馬 能力主義


馬の能力を過去レースより分析。人気馬の信頼度や穴馬の盲点を見極める

6月4日 東京競馬場 安田記念

2023-06-04 07:02:39 | ギャンブル

■東京競馬11R


◾GⅠ 安田記念



◆能力チェック

①ナランフレグ
昨年出走も0.4秒差の9着。
一見、そこそこやれているような数字だが、短距離、GⅠともなると、0.1の差はとてつもなく大きな差となる。
歴戦のマイルの猛者たち相手で今年も厳しいでしょう。




②メイケイエール
1200にシフトチェンジでもGⅠには届かず。マイルに伸びてこの相手では厳しい。



③ジャックドール
馬券の鍵を握る一頭。
何と言っても、初となるマイルに対応できるのかどうか、に尽きる。
能力の高さは疑いようがないのは周知のところではあるが、あのパフォーマンスが果たしてここでできるかどうか。
個人的には大好きな馬ですが、
中距離よりもタイトに流れるマイルでは息が入れられないので、ちょっと厳しいのではないかなと思います。
スピードは相当ある馬ですが、マイルと中距離での求めるれるスピードのタイプが違うのかなと。
ヴィクトリアマイルのスターズオンアースが最後、前2頭と脚色が同じになって差しきれなかったのが良い例です。
一度も経験していないのは残念ながら大きなマイナス材料たと思います。


④セリフォス
マイラーとして完成の域に達していますね。当然好勝負だと思います。
ただし、海外帰りの影響がどの程度あるか。
力量が高いレベルで拮抗しているので、ほんの少しの不利な条件が致命傷となり得るので、ここだけがポイントです。



⑤ソダシ
今更説明の必要もありませんし、東京コースへの適性も抜群。スピードの持続力が売りで前走もほぼ、勝ちに等しい内容。
1点だけ気になる材料としては、
重箱の隅を突くようですが、中2週で2度めの遠征?
古馬ですから今更遠征でどうのこうのというのはどうかと思いますが、この小さな死角がどう出るか。
これも、200m長いことがあったかもしれませんが、府中牝馬Sでアンドヴァラナウト、サトノセシル、アプレイズ辺りとタイム差は差なしという結果は影響していたのかもしれません。



⑥ダノンスコーピオン
ここ3戦、結果が出ていませんが、
昨年のNHKマイルの勝ち馬。
2歳時の朝日杯や、昨秋、休み明け初戦の富士Sではセリフォスと差のない競馬をしているので、能力は相当高いはず。
ここは立て直しての叩き2戦目で真価を問われる時。半信半疑ではありますが、今回まではおさえておきたい。



⑦ガイアフォース
前走マイラーズCは初マイルながら、セリフォスと接戦と高い能力と高いマイル適性を見せた。
穴の魅力はあるが、初の東京、長い直線で同じに競馬ができるかどうか。



⑧ドルチェモア
ここでは分が悪い。



⑨シャンパンカラー
例年ですが、NHKマイルはレベルが低く、その後の成長ありき。
今年は更にレベルに疑問符で、現時点では、古馬最高峰のレースで、即通用とはいかないのではないでしょうか。


⑩ソウルラッシュ
昨年の安田記念は大敗も、この一年でかなり成長。
が、ここ3戦で負けている、セリフォス、シュネルマイスターに逆転できるか、と言われると、どうだろうか、と、思ってしまう部分も。
高いレベルで安定しているが、この馬でさえも順番付けすると上位から少し離れてしまう。



⑪イルーシブパンサー
昨年は飛ぶ鳥を落とす勢いで安田記念に登場。
その勢いを買われ1番人気も、差し届かずの8着。あと一歩及ばなかった。
その後は京都金杯勝ちがらあるが、イマイチな成績。
敗因は、やや前に行くと末脚でが鈍る事で、追込がベスト。
ただ、追い込み一辺倒で叶う相手ではないので、むずかしいところ。


⑫ナミュール
東京マイルはベスト条件で、ヴィクトリアマイルは最大のチャンスだったが、不利も重なり不完全燃焼。
ここは仕切り直しの一戦ではあるが、ちょっと底が割れてきた感がある。
末脚型で切れ味があるように見えるが、意外と早い上がり(最速)が使えていない。
ラストの末脚勝負では少し見劣るかもしれない。。



⑬レッドモンレーヴ
やや格下感は否めないが、それなりに時計も持っているし、東京マイルもあっている条件。
末脚も確かなので無欲の一発かあっても。



⑭シュネルマイスター
前走は久々の勝利。
海外遠征はともかく、
前にも書きましたが、この馬はやはり、スプリンターズSでリズムを崩したのがなんとももったいなかった。
その影響でマイルCSは度外視できるし、前前走の中山記念も大きな不利があっての4着なので、気にしなくていい。
鞍上ルメールもこの霧台は大得意だし、ここは当然上位争い。



⑮マテンロウオリオン
GⅠでは少し力不足でしょう。



⑯カフェファラオ
ワンターンの競馬場しか走らないので東京コース事態はいいのですが、
やはり、それはダートでの話。
昨年はもしかして、な要素はありましたが、今年も昨年と同様な走りになるでしょう。


⑰ウインカーネリアン
前走でダートを使っている分、ちょっと勝負度合いにかけますね。
GⅠで厳しいでしょう。



⑱ソングライン
東京マイルはGⅠ2勝を含む、2.1.0.1の準パーフェクト。
地元関東圏というくくりでも、負けたのは唯一、昨年のヴィクトリアマイルだけで
これは逃げたローザノワールと2番手のレシステンシアが3.4着に逃げ残れたような前有利のレース。
掲示板に載った5頭の内、唯一、後方から脚を伸ばして、2着馬とはタイム差なし。
ここは中2週でも、遠征がないのも有利で、再びソダシよりは上位に取りたいし、2連覇も可能。



※上位拮抗で難解ですが、
能力チェックから少し見えてきた感じですね。
5頭くらいが拮抗ですが、これは馬場や展開で何度やっても着順が変わりそうなくらい、どの馬が勝ってもおかしくないレース。

穴馬の台頭は1頭はあっても、2頭はないと断定します。

5頭の内2頭は馬券内。もしくは3頭独占も充分なので、買い方は工夫します。