN北上にての講演会に参加。
話された学校が大変ユニークであり、
このご時世に今でもこんな学校が存在するのかと感じたのだった。

定期テストも制服もいじめも不登校のない、子どもにとって理想郷の学校なのだ。
そこは東京の中心部にある。笑顔あふれる中学校はどうしてできたか。
10年による学校改革を元校長のSさんから伺った。

校則なしの学校である。服装、髪型自由、中学校といえば最近はブラック校則というのもある。
その真逆なのだ。不登校に関しても年々増加傾向だが、ここでは小学校時代不登校だった子ども達も
登校している。
なぜか。嫌なら教室に入らなくてもいい。廊下にテーブルと椅子がある。そこで勉強したり、
読書したり、と、様々な態度なのだ。
しばりが緩いので、不登校だった子ども達も、廊下にあるテーブルで各自学習しているのだった。
「教室に入らないの」
「3時間目に入りますと担任には伝えてますから大丈夫ですと。」
いつの間にか教室に入りづらい子どもの居場所になっているのだ。
きめ細かい校則は子ども管理しやすいが発達障害などの子どもたちにとっては厄介な1つでもある。
きまりを守れない子どもは、はみ出しやすい。それで、注意、叱責の繰り返し。
それがいじめのきっかけになってるとしたら、その弊害を取り除くことが安心する居場所につながる。

どんな子どもにとっても学校で安心する居場所を作るという発想が前面にでている
インクルーシブを中心に据えた学校なのだった。



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