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お祝い事のあと 晴れ着の片づけは

2018-07-24 22:54:37 | 整理、収納、の話
「さとさん、着物のたたみ方を教えてください。」

ある日の整理収納サービスでのことです。


イメージ画像San/6789990


その日は そのご家族にとって 
とても嬉しいお祝い事の後でした。


和室のかもいに吊るされていた総絞りの晴れ着は
ため息が出るほど美しくて

母から娘へと受け継がれた大切なお着物です。


それをなんとかご自身の手でたたむことができた時の
お客様の笑顔は
今の幸せをゆっくりとかみしめているようで
私も本当に嬉しくなりました。



私自身は着物はめったに着ませんが

若い頃に母から
「着物くらいは自分でたためるように」と仕込まれたおかげで

今、仕事にとても役立っています。


着物をたくさんお持ちなのに
「たたみ方がわからない」というお客様が案外多く、

タンスから出して虫干ししたほうがいいのはわかっている、
でもたためないから
もう何年も虫干しをしていないというご家庭に
しばしば出会います。


そんな時、私は躊躇なくお着物を広げ
カビやシミのチェックをしながら
お客様にたたみ方を教えて差し上げます。

時にはひどいシミに気付いて手放す決心をされることもあります。


振袖や襦袢のたたみ方だけでなく
帯締め 帯揚げなどの小物も

次に使う時まで大切に収納をするには
いくつか大事なポイントもあって


着物ほど収納に気を使う衣類はないと思っています。


そういえば
うちの娘はたたみ方を覚えているかしら。

せめて花火大会に着る浴衣くらいは自分でたためるといいねと
教えたのはいつだったかな。