ほんわかと健康に暮らしたいと願う日々

アラフォー・働く母。3世代同居プラス犬と猫。毎日があっという間に過ぎていきますので、その忘備録と愚痴(笑)。

『モッタイナイ』の心を解き明かす本

2014-03-05 16:57:31 | 日記
出久根達郎サン。作家さんです。

日経新聞の夕刊に書かれていた出久根サンの文章が読みやすいということから目にとまった本。

隅っこの「昭和」モノが語るあの頃
クリエーター情報なし
角川学芸出版




世の中は身辺に増えすぎたモノを減らそうという傾向。かくいうワタクシも

すっきりした部屋に憧れて幾度か『断捨離』を決行しました。でも、捨てるのに気がひけてしまうことも。

なぜ、捨てることに気がとがめるのかと考えた結果、出した結論。

「愛着がある、というよりしまいこまれて日の目を見せてあげられなかったモノたちへの、

ゴメンナサイという気持ちなのではないか。」ということ。

このような思いをしないためには、モノを増やさなければいいのだよね、と思いつつ。

しかし今日使用中のレーザープリンターが感光体トナーの交換時期となり、

調べてみるとトナー交換代と新品のプリンターを買った場合の値段がほぼ変わらず。

『修理より新しく買った方がお得ですよ』とよく聞く言葉がプレイバックしました。

特にプリンターは使い捨ての時代なのですかね。


そんな時に「隅っこの昭和」に書かれていた一文が思い浮かびました。

「モノが溢れ、よりどりみどりの現代は、一つの品に恋々とし、後生大切にする者が不審に見られる。
 

 消費しない人間は、異端者である」


消費大国ニッポンを見事に表している文章です。

この本は昭和の隅っこで繰り広げられていたモノにまつわる話です。作者の意図とは違うかもしれませんが、

私にとっては「モノを大事にする」「もったいない」の心を思い出させてくれる本でした。


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