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天網恢恢疎にして漏らさず

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「告白」

2010年06月25日 | 映画感想
祝☆日本決勝T進出


いやぁ~!ある意味自分の中で「大番狂わせ」な試合でしたぁ~^^
「どうせダメだろ。もし行けてドローで得失点差って感じだろうね」とか冷めた事を言いつつも
何だかんだで応援する気マンマンで、昨夜はネット完全封印して夜10時には床に就きましたもの(笑)

早起きして応援した甲斐があったワ♪
日本代表、本当に素晴らしい試合でした。
勝って自らの力で決勝Tに進む。本当に理想的な展開。ブラボー!ハラショー!ヾ(●⌒∇⌒●)ノ

そんな訳で、以下は「昨日の日記」なんですが、草稿作った状態で寝てしまったので今更だがUP

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「告白」

昨日は大雨で映画に行けなかったので、今日こそ朝から張り切って見に行って来た。
中途半端な時間の映画にしようとするとまーたパチって見れなくなってしまうので(苦笑)
今日は気合入れて朝イチの回(9:40~)を見に行って来た。
「きっとこんな早い時間だと客席ガラガラだろーな♪(うひひ)」とあたりを付けてたんだけど
何と場内は9割以上の入り。ほぼ満席!
・・・みんな朝から頑張るなぁ(自分もな)、それともこの作品がよっぽど人気なのか!?

本屋で原作本を手に取ると「2009年本屋大賞受賞作」と堂々たる帯封がしてある。
読みたい・・・と思ってる最中に映画の予告編が始まってしまい、原作を先に読むべきか
それとも映画を先に見るべきか悩んだ末に・・・映画を先に見る事にして原作は封印。

いやぁ~。スゴイ映画でしたね。
映画を評するのに簡単な言葉がありますね。その言葉を使っちゃっていいのか躊躇しますが・・・
敢えて使います、「面白い」です。でも「面白い」という表現を使っていいのか少々悩む。内容的に。
原作の雰囲気がどうなのかは判りませんが、映画は非常に良く出来てると思います。
とにかく悪意のオンパレード。悪意の塊なんだけど悪人は登場しないのがミソ。

私なんて子供がいないから・・・でも順当に子供を産んでたら、我が子はこの映画に登場する
ガキどもと全く同世代だっただろうと思うと・・・本当に子供産まなくて良かったなと(をい)

いやもう、登場人物のガキどもの厨二病っぷりのスゴイ事ったら!
更にガキを取り巻く大人達もロクでもないから始末が悪い。
ただし、ガキにしろその親にしろ教師にしろ、それぞれが噴出させている「悪意」の全てが
各々が心に持っている「善意」だったり「弱さ」だったり「脆さ」だったり「正義」と呼ばれる感情から
発露しているのだ、という部分が・・・上に書いた「悪人は登場しない」という表現になった訳で。

でも誰の悪意が恐ろしいって、そりゃー松たか子さん演じる教師の悪意の右に出る者はいないでしょう。
松たか子さんの淡々とよどみなく語る、あの感情があるんだかないんだか訳わかんない語り口が
とにかく恐ろしいんですよ。感情が封殺された語り、とでも言うのか。背筋が凍ります。

よく少年の凶悪犯罪が起こると、TVのワイドショーで文化人気取りのタレント崩れや
「児童心理学の権威」とかいう肩書きの大学教授みたいなのが出てきて、したり顔で
「子供の心の闇が」だの「家庭環境のトラウマ」だの「子供を巡る社会環境」だの言うけどさ、
自分らが中学生の頃の事を思い返してみると、もう中学に上がる頃になると大人顔負けの事を
考えていた・・・かなり狡猾だったと認めるし、決して純粋でもなかったと断言出来る。

「思春期特有の」「大人に成り切れていない未熟さが残る」などという言葉を充分理解していて
それを自分への免罪符にしていたフシすらある。当時の自分を振り返るとね。

まあそんな厨二病っぷりが全面に出ていて始末の悪い話でした(笑)
そしてラストのラスト、松たか子さんの最後の一言がね・・・まあ恐ろしいお話でしたわ^^;

これは原作も是非読んでみたいですね。夜眠れなくなりそうで怖いんですが。
それにしても「本屋大賞」は必ずと言っていい程、速攻で映画化されますねぇ。
今年の受賞作も既に映画化が決まっているのかしら?気になりますね。
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4 コメント

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Unknown (さると)
2010-06-25 13:01:55
日本代表やってくれると思ってましたよ。
カメルーン戦、オランダ戦と上り調子でしたし!
それよか前回王者イタリアが予選リーグで最下位敗退って…
昨夜の追いついては離されるまさかの展開にドキドキしました。

告白、悪人はいないのに悪意による、うまい表現ですねー
松たかもさることながら木村佳乃サンのなりきり度はすごかった。
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Unknown (管理人)
2010-06-26 23:51:04
>さるちー
イタリアねー、かなりがっかりしたわ。
今回はフランスもダメダメ&予選敗退だったしね・・・ヨーロッパ以外の地域での開催は荒れるなぁ
まあでもね、決勝Tまで行ってくれたので、もうこの先は無理難題を言うつもりはありません。
ここまでよくやってくれたなと。後は勝敗じゃなくて、今持てる力を思い切り吐き出してもらえればと。

「告白」ね、木村佳乃さんもスゴかったですね。鬼気迫る演技に圧倒されましたよ。
と言うか、この映画地味にいい役者をいい配役で使ってるなあと。
原作の面白さがまずありきなんだろうけど、適材適所で役者が使われていて、それも好印象でしたね
返信する
告白かぁ (あやか)
2010-06-28 22:02:24
湊さんの本ってホント後味悪いのよ。
でも、なんか面白いんだよねー。

木村佳乃はルビコンなんてやめて女優業に専念すればいいのに!

原作に忠実なのに2時間に納めて
さらにラストもはっきり結末付けるなんて
監督スゴーイ って思いますね。
返信する
ほーほー (管理人)
2010-06-28 22:19:05
>あやちゃん
先に原作読んだ派ですね?
よくよく考えたら、私湊かなえさんの書籍って1冊も読んだ事なかったです(苦笑)

映画は原作にかなり忠実な作りなんですかね?
今日本屋に行ったら文庫本が並んでたからよっぽど買おうか迷って違う本買っちゃったー(笑)
・・・今度こそ本屋行ったら原作買います。はうぅ~^^;
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