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茶托、本当に要らないの?

2017-04-15 00:08:07 | 「捨てる」より「生かす」ために


若いご家庭で 使っていない茶托をよく見かけます。

「使っていないモノは要らないモノ」として
すぐ捨てたくなりますが、その前に

「なぜ使わないのですか?」と、まずは確認するようにしています。


茶托よりコースターのほうが手軽だしおしゃれに見えるから。
 茶托を使うようなお客様はほとんど来ないし。」




なるほど。

最近は来客にもペットボトルや粉末のお茶でOK(?)なように
ますます合理性が優先になってきましたね。

でもね、


 なぜ茶托が必要か、
私が若い頃に勤めていた会社でその意味をしっかり教えてくれた先輩がいました。

「湯呑の飲み口に お茶を出す人の指が触れないように」
「茶碗の熱さを感じてこぼしたりしないように」


だから
茶托はおもてなしの気持ち
 日本の文化なのよ、と。


もちろん コースターでもいいのですが
コースターは主に冷たい飲み物の下に敷いて、
水滴でテーブルが濡れるのを防ぐためのもの。

もし、熱いお茶をお出しするとしたら

先にテーブルにコースターを置いて
お茶を手で持ってその上にのせることになるから

「あちっちーーー!」とひっくり返してしまったら大変!
お客さまも自分もヤケドするかもしれないでしょう?
お客様のお洋服やテーブルの上の大切な書類も汚すかもしれない。


でも茶托なら縁が立ち上がっているから
熱い湯呑を載せたまま持って
そっと安全にお出しできる。


せっかくお持ちなのですから
どんどん使ってみてはどうでしょう、


そんなふうに お客様にお話をします。


「そうなんですね!
マナー、というよりも思いやりの気持ちなんですね。
知らなかった!」

そう、使わない理由は「知らなかった」だけ。
納得すると人はすぐ整理をしたくなるようです。

奥に押し込めて忘れていた茶托が使いやすい場所にスタンバイされて

早くお客さん来ないかな、
 なんてかわいい発言も飛び出します!


 最近「知恵袋」だな
 いや「年の功」でしょうか。

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