「教皇選挙」
今年のアカデミー賞で8部門ノミネート(内4部門受賞)された事で日本でも注目度の高い作品だと思われ…どうやら本作原作小説があるそうで(ロバート・ハリス氏著)それを元に色々脚色した上で実写映画化されている模様。自分も予告編観てかなり期待値の高い作品です。
ところで本作は原題が「CONCLAVE」なんですが、今や「コンクラーベ」という言葉でバチカンのローマ教皇選出の意だと誰もが知るトコロなのではないか?今更邦題をわざわざ付ける必要があったのか?と個人的には疑問に思うトコロなのですが…コンクラーベって日本で未だ認知度低いですかね?💦
あらすじ
カトリックの最高指導者であると同時にバチカン市国の元首でもあるローマ教皇が死去し、新教皇を選ぶ教皇選挙(コンクラーベ)が行われる。ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)が、新教皇を決定する教皇選挙のまとめ役を務めることになり、100人を超える候補者たちが世界中から集まる中で、密室での投票が始まる。(Yahoo!検索情報から丸パク)
自分映画観る際になるべく映画の内容に関して調べずに、最低限の情報(予告編程度)だけで鑑賞する事にしてるんですが、本作のジャンルが(映画紹介サイト等の表記)「サスペンス/ドラマ」にカテゴライズされていたから…ダン・ブラウン著の「天使と悪魔(2009年に実写映画化・コンクラーベが題材になっている)」が勝手に脳内再現されてめっちゃテンション上がってたんですよねーラングドン教授シリーズ大大大好きなので♪😊
ついで言うと本作出演の役者も主人公のローレンスを演じたレイフ・ファインズを始め、スタンリー・トゥッチやジョン・リスゴー等々、映画好きさんなら誰もが舌なめずりしたくなりそうな錚々たるメンツ揃えてますしね!コレで期待するなと言う方が酷だろうと。
さて本作。
教皇が亡くなり、バチカンのルールに従って粛々とコンクラーベが執り行われていくんですが、レイフ・ファインズ演じるローレンス卿以下皆様非常に格調高くヒソヒソと耳打ち会話のような密やかで厳かな会話劇が続いていて…段々眠たくなって参りました(ヲイコラ
あ、いやウトウトはしちゃったけどギリ内容は追えてるからっ!←割と必死💦
まー言うてローマ教皇を選ぶ場な訳よ。厳かだろーが密やかだろーが色んな人の色んな思惑が渦巻きまくっている訳です(苦笑)
なんちゅーか…教皇選出ってめっちゃポリティカル臭するんですよね。まるでどこかの国の大統領選挙を覗き見しているかのような錯覚を起こしそうになるというか。
劇中で候補者を追い落とすネタもセクシャルスキャンダルだったり、前教皇死去前にも関わらず次回のコンクラーベに向けて票数集めの買収工作があったりと、なかなかにエグいネタのオンパレードで「コレ…バチカンからクレーム来ねーのか?」と脳内でハラハラしながら観てましたけどねw
で、このオチかぁぁぁぁ!
正直全く予想外の展開だったので「は?え?」ってなったけど、まあコレもいかにもポリコレやDEIに配慮しまくるハリウッドの風潮に寄せて来たと言うか「オスカー像取るならこのツボは押さえるが吉✨」みたいな計算が働いた上でのこの展開…なんですわなぁ(溜息
まあー決して悪くはないんですけどね、でもコレってバチカン的にタブー of タブーなんちゃうの?やっぱ本作ってバチカンから何もクレーム来てないの?
なんかこのオチがいきなりクライマックス以降で降って湧いたような印象を受けてしまったけれど、とりあえず前段で健康状態に問題アリかも?治療目的でジュネーブ行きのチケットを取ってる形跡あるけどどーなんだろーねーみたいなネタ振りありましたよね…いやぁーコレだけじゃー流石に察せられませんてーせめて行き先がジュネーブじゃなくてモロッコ辺りだったらまだ「ん!?」ってなったかもしんないけど。ならねーかw
カテゴリがサスペンスだったから…教皇は実は誰かに殺害されていたのだった!みたいなの想像してた自分、ちょっとズレ過ぎてましたね(苦笑)
いやコレはコレで想像外のオチだったから自分的には充分「どんでん返しネタ」だったけど!…でもなーんかちょっと消化不良感が残る作品でした💦
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