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親父のグチ

バブル食

2009-08-26 | アナログ親父の独り言
今日ご来店のお客様が言ってた。
”この前あるすし屋で、大間のマグロを食べたよ。2カンで2500円した。”
バブル鮨の典型である。
全く”幸せ”な方である。
高い金を支払い、”貴重?”な物を食う。
こういう人は、10万円出して、1グラムの猿の脳ミソを食うヤカラである。
美味しさというものは、高い金を払って食うものなのか?
高いものは、本当に旨いものなのか?
高いものというのは、希少価値と、何らかのブームで付加価値のついたもの。
鮨屋が高いのは、その技術料。
そういうものに、高い金を支払うのは”バブル食”である。
今のこの時代に、未だにこういうものに金を出す人がいたとは・・・。
詐欺まがいのこういうものを食う奴が、何で俺の店に来るのか?
”旨いもの”という意味の中には、必ず価格との相関関係がある。
例えば、旨いと思うものにイカがある。
100円のイカを食べて旨いと思う。
これが、500円したら、食うかな。
大間のマグロも同じこと。
”大間”というブランドが2カンで2500円の値をつけてしまうが、本当に、2500円の味なのか。
昔、目隠し試食会をやった事がある。
大間のマグロは、身質が硬い。
口の中でとろける地中海のマグロの方が断然に高い評価を得たのである。
ブランド料なんて馬鹿な金を払うのは、もう辞めてほしい。
”高いもの=旨いもの”という時代を、早く終らせないと。
自分の味覚に自信のある人は、こういう”無駄金”は使わないはずである。
いかがでしょうか?