【映画】銀魂【21作目】

「銀魂」

空知英秋氏著の同名タイトルコミックの実写映画化。
既にアニメ化されているそうでコミックファンとアニメ版ファンとその両方粘着ファンのトリプルコンボ状態の大人気作品とあって公開前から話題騒然。
主人公の「坂田銀時」役を小栗旬君、銀時のもとで働く「志村新八」に菅田将暉、「神楽」に橋本環奈が扮する他、長澤まさみ、岡田将生、柳楽優弥、
中村勘九郎、堂本剛ら豪華キャストが勢揃いする…って、途中から面倒臭くなってYahoo!Movieのページから丸々コピりました。ｻｰｾﾝ

えーわたくし、本作の事をまーーーったく知りませんでした。
コミック未読、アニメ未見どころか本作の予告編すら一度も見た事なし。観た事があるのは映画館の廊下に貼ってあったポスターだけという状態。
もうぶっちゃけますけど、タイトルだけ読んで勝手に「ああ、パチンコ映画か。アレだろ【麻雀放浪記】のパチ版みたいなもんだろ」とガチで思ってました（滝汗）
とぅいまてぇ～ん！何しろ自分「元・パチンカス」なんでーーー、「GINTAMA」という発音と「銀」「魂（←勝手に玉と魂を掛けたんだな、と誤認）」で
パチネタだと信じて疑ってませんでしたー。あははははー！^^;
だから正直言うと完全にスルーするつもりではいたんだけど、いたんだけど……主人公が小栗旬君、というただこの1点だけで鑑賞決定！へっへーだ！←ｳｽﾗﾊﾞｶ

という訳であらすじ…
宇宙から来襲した宇宙人「天人（アマント）」によって支配され、侍が衰退したパラレルワールドの江戸末期。かつて天人から江戸を取り戻す「攘夷戦争」で
攘夷志士として戦い、伝説の「白夜叉」と恐れられた「坂田銀時」は、今では廃れた剣術道場の息子「志村新八」、戦闘種族である夜兎（やと）族の少女「神楽」
と共に万事屋を営んでいた。そんな近頃、江戸の町では「辻斬り」は流行っていて、銀時の幼馴染みで攘夷志士仲間だった「桂小太郎」がその刃の餌食になり
行方不明になったとの情報が入る


監督さんがテレ東の深夜ドラマ枠で大ヒットした「勇者ヨシヒコ」シリーズを手掛けてるんですよね。
という訳で、自分「勇者ヨシヒコ」大好きなんですわー。そりゃーツボるよねぇ（薄笑）
…って言うよりも、本作観てまず一番の感想は「うん、こりゃー金が掛かってゴージャスキャストにした勇者ヨシヒコだなｗ」
逆に、本来のコミックやその後のアニメに思い入れの深い「銀魂」ファンで、且つ「勇者ヨシヒコ」を全く知らない人が本作観たらどんな感想なんだろう？と思ったわ。
それ位、本作のテイストがまんま勇者ヨシヒコだった、という感じか。
よくよく本作を紐解けば、キャストすら「勇者ヨシヒコ」なチョイスになっている訳で。
流石に思いっきり山田孝之さん出すのもねぇ～…って思ってたら、ちゃっかり「エリザベスの中の人」やってたんでそ？^^;
他にもムロさんとか佐藤二朗さんとか思いっきりじゃん？他にも監督さんお抱え役者さんほぼフル出演状態だしｗ

まあ、そんなこんなである意味「安心して笑って楽しめる仕様＠勇者ヨシヒコファン」だったんですが、原作のテイストがどんな感じなのか？ちょっと興味あります。

本作の柱ネタは「紅桜」のくだりなんだけど（コレは当然原作コミックにもあるんですよね？）その前段階のゴチャゴチャが個人的にはツボだった。
映画冒頭のカブトムシ狩りの辺りとか物凄く好き♪
中村勘九郎さんがあんなぶっ飛んだ役やるなんて、誰が想像する？て言うか、勘九郎さん嬉々として演じ過ぎ！ｗ
でも意外にツボったキャラは「土方十四郎」を演じた柳楽優弥君かな。彼、ここ数年でグイグイ来てるよね。最初にカンヌで華々しいデビューを飾った後に
ずーっと下火だったイメージなんだけど、本当にここ数年でどんどんいいキャラ出して来てる。彼の中で何か吹っ切れたモノでもあるのかしら？

本筋のシリアス進行よりも枝葉のパロシーンの方が目立っていてややメリハリに欠けるキライはあるものの、娯楽映画としては充分満足出来る仕上がりじゃないかしら？
ただね…この作品って本来内容も作りも「超B級お笑い、単館上映にも関わらずクチコミでジワジワとウケて行く」という手合いだったと思うんですよ。
キャストが豪華過ぎたが故に大箱の全国ロードショーになってしまって、ちょっと本作の扱いが作品のキャパを超えているんじゃないか？という危惧はありますｗ

本当に……「テレ東の深夜ドラマ枠」な作品なんですよね。コレを1,800円の金払って劇場に観に行くって、それはそれでなかなか勇気がいるんじゃないかと（苦笑）