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日経平均、年初来高値に接近

2023年09月17日 | 捕らぬ狸の経済



  9月15日
  日経平均 3万3533.09円(364.99円高)
  TOPIX 2428.38(22.81ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.705%(変わらず)
  1ドル= 147.75 - 147.77円(0.48円安)


9月11日 3万2467円  12億9346万株 3兆1365億円
9月12日 3万2776円  13億6823万株 3兆3838億円
9月13日 3万2706円  14億7589万株 3兆5483億円
9月14日 3万3168円  16億0817万株 3兆9485億円
9月15日 3万3533円  23億9054万株 5兆6708億円

株探ニュース 2023.9.16
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今週の【早わかり株式市況】大幅反発、CPI想定内で上げ足加速しバブル後高値に迫る

今週の相場ポイント
1.日経平均は2週ぶり反発、3万3000円台回復
2.日銀修正の思惑、半導体株売り・銀行株買い
3.米CPIは想定内の結果に、買い安心感広がる
4.解散・総選挙観測が浮上、全体相場は一段高
5.英アームが米上場、ハイテク株に買い波及


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比926円(2.8%)高の3万3533円と、2週ぶりに上昇した。

今週は、週前半は米CPIの発表を前に売買が手控えられる場面があった。
CPIが想定内の結果となると、相場は上げ足を加速。
日経平均は3万3000円台を回復し、そこから更に上昇して7月のバブル崩壊後高値に迫った。


週明け11日(月)の東京株式市場は売り優勢の展開。
前週末の欧米株高を受けて朝方は買いが先行した。
ただ、日銀の金融政策修正への思惑から10年債利回りが上昇すると、これを嫌気して半導体の主力株などが売られ全体を押し下げた。
メガバンクなど銀行株は高かった。

12日(火)はリバウンド狙いの買いが流入。
日経平均は4日ぶりに反発した。
米金融引き締め長期化への懸念後退から前日の米国株市場が上昇するなか、東京市場もリスク選好の地合いに。
為替相場が円安に振れたことも追い風となった。

13日(水)は主力株中心に強弱観が対立。
この日夜に予定されていた米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、売り買いを一方向に傾ける動きは限られた。
日経平均は結局小幅安で取引を終えた。
注目された米CPIは市場の想定内の結果となった。

重要イベントを無難に通過したことで買い安心感が広がり、14日(木)の東京市場は上昇。
また、衆院解散・総選挙の観測がにわかに浮上し、これを背景に後場は一段高となった。
日経平均は3万3000円台を回復した。

15日(金)も買いが先行。
前日の米株市場では、この日新規上場したソフトバンクグループ傘下の英アーム・ホールディングスが好調なスタートを切り、他のハイテク株に買いが波及した。
この流れを受け、東京市場も幅広い銘柄に買いが入り上昇した。
日経平均はバブル後高値に迫る水準に値を上げた。


来週のポイント
来週は日米で金融政策に関する会合が開催されるため、結果を注視する必要がありそうだ。
特に銀行など金融株は日銀の政策次第という面もある。
ただ、全体として日本株は上昇基調にあり、一時的な調整を入れたとしても日経平均のバブル後高値(3万3753円)更新期待は大きい。


重要イベントとしては、国内では20日朝に発表される8月貿易統計、21日から開催される日銀政策決定会合、22日朝に発表される8月全国消費者物価指数が注目される。
海外では、19日から開催されるFOMC、同日発表の米国8月住宅着工件数、20日に発表される中国人民銀の9月最優遇貸出金利、21日に発表される米国4-6月期経常収支と米国8月コンファレンス・ボード景気先行指数に注視が必要だろう。


日々の動き(9月11日~9月15日)
9月11日(月) 3日続落、金利上昇で主力株中心に売り優勢
       日経平均 32467.76( -139.08) 売買高12億9346万株 売買代金3兆1365億円


9月12日(火) 4日ぶり反発、欧米株高を受けリスク選好の買い優勢
       日経平均 32776.37( +308.61) 売買高13億6823万株 売買代金3兆3837億円


9月13日(水) 反落、米CPI発表を前に方向感に欠ける展開
       日経平均 32706.52( -69.85) 売買高14億7589万株 売買代金3兆5482億円


9月14日(木) 大幅続伸、米CPI通過でリスク選好の買い優勢
       日経平均 33168.10( +461.58) 売買高16億0817万株 売買代金3兆9484億円


9月15日(金) 大幅続伸、半導体株が買われバブル後高値に迫る
       日経平均 33533.09( +364.99) 売買高23億9054万株 売買代金5兆6708億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、全業種が上昇
(2)原油市況の高騰を受けてENEOSなど石油が上昇率断トツ。
  資源株はINPEXなど鉱業、日軽金HDなど非鉄も高い
(3)輸出株はトヨタ など自動車が大幅高。
  ニコンなど精密機器、ソニーGなど電機も買われた
(4)積水ハウスなど建設、JR東日本など陸運、NTTなど情報通信といった内需株も堅調
(5)金融株も全面高。三菱UFJなど銀行、野村など証券、第一生命HDなど保険の上昇率が大きい
(6)郵船など海運、日本製鉄など鉄鋼といった景気敏感株も値を上げた


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(5) 地方銀行
2(2) 半導体
3(1) 人工知能
4(11) 円高メリット
5(3) インド
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



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