「仕掛人・藤枝梅安」
池波正太郎先生ご生誕100周年記念作品なんだそーです。本作は二部作になっていて先ずコレが第一弾。
見るともなしにポスターを見ると、そこには私が「日本人女優さんの中で一番好き!」と公言している天海祐希さんのお姿が…!こんなん観るっきゃない!!
あらすじ
江戸の郊外、品川台町で腕がいいと評判の鍼医者、藤枝梅安(豊川悦司)。彼には悪を闇に葬る仕掛人というもう一つの顔があった。ある日、梅安は仕掛の標的を探るためにある料理屋を訪ねるが、標的となる料理屋のおかみの顔を見た瞬間、梅安は驚く。それは梅安に暗い身の上を思い出させる人物だった。(Yahoo!movieから丸パク)
いや上手いよね。
出演してる役者さんが…先程は天海祐希さんだけをとりあげましたが、とにかく出演者全員芸達者。一部の隙もない完璧なキャスティングと言っていいレベル。
主人公の梅安を豊川悦司さんが、そしてその相棒?仕事仲間?の彦次郎を片岡愛之助さん、梅安が心許す女・おもんを菅野美穂さん、等々一流ドコロ総出演。
中でもやはり天海祐希さんですよ。本作珍しく悪役を演じているんだけど、艶のある流し目やちょっと低めの色香漂う声音、指先1つの動きすら完璧だったと思う!それで…梅安と天海祐希さん演じる料亭のおかみ・おみのが初顔合わせするシーンがまた…梅安のえも言えぬ微妙な表情からの過去シーンのカットバック…もう見せる魅せる!!
時代劇のいい所ってさー、悪人がいかにも悪人面してるんだよねw
そんな時にはやっぱり板尾創路さんですよ。この方裏切らないわぁ~ホント絶対鉄板悪い顔してるよねー←お前板尾創路さんファンに謝れ^^;
それから六角精児さんのあの自堕落でねっとりした感じの悪さ!シビレるなー上手いんだよなーみんなハマり過ぎててウッキウキしちゃうよーw
あと、夜明けの街道で見知らぬ浪人がどうやら刺客と遣り合ってるシーンで…やたら殺陣の動きよくねーか?と思ったら早乙女太一さんだった。そりゃー上手いわな。
話は梅安の有り様そのままで…梅安は表の顔は腕のいい鍼医者なんだけど、裏の顔は悪人を闇に葬る仕掛人。人間には表の顔と裏の顔がある。どんな人間にも二面性はある。例えば表では気丈に明るく振舞っている人でも心の奥を覗くとどす黒い誰にも見られたくない過去を持っていたりする。その2つの顔を両方持ち合わせて1人の人間を作っている。
その有り様をそのまま映像で見せている、という感じかな。でも梅安にも彦次郎にも裏稼業に対する信条を持っていて、仕掛ける相手は本当に始末をしていい程の悪人である事・この世から抹殺した方が世の為人の為になるのだ、という相手しか手を掛けないという事。まあ「どんな理由であれ人を殺める事は悪」と言ってしまえばその通りですが、正に「それを言っちゃーお終いヨ」の世界観なのでw
後、本作で重要なのは…流石食通で名を馳せた池波正太郎先生の作品だけあって、とりあえず梅安と彦次郎は基本人を殺めてない時間はほぼ飯食ってるw
コレがさー、素朴な料理ばっかりなんだけど、とにかく心がほっこりするようないい感じの汁物とか焚き物とか食ってんだよー見てるだけでコッチもお腹が空いてくるよー
それから個人的に凄くいいなぁ~と思った事なんだけど、↑こんな裏稼業持ってる無口な仕掛人の話…って聞くとなんだか人間味を感じないやたらストイックで孤高の人みたいなイメージを持ちがちだと思うんだけど、本作の藤枝梅安という人物は決してつまんなそーなストイックおぢさんではなく、やる事ガッツリやり散らかすエロおやぢでもあるしw通いの家政婦さん?の「おせき(←高畑淳子さんが演じられてるんだけど、このキャラがまたいい感じにゲスくて最高!w)」とも洒落た遣り取りをしていてとても人間味溢れるキャラクターだった。そして、そんな梅安の持つ暗い過去が本作のキモだったんだけど…とにかく個々のキャラクターが立っていましたね。
ラストのスタッフロール見てたら「侍(役名なし):椎名桔平」のクレジットが出て来て「えぇ!?椎名桔平さんって何処に出て来てた???」と思ってたら…スタッフロール後に更に話が続いて(おまけ映像なんてレベルの尺ではない)、どうやら次回作のキーキャラとして登場するようです。しかも超ヒールっぽい!
という訳で、本編終わったからって直ぐに席を立たないようにしましょう。本作鑑賞年齢層がかなり高めな感じがするのでお手洗いが我慢出来ない人は仕方ありませんが、本当に結構な長尺で話続きますので、最後の最後まで鑑賞出来るように、映画鑑賞前~鑑賞中の水分の採り過ぎにはくれぐれもお気をつけて下さい💦
池波正太郎先生ご生誕100周年記念作品なんだそーです。本作は二部作になっていて先ずコレが第一弾。
見るともなしにポスターを見ると、そこには私が「日本人女優さんの中で一番好き!」と公言している天海祐希さんのお姿が…!こんなん観るっきゃない!!
あらすじ
江戸の郊外、品川台町で腕がいいと評判の鍼医者、藤枝梅安(豊川悦司)。彼には悪を闇に葬る仕掛人というもう一つの顔があった。ある日、梅安は仕掛の標的を探るためにある料理屋を訪ねるが、標的となる料理屋のおかみの顔を見た瞬間、梅安は驚く。それは梅安に暗い身の上を思い出させる人物だった。(Yahoo!movieから丸パク)
いや上手いよね。
出演してる役者さんが…先程は天海祐希さんだけをとりあげましたが、とにかく出演者全員芸達者。一部の隙もない完璧なキャスティングと言っていいレベル。
主人公の梅安を豊川悦司さんが、そしてその相棒?仕事仲間?の彦次郎を片岡愛之助さん、梅安が心許す女・おもんを菅野美穂さん、等々一流ドコロ総出演。
中でもやはり天海祐希さんですよ。本作珍しく悪役を演じているんだけど、艶のある流し目やちょっと低めの色香漂う声音、指先1つの動きすら完璧だったと思う!それで…梅安と天海祐希さん演じる料亭のおかみ・おみのが初顔合わせするシーンがまた…梅安のえも言えぬ微妙な表情からの過去シーンのカットバック…もう見せる魅せる!!
時代劇のいい所ってさー、悪人がいかにも悪人面してるんだよねw
そんな時にはやっぱり板尾創路さんですよ。この方裏切らないわぁ~ホント絶対鉄板悪い顔してるよねー←お前板尾創路さんファンに謝れ^^;
それから六角精児さんのあの自堕落でねっとりした感じの悪さ!シビレるなー上手いんだよなーみんなハマり過ぎててウッキウキしちゃうよーw
あと、夜明けの街道で見知らぬ浪人がどうやら刺客と遣り合ってるシーンで…やたら殺陣の動きよくねーか?と思ったら早乙女太一さんだった。そりゃー上手いわな。
話は梅安の有り様そのままで…梅安は表の顔は腕のいい鍼医者なんだけど、裏の顔は悪人を闇に葬る仕掛人。人間には表の顔と裏の顔がある。どんな人間にも二面性はある。例えば表では気丈に明るく振舞っている人でも心の奥を覗くとどす黒い誰にも見られたくない過去を持っていたりする。その2つの顔を両方持ち合わせて1人の人間を作っている。
その有り様をそのまま映像で見せている、という感じかな。でも梅安にも彦次郎にも裏稼業に対する信条を持っていて、仕掛ける相手は本当に始末をしていい程の悪人である事・この世から抹殺した方が世の為人の為になるのだ、という相手しか手を掛けないという事。まあ「どんな理由であれ人を殺める事は悪」と言ってしまえばその通りですが、正に「それを言っちゃーお終いヨ」の世界観なのでw
後、本作で重要なのは…流石食通で名を馳せた池波正太郎先生の作品だけあって、とりあえず梅安と彦次郎は基本人を殺めてない時間はほぼ飯食ってるw
コレがさー、素朴な料理ばっかりなんだけど、とにかく心がほっこりするようないい感じの汁物とか焚き物とか食ってんだよー見てるだけでコッチもお腹が空いてくるよー
それから個人的に凄くいいなぁ~と思った事なんだけど、↑こんな裏稼業持ってる無口な仕掛人の話…って聞くとなんだか人間味を感じないやたらストイックで孤高の人みたいなイメージを持ちがちだと思うんだけど、本作の藤枝梅安という人物は決してつまんなそーなストイックおぢさんではなく、やる事ガッツリやり散らかすエロおやぢでもあるしw通いの家政婦さん?の「おせき(←高畑淳子さんが演じられてるんだけど、このキャラがまたいい感じにゲスくて最高!w)」とも洒落た遣り取りをしていてとても人間味溢れるキャラクターだった。そして、そんな梅安の持つ暗い過去が本作のキモだったんだけど…とにかく個々のキャラクターが立っていましたね。
ラストのスタッフロール見てたら「侍(役名なし):椎名桔平」のクレジットが出て来て「えぇ!?椎名桔平さんって何処に出て来てた???」と思ってたら…スタッフロール後に更に話が続いて(おまけ映像なんてレベルの尺ではない)、どうやら次回作のキーキャラとして登場するようです。しかも超ヒールっぽい!
という訳で、本編終わったからって直ぐに席を立たないようにしましょう。本作鑑賞年齢層がかなり高めな感じがするのでお手洗いが我慢出来ない人は仕方ありませんが、本当に結構な長尺で話続きますので、最後の最後まで鑑賞出来るように、映画鑑賞前~鑑賞中の水分の採り過ぎにはくれぐれもお気をつけて下さい💦