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親父のグチ

限界とは何処で決めるのか

2013-03-18 | アナログ親父の独り言
『本当の障害とは、何だと思いますか?
それは自分の人生に自分で限界を認定してしまうことです。
あるいは「これがお前の限界だ」という、他人からの言葉を鵜呑みにしてしまうことです。』
これは、モチベーショナルスピーカーという聞いたことの無い肩書きを持つニック・ブイチチ氏の言葉である。

限界とは何処で決めるのか?
俺は、我が身が死する時と思っている。
自然の摂理で死が訪れるのは、誰にも止められないし、どうすることもできない現実。
つまり、限界という言葉は、生命だけに適用する言葉なのではないだろうか。
それまでは自分の信ずる道を、胸を張り、一生懸命に歩むべきではないだろうか。
置かれた環境を把握し、より良い結果を見出すために努力する。

それが、今のTPP問題で大騒ぎしている人達よ。
何故、不安なのだ?
何処が、心配なのだ?

自分たちの育てるもの、捕るものに、もっと自信を持てばよい。
例えば我々商人は、近くに競合店が出来るからといって反対はしない。
中には騒ぎ立てる愚か者もいるが。
これが”限界”と勘違いして、退く者もいる。
しかし多くは、受けて立ち、せめぎ合いする。
より高度なサービスを考え、遂行して現状よりも高い効果が出るように努力する。
安売り店が出てきても、己の商品と固定客に自信を持っているものは、微動だにしない。
多少、高値でも”旨くて安全な商品”なら消費者は買う。

例えば、毛蟹などは、道内産とロシア産では、身の甘味に極度の差がある。
当店の冬のメニューである真だちもそうである。
俺は釧路産の物しか使わない。
冷凍で輸入されるアラスカの物は、商品として納得出来ないから。
米は秋田小町を開店以来、使用している。
当店の合わせ酢と紫醤油とのバランスが最良であるから。
このように、拘らなければいけない物は、拘らなければいけない。

そして、自分の都合ばかりで反対するのは良くない。
輸出関連の企業は、諸手を挙げて喜んでいる筈。
それらの会社の業績が上がり、収入が増えれば”より旨いもの”を食べる。
そうすれば、自分で納得のいく、自信のある商品を育てたり捕ったりしていれば、そこに辿り着くではないか。
そこまで、何故読めないかな。

今の自分が精一杯とは思わず、自分を信じ、人を信じ、堂々と胸を張り勝負すればよい。
如何でしょうか?