最近使ってる？布団クリーナー

暮らし美人化計画ハウスキーピングSan 整理収納コンサルタントの里舘友子です。


最近、良く出会います。
しまい込まれたままのお布団クリーナーに。

整理収納の現場で、納戸や押入れ、あるいはベッドの下、
時にはクローゼットの奥から　ひょっこり現れます。

彼らは、もの言わぬ物達ですが
「使ってくれ～」と言っているようです。

せっかく買ったのに、なぜ使わないのでしょう。
その理由を尋ねると、

「最初は使ったんだけどねエ…」
「重いのよねー」
「なんだかめんどうで」
「ダニが本当に取れてるかわからないし…」

大体同じような答えが返ってきます。

かつて、布団のお手入れは、お天気の良い日にベランダに干して湿気を飛ばし、
布団たたきでホコリを落として　太陽の力でふかふかに蘇らせていましたね。

お日様のにおいがするお布団に眠る時、
子どもながら「ふかふかで気持ちいい～」と母に言っては、幸せを感じていました。

今では、仕事を持つ女性の増加、花粉やPM2.5 、排気ガスの影響などで、
布団はめったに外に干さなくなりました。
代わりに「布団乾燥機」が、
やがて「布団クリーナー」が現れて、一時は爆発的に売れたようです。

「お宅も買われたんですね」が、合言葉のようでした。
つい２～3年前のことです。

布団乾燥機は使っても、布団クリーナーは使用頻度が極端に低くて、
今ではジャパネット高田のサイトにも売られていません。

「でも、また使うかも。」
「いつか子供に使わせたいから」
大体同じような答えが返ってきます。

そんな時はマスキングテープに今日の日付を書いて貼り、
見えるところに収納しておきます。

「1年以内に使ったらテープは剥がしてください。
もし、1年後も使わなかったら、その時は思い切って捨てましょうね」
など言いながら、

布団クリーナーが大量に廃棄される日が来ないといいな、なんて
矛盾した複雑な思いです。

お宅は使っていますか？


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