先週は世の中ゴールデンウィーク、皆さんもあちらへこちらへとおでかけになったことかと思います。
岩村にもたくさんのお客さんが足を運んでいただいたようで、行き交う車を見ていると、3台に1台は県外ナンバーぐらいの勢いでしたよ。
私はというと中央道の渋滞を横目に恵那から、というか岩村から外に出ることなく、
東京から来た友達を案内し町の人たちと交流してもらったり、町の若人の交流座談会に参加したり、
町なかの賑やかしにちょっとした演奏をしたり、
空きスペースを使った簡易ブースを設けて移住情報を発信してみたりと、
お客さんで賑わうGWを町の活性化のためにフル活用してやろうとした結果さすがに疲れましたが、
最終日には恒例の城山草刈り清掃でとどめを刺された次第でございます。
でもついに草刈り機デビューしましたもんね。血が滾りますわー
どれもこれも一つずつご紹介するとかなりのボリュームになってしまうんですが、今回の本題は実は別にありまして
GWの少し前に、隣町の上矢作で自然資源の保護活動や自然体験会の開催を行う「NPO法人福寿の里」による森林ガイド研修会に特別に参加させてもらいました。
この上矢作は川がきれいだし、弁慶杉と呼ばれる樹齢800年級の杉が残っていたり、恵那の中でも特に自然資源が豊富な地域です。
今回は中でも全く自然のままに残っているといわれるアライダシ原生林の自然生態を学ぶのが目的。
広さはおよそ10ha(東京ドーム2個半ぐらい)、川の源流も多く見られ、太く育った木々の幹にはクマの爪あともあちらこちらに・・・この深い森の中を森林インストラクターの方のガイドで進んでいきます。
解説によるとここら辺の地域は日本の真ん中だけあっていろんな植生が見られる興味深い地帯らしいです。
また日本では北海道の釧路あたりで見られる“根上がり木”という生長現象が多数見られ、とても珍しいそうです。
みてください、この奇異な生え方!
なんでこうなるかは、実際目にして考えた方が楽しいんで、是非一度訪れてみてください。
そう、今回の森林ガイド研修は、ただ見たものを解説するだけのガイドではなく、“インタープリター”としてより一段階上のガイディングを目指そうというもの。
インタープリターとは、訳すと“通訳者”。自然とそれを体験する人との“仲介”となる人のことです。
インタープリターはただ自然の解説をするだけでなく、参加者が何を求めに来ているのかを明らかにし参加意識を高め、一つの事象においても参加者に考えさせて参加者自身から答えを引き出していくことが求められるとのこと。
実際この研修会で何度も、これはどうしてだと思いますかと、質問をふられるたびに自分で考える機会が多くなり、このプログラムの主体が自分自身にあることに気づかされます。
そうやってなぜ・どうしてを繰り返すうちに、終わる頃には「だから」自然は大切なんだという自分なりの答えへの糸口が見つかる気がしました。
今このインタープリテーションという考え方は自然観察の分野では徐々に浸透してきているとのことです。
これは自然分野だけに限らず、例えば岩村の町並みを案内するときにも応用できますよね。
歩いているだけでは見過ごしてしまう部分を気づかせてくれるガイドがいると、他の町にはない魅力の多い町歩きが楽しめるのが岩村。この方法だったら訪れた人自らが町の魅力を発見しようという意識をもってもらえるかもしれません。
私もまた友人が来たらこんな風に町案内したいな、と講習を終えて感心していたら実はこの森林インストラクター山内さん、お住まいは岩村で町並みガイドとしても活動しているとか!その幅広さに妙に納得して終わった一日でした。
ちなみにこのアライダシ原生林は国有林ですんで、入山される際は上矢作振興事務所に事前に届けを出すようお願いいたします
岩村にもたくさんのお客さんが足を運んでいただいたようで、行き交う車を見ていると、3台に1台は県外ナンバーぐらいの勢いでしたよ。
私はというと中央道の渋滞を横目に恵那から、というか岩村から外に出ることなく、
東京から来た友達を案内し町の人たちと交流してもらったり、町の若人の交流座談会に参加したり、
町なかの賑やかしにちょっとした演奏をしたり、
空きスペースを使った簡易ブースを設けて移住情報を発信してみたりと、
お客さんで賑わうGWを町の活性化のためにフル活用してやろうとした結果さすがに疲れましたが、
最終日には恒例の城山草刈り清掃でとどめを刺された次第でございます。
でもついに草刈り機デビューしましたもんね。血が滾りますわー
どれもこれも一つずつご紹介するとかなりのボリュームになってしまうんですが、今回の本題は実は別にありまして
GWの少し前に、隣町の上矢作で自然資源の保護活動や自然体験会の開催を行う「NPO法人福寿の里」による森林ガイド研修会に特別に参加させてもらいました。
この上矢作は川がきれいだし、弁慶杉と呼ばれる樹齢800年級の杉が残っていたり、恵那の中でも特に自然資源が豊富な地域です。
今回は中でも全く自然のままに残っているといわれるアライダシ原生林の自然生態を学ぶのが目的。
広さはおよそ10ha(東京ドーム2個半ぐらい)、川の源流も多く見られ、太く育った木々の幹にはクマの爪あともあちらこちらに・・・この深い森の中を森林インストラクターの方のガイドで進んでいきます。
解説によるとここら辺の地域は日本の真ん中だけあっていろんな植生が見られる興味深い地帯らしいです。
また日本では北海道の釧路あたりで見られる“根上がり木”という生長現象が多数見られ、とても珍しいそうです。
みてください、この奇異な生え方!
なんでこうなるかは、実際目にして考えた方が楽しいんで、是非一度訪れてみてください。
そう、今回の森林ガイド研修は、ただ見たものを解説するだけのガイドではなく、“インタープリター”としてより一段階上のガイディングを目指そうというもの。
インタープリターとは、訳すと“通訳者”。自然とそれを体験する人との“仲介”となる人のことです。
インタープリターはただ自然の解説をするだけでなく、参加者が何を求めに来ているのかを明らかにし参加意識を高め、一つの事象においても参加者に考えさせて参加者自身から答えを引き出していくことが求められるとのこと。
実際この研修会で何度も、これはどうしてだと思いますかと、質問をふられるたびに自分で考える機会が多くなり、このプログラムの主体が自分自身にあることに気づかされます。
そうやってなぜ・どうしてを繰り返すうちに、終わる頃には「だから」自然は大切なんだという自分なりの答えへの糸口が見つかる気がしました。
今このインタープリテーションという考え方は自然観察の分野では徐々に浸透してきているとのことです。
これは自然分野だけに限らず、例えば岩村の町並みを案内するときにも応用できますよね。
歩いているだけでは見過ごしてしまう部分を気づかせてくれるガイドがいると、他の町にはない魅力の多い町歩きが楽しめるのが岩村。この方法だったら訪れた人自らが町の魅力を発見しようという意識をもってもらえるかもしれません。
私もまた友人が来たらこんな風に町案内したいな、と講習を終えて感心していたら実はこの森林インストラクター山内さん、お住まいは岩村で町並みガイドとしても活動しているとか!その幅広さに妙に納得して終わった一日でした。
ちなみにこのアライダシ原生林は国有林ですんで、入山される際は上矢作振興事務所に事前に届けを出すようお願いいたします