ユリイカ - deep breathing

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SFと生物のイメージと作品

2007-01-29 11:46:18 | 考える
1月も末になり、冬のバラの大苗も発送の最終時期に入り、頼んでいたもの以外にももう少し注文しちゃおうかと、心が動くがぐっとこらえる。どの品種を買うか考えるのも楽しみだから、来年にとっておくことにした。昔はバラ苗を通販で買う事はなかったが、今ではネットで老舗のナーセリーで買えるようになった。作り方などにこだわりがあり、大株も扱っているし、やはり丈夫なようだ。来年はそういうところで頼もっと。

さてと、前置きが長くなったけれど、最近SFにちょっとはまっている。今は『プランク・ゼロ』(スティーヴン・バクスター)。特にストーリーは面白くないが、文中にでてくる、植物のような鉱物のような生物の描写が面白い。身の回りにある植物はある種の戦略を持って、種を残そうとして生長している。私たちはその各段階に単に「美しさ」や「たくましさ」を見いだすのだが、こういうSFを読んでいると、彼らがもっと動的な存在で『ジャックと豆の木』のように動き出すような錯覚がおこる。SFはガラス質の素材の描写も多くてイメージをかき立てられる。次の展覧会は本にインスパイアされた作品になる?