よい傾聴のポイントとはなにか?
ここでは、三つほど、ごく初歩的なポイントをあげておく。
まず一つは、「余計なことは言わない」ということ。
相手の話を聴くときに重要なのは、「何を言うか」ということ以上に、「どのように相手の気持ちに寄り添って聴くか」ということ、そして「何を言わないか」ということだ。
相手はつらい気持ちをただわかってほしくて話しているのに、ともすると五分もすれば「励ましモード」に入りがちだ。
「そんなこと気にしなければいいじゃない」「もっと強くなりなさい」などと。
二つめのポイントは、「解決しようとするな。わかろうとせよ」である。
悩みを話してくれた相手に対して、何とか役に立とうと、「それは、こうすればいいんじゃないかな」「それはこういうことだよ」と、すぐにアドバイスする人がいる。
もちろん善意でそうしているのだが、言われたほうは、かえってつらくなることがある。
三つめのポイントは、「不思善悪」である。
クライアントの話の内容について、善悪の価値評価をしないということである。
これはとても難しい。
「善悪」にとらわれていては、相手の話を聴くことができなくなってしまう。
「それはよくないことだよ」と切って捨てるのは簡単なことだが、「悩んでいるその気持ちをどうすればいいか、自分でもわからなくて困っているんだね」と相手の気持ちに寄り添って、十分に受け止めていくことが必要だ。
そのようにして十分に寄り添いながら話を聴いてもらっていると、ロジャーズも言うように、人はなぜか自分の心に素直になれる。
そして、自分の気持ちに素直になれると、自分のうちなる声に耳を傾け始める。
それが自分自身の「気づき」につながる。
ここでは、三つほど、ごく初歩的なポイントをあげておく。
まず一つは、「余計なことは言わない」ということ。
相手の話を聴くときに重要なのは、「何を言うか」ということ以上に、「どのように相手の気持ちに寄り添って聴くか」ということ、そして「何を言わないか」ということだ。
相手はつらい気持ちをただわかってほしくて話しているのに、ともすると五分もすれば「励ましモード」に入りがちだ。
「そんなこと気にしなければいいじゃない」「もっと強くなりなさい」などと。
二つめのポイントは、「解決しようとするな。わかろうとせよ」である。
悩みを話してくれた相手に対して、何とか役に立とうと、「それは、こうすればいいんじゃないかな」「それはこういうことだよ」と、すぐにアドバイスする人がいる。
もちろん善意でそうしているのだが、言われたほうは、かえってつらくなることがある。
三つめのポイントは、「不思善悪」である。
クライアントの話の内容について、善悪の価値評価をしないということである。
これはとても難しい。
「善悪」にとらわれていては、相手の話を聴くことができなくなってしまう。
「それはよくないことだよ」と切って捨てるのは簡単なことだが、「悩んでいるその気持ちをどうすればいいか、自分でもわからなくて困っているんだね」と相手の気持ちに寄り添って、十分に受け止めていくことが必要だ。
そのようにして十分に寄り添いながら話を聴いてもらっていると、ロジャーズも言うように、人はなぜか自分の心に素直になれる。
そして、自分の気持ちに素直になれると、自分のうちなる声に耳を傾け始める。
それが自分自身の「気づき」につながる。