人情紙風船をみた

あの時代で在っても
合法でないことは良くない事に変わりはなく
しかし今の映画にはない寛大さと
漂々とした流れであの映画は描かれている

他人をとやかく言われず
しかし無視せず
自分を共通の道徳の中で始末して
それで映画は終わるのであります
ああ言う世の中が過去に在ったと言うのは
ほぼ事実と思うのですが
あのように示されると驚きであり
憧れるのです

あの頃の属性とは一体何だったのでしょうか
ひとによっては誠に退屈に思えるのでしょうが
歳をとるとあの程度の早さの時の流れというのが
程良いのであります