隠蔽捜査

今野　敏著「隠蔽捜査」を読みました。

物語は東大出身の警察庁キャリア官僚が警官の犯罪を隠蔽しようという

組織と戦うものです。

一方、予備校生の長男がマリハナを吸って、麻薬所持の犯罪を犯してしまい

警察庁キャリアとして出世の妨げになることを恐れるとともに

家族愛との葛藤を絡めて展開します。

今野　敏はこの作品で吉川英治文学新人賞を受賞しています。

警察小説の面白さと官僚としての生き方など別の世界を垣間見ることが

できるのも小説の楽しさなのですね。

現在は「今野　敏」にのめり込んでいるヒューマンです