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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

円満解決!点心の練習

2024年12月16日 | 日記とレシピ

 「ただいま。」

「お帰りなさい。・・・ところで、冷蔵庫の中なんだけど、・・・」

 ああ、そうだよね。

 一昨日に残した小籠包の生地と餡が半分ずつ残っている。使わねばなるまい。

 それに、今日は、日中でも車に雪が積もるような寒さ。アツアツ料理を作るには最適な日和だ。

あの『ブハッ』と熱い料理をディナーで楽しもうではありませんか。

「だとすると、食事の直前に盛り付けるから何時がいいかな?」

 蒸し時間は10分でよい。 このことは、前回確認済み。

 それに合わせて、台所の時間設定をした。 目標時間は、某番組の開始時刻!

 そんでですな。

 手作り生地の場合、市販の生地よりも長持ちしないんですよ。

 多分、水分が多いせいなんだと思うけど、時間の経過とともにベチャっとしてしまうんですね。

 特に、餡を包んでからは、そんなにのんびりしていられない。

 生地に穴が開いてしまう心配が大きくなるからです。

 その辺を前提にしつつ、勝負を始めます。

 いざ、出陣!!!

 今回一番に試したいのが、衣の切り方

 ・皮を餃子レベルまで薄くしたら

       秘密兵器登場!

 ある容器の蓋なんですけど、アルコール消毒して使いました。

 ・生地に押し付けて切り抜いていきます

       ふっふっふ、きれいに揃いましたよ♡ 作戦成功!

 ※打ち粉は必須です。時間の経過とともにひっついてしまいますから

       餡はよく馴染んでいる感じだけど、やっぱり賞味期限でしょうね

       究極の安定図形で餡を包みます

       やっぱり、前回の生地よりも、きれいにまとまります

 実のところ、ここが一番試したかったところなんです。

 小籠包のエキスが漏れ出さない、最も効率的な生地の形は、やっぱりです。

       いつでも加熱できるようにスタンバイ

 で、食事時間に合わせて蒸す。

       出来立てを盛り分けて

       レンゲに乗せて、お好みの調味料で(これは辛子醤油)

『ブハアッ!』

 たまらんっス!

 とにかく、時間との戦いでもあるので、熱いうちに戴きました。

 この辺が、調理人 兼 客の辛いところなんだけど、欲を言えば、食卓に蒸し器を持ち込みたい気分です。

 まあ、これでも十分に家族が満足しているんだから、よしとしますか。

 一応、次回への課題も記録しておきます。

 衣の半径を大きくして、ゼラチンスープの量を多くしたらどうなるか。

 もしかしたら、もっと『ブハアッ!』が大きくなるんじゃないかな。

 これは、限界への挑戦でもあるので微妙なところなんですけど、試してみたいと思っています。

 もしかしたら、この冬中にできるかな?

 なにはともあれ、

 ご馳走様でした!!


「やっちゃった」みたい

2024年12月15日 | 日記

 陸協のT氏から着信があった。

 陸上の競技シーズンも終わろうというこの時に、どうしたの?

「どうも、マタギです。」

「ああ、マタギさん。実はね・・・」

 聞けば、先月末に行われた、今年最後のトラックレースの後、用具を片付けたときの話だって。

 この日の仕事を終えて、用具を片付けようとしているときに、部品がポロリと落ちたんですよ。

 で、その部品がポキンと折れちゃったんですね。

 直そうと思ったけど、無理っぽい。

 仕方がないからその壊れた部品をもって管理事務所に行って、事の経過を伝えたんです。

 「そうでしたか。まあ、今日の大会で今年は終わりだから修理に回しておきますね。ただ、●ISHIの製品だからねえ。」

 陸上競技の備品というものは、個数がめちゃくちゃ少ないので、値段がバカ高いというのである。

 それは知ってる。

 大体、こんな用具、県内にも3つか4つしかない代物。

 それでいて、競技会では必需品。

 製造元は、独占状態。いくらでも高値を請求できるのだ。

 まあ、今シーズン最後の大会でよかった。

 これで、大会が連続する時期だったら、色々迷惑をかけたかもしれないからね。

 そのぐらいに考えて、自分の中で完結していたんですよ。

 ところが、

「実は、経費を見積もってもらったら、〇十万するんだそうです。」

「はあ?」

たかが、棒の先っぽが折れただけだよ。それが、こうなるのね。

 ちょっと、物申したいことがないわけではないんだけど、壊したのは確かにマタギなので、責任はとらねばなるまい。

 こういうのを、青天の霹靂というのか、身から出た錆というのか、分からないけど、只今保険の手続き申請中。

 新年度の大会がスムースに運営できるためには、必需品だからね。

 まずは、話がすんなり進んで、用具が元通り使えるようになりますように。

 それにしても・・・

 本年度は、選手の安全確保ために暑さ対策の提案をし、協会から賛同を受けて実施し、成功裏に終えることができたシーズンだった。

 それが、このような形で終わるとは。

 これは、好事魔多しという教訓にしておきましょう。


ブハッと美味しい小籠包

2024年12月14日 | 日記とレシピ

 明日は夜勤日。

 ということは、午前中を丸々使えるんだけど、暫くアウトドアを楽しむ気はない。

 近くの山まで真っ白だからねえ。

 もう少し積もったら、スキーも楽しもうと思うんだけど、まだ少し早い。

 明日はクッキングでしょうな。

 で、急に思いついたのが小籠包

 美味しいんだけど、長いこと作っていない。

 それもそのはずで、普通の中華粉物料理よりも、ひと手間多くかかるからなあ。

 でも、そのひと手間を、今晩のうちにやっておけば、そんなに大変じゃないんとちゃうか。

 そう閃いたんですよ。

 思い立ったが吉日。

 早速始めましょう。

 まずは、餡に入れるスープから。

 ・鶏がらスープの素6gと粉ゼラチン5gを使います

 ・一緒に器に入れたら

 ・ポットのお湯100gを入れてよく混ぜておきます

 今の時期だと、そのまま放っておいても明日には固まるでしょう。

 一丁上がり。

 続いて、生地も作っておきます。

 ・前回のワンタンと基本的には同じなんだけど、水の割合を気持ち少なめにしてみます

 ・強力粉と薄力粉各50gと、お湯を45gで捏ねてみました

 効果があるかどうかは分からないけど、今回は、中身が途中で溢れてしまうと、この点心の楽しみが半減してしまうので、固めにしてみました。

 こちらは、ラップで包んでおきます。

 ここまでやっておけば大丈夫じゃないかな。

 そして、翌朝。 を作りましょう。

       挽肉150gに

       長ネギ1/2本みじん切り

       生姜を摺り下ろして

 ・酒25,醤油30,オイスターソース15にごま油8gと塩コショウで味付け

 ・昨夜仕込んでおいたゼラチンスープをフォークで崩して

 ・全部をしっかり混ぜて

       準備OK!

 生地を仕上げます。

       パスタマシンで伸ばして、8cm角ぐらいに切ってみました

 ・餡を適量乗せて、中華饅と同じ要領で端から摘まんでいって

       しっかり口を閉めていきます

       蒸し器に並べて加熱10分

       ほっほっほ、ホカホカですよ!

       これを、熱いうちに食べると

 ブハッと熱い肉汁とともに、美味しい餡が口の中に飛び込んできます。

 これよこれ!

 これを食べたかったんですよ!!

 やっぱり小籠包は、格別に旨いっスね。

 冬場に食べるべき中華粉物料理の代表と言ってよいでしょう。

 家族も喜んで食べておりました。

 時間の関係で、半分しか作れなかったので、残りは近日中に戴きたいと思います。

 やっぱり、寒い日がいいでしょうね。

 まずは1回目、御馳走様でした!


キミだけで

2024年12月13日 | 日記とレシピ

 これは、全然大したことない話なんです(いつもそうだけど)。

 だけど、令和6年の遺恨を来年にまで残さないための、大切な試みの一つなのです。

 朝仕事で、本年の課題であった『す』の入らないプリンづくりに成功したマタギであったが、本日は、ランチでも課題に取り組みます。

 で、作るのはきつね月見そば

 本当に普通のランチなんですけど、マタギにとっては、とても大事な出来事なので記録しておきます。

 一昨日作った甘~いキツネが2枚残っているので、それを生かしたランチを考えました。

 前回がうどんなら、今回は蕎麦でしょう。

 ちょうど、冷蔵庫の蕎麦が賞味期限直前。

 これで、きつね蕎麦は確定ね。

 まずは、そちらの料理を進めます。

 お揚げちゃんは、温めておいてトッピング。

 麺つゆの方だけど、やっぱり最近、マタギにとってブームになっている長ネギを使います。

       斜め切りにして

       鶏油で炒めて

       焦げ目がつくころには、甘くていい香り

 これが入っただけで、汁の美味しさがグンとレベルアップします。

       麺つゆは『追いがつお』

 1:3だって。

 水660に汁220ml。顆粒出汁をちょっと足して、炒めたネギも合流させておきます。

 ・麺を、たっぷりのお湯で茹でて

 ・冷水で締めてから、もう一度湯に潜らせて盛りつけ

 そんでですな、ここからが今回の料理の肝!

       きつね月見蕎麦!!

 こうなるために、一つだけ工夫をしたってことが、本日の日記の趣旨なわけです。

 それは、

       これです!

 黄身を美しく可愛いままに盛り付けるためには、細心の注意が必要。

 特に、どんなに優しく触れようとしても、この繊細な表皮は耐えられない。

 これが、前回学んだこと。

 だったら、自分自身が飛び込んでいけるように準備していればいいわけだ。

 そう、君だけで行っておいで。

 作戦は、うまくいきました。

 これで、令和6年に残されていた課題の一つはクリアできました。

 でも・・・、

 この場合、

 黄身と白身とを分ける必要があったのかな?

 まあ、その辺は、また来年考えようかな。

 やってみなけりゃ分からない。

 来年も、試行錯誤しながら判断していきたいと思います。


やっぱりプリンがベスト?

2024年12月12日 | 日記とレシピ

 気がつけば、2024年も残り20日を切ってしまっている。

 今年も色々あった。

 自然とのかかわりの中では、毎年のことだけれども、新しい発見が必ずある。

 喜びも沢山あったし、驚きや不安に襲われる出来事も少なからずあった。

 人とのかかわりの中にも、多くの発見があったと思う。

 その中には、またやらかしてしまった自分もいるし、意外とやれている自分もいることが分かったりした。

 そして、家の中だ。

 やっぱり今年も、悲喜こもごもでしたな。

 特に、台所は、ジェットコースター

 大成功と大失敗の繰り返しでした。

 そんな中でも、来年以降にまで遺恨を残しそうな料理や食材が、少なからずある。

 本日は、その中の一つに向き合ってみようと思います。

 それは、カラメルソースを普通のプリンで食べること

 カラメルソースについては、何度も書いているけれど、実はプリンも、遺恨というか未練が残っている料理なんですね。

       カラメルソースは残り僅か

 簡単に言えば、普通のプリンが一度もうまく作れていないんです。

 で、自分としては、うまくいかない理由が分かっているんですけど、そのことを確かめるのと、残っているカラメルソースを消費することが本日のテーマになります。

 では、行ってみましょう。

       材料を混ぜるところまでは難しくない

 ※卵2個に牛乳1本、生クリーム30gと砂糖50gにバニラを少々

       とにかく寒いからよく混ぜて溶かしましょう!

       器にカラメルを注いで卵液を盛り分けたら

       蒸し器で加熱するんだけど

 いつも『す』が入ってしまうのは、卵が固まる温度(70℃前後)よりもかなり高温になり、水分が蒸発するためだそうだ。

 そこで、蒸し器に隙間を空けて、極力弱火で10分加熱。その後、予熱10分。

 様子を見ると、あれ?

       全然固まっていない

 また失敗かよ。と思ったけれど、ここでやけを起こさないのは、成長の証し。

 同じように弱火で更に10分。

 今度は、どうかな?

       おおっ、固まったじゃないの!

 問題は、次だ。

       お皿を被せて、

       せいのっで!!

 さあ、どうかな?

       おおおおおおおおおおおお

 きれいに仕上がったじゃないの。

 食べてみると、普通に美味しいプリンです。

 でもね、この普通がだいじなのよ。

 何てったって、今シーズン、パンケーキに使ったりワッフルに使ったりもしたけど、やっぱり、

  カラメルソースは、プリンとの相性が一番いい!!!

 あらためて認識させられました。

 この辺は、家族も同意見のようです。

 そして、『す』の入っていないプリンもしっかりできた。

 カラメルソースは、まだ残っていて、多分、年を越すだろうけど、マタギの心に残っていた蟠りは、すっかりなくなった感じ。

 ああ、よかった! そして、

 ご馳走様でした!!