小倉トースト

中部地区に住んで早人生の３分の２くらいは経過しました。

でも天むす、エビフライ、ひつまぶし、味噌カツなど名古屋めしと呼ばれるものを

抵抗なく食べられるようになってから、まだまだ歴史は浅いです。

食に対してのカルチャーショックは学校給食。

みそおでん、田楽など味噌をつけて食べることは、私の家庭料理ではお目にかからず、

また正直給食での味も好きではなかったこともあり、受け付けませんでした。

味噌おでんが食べられるようになったのは、動物園で。

寒風吹きすさぶ中、アツアツの味噌おでんは美味しかった！！

それ以来ですね。食べられるようになったのは。

　　　　　　　　

　ＮＨＫの『こころ旅』という番組があります。俳優の火野正平さんが視聴者の忘れられない心の

風景を相棒のチャリオ（自転車）で訪ねるという番組。

今週は岐阜県でしたが、岐阜の喫茶店で注文したのが

「小倉トースト」。昭和３０年ごろから広がりはじめ、今や定番メニュー。

そもそもは名古屋が城下町で、お茶文化が盛んであり和菓子の店が多かったことで

小倉トーストが定着したのではないか、とのこと。



私も好きです。が、食べられるようになったのはここ数年のこと。

以前は「ありえへ～ん！！」でした。

トーストした食パンにマーガリン、もしくはバターを塗り、その上にゆでた小豆を

のせるというもの。


正平さん曰く

「これ好きなんだよね。」

でもその後に一言。

「でも、必ず食べた後は胸焼けするんだよね。」

やっぱり、そう？

私もです。

でも、おいしいんですよね。おいしいので、多少の胸焼けくらい我慢できます。

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