お徳用で得をするのは誰？

　このお話は、先週紹介した『ワンタン麺』からつながっています。

　先週、ワンタン麺を作ったときに使った麺は、『お徳用（３玉入り）』というものであります。現在、我が家は、４人家族状態なので、３玉入りを２セット買って作りました。

　　　　　　　とても美味しくてよかった

　しかしですね、『３玉×２ー４人分』の結果、２玉余ったわけです。で、生麺なものだから、すぐに賞味期限が来てしまう。

　慌てて、また３玉入りを買ってきたんです。でも、ただのラーメンじゃ面白くないから、せめてメンマとチャーシューぐらいは手作りにしてみることにしました。

　メンマは、タケノコの季節に作ったことがあるし、出来合いの物だと、すごく少ないのに、結構な値段がするから勿体ない。店の中を探すと、山菜の水煮コーナーに、『素』のままのメンマがおいてありました。量が倍近くあるのに、値段が安い。「これよこれ！」喜んでカゴに入れました。そのすぐ傍に、ナルトを見つけたんだけど、板かまぼこの方が安い。こっちをカゴに入れましょう。続いて、豚のブロック肉も買って帰りました。

　・・・話が長くなりそうなので、スピードアップします。

　メンマを作りました。

　クラシルのレシピを参考にして、

　・メンマ２００ｇに、水１００ｍｌ、酒、砂糖、醤油、ゴマ油と中華出汁各大さじ１／２を加えて煮詰めていくと

　　　　　　　あっと言う間に出来上がり！（ラー油をちょっとだけ追加）

　チャーシューは、少々手間がかかります。

　・ブロック肉をたこ糸で縛って鍋で焼く

　・水１カップと酒醤油５０ｍｌ、砂糖大さじ２、ニンニクチューブ３センチぐらい、青ネギ１０センチを入れて、圧力鍋で２０分（ちょっと長かったかも）

　・ピンが下りたら、ネギを外して転がしながら煮詰めて

　・完全に煮詰まる前に消火。味を染み込ませます

　・出来上がった具材をトッピングして完成

　さて、余っていたラーメン２玉に、３玉を買ってきて、４玉使いました。残りは１玉ですね。今度こそ、もう３玉買ってくればなくなる計算です。

　丁度よいことに、メンマも半分残っています。ただ、チャーシューをほぼ使い切ったから、新しく用意しなくては。

　そして、また、賞味期限が近づいてきました。

　・今回は、ネギとベーコンを中心に作ってみます

　・ベーコンを４枚、やや厚めに切って、ネギは幅５㎜ぐらいに切り分けて焼きました

　・麺つゆ(添付)に焼いたネギを加えて煮立たせます（焼きネギの香ばしさが移る）

　　　　　　　はい出来上がり、熱々を召し上がれ

　はあ～、これでラーメンの消費が完了しました。ベーコンのブロックとかまぼこ少々が残ったけど、何とかなるでしょう。

　そして、その日の午後。疲れているマタギ（審判⇒ラーメン⇒スフォリアテッラ⇒ワラビと続いている）に気を遣ってくれて妻が、近々食べる予定の蕎麦の麺を買いに行ってくれた。

　ありがとう！　しかし、

　　　　　　　なにい、５食分だと！？

　これもきっと、『お徳用』なんだろうけど、何回食べたらすっかりなくなるんだ？？？

　これは、業者の戦略なんだろう。業者が得する仕組みだ。その戦略に乗せられている気がする。もちろん、美味しい料理を食べた家族も得をするはず。

　だけど、・・・一番得してるのは、多分マタギだ。だって、数を重ねる毎に腕が上がって、みんなの笑顔を見られるんだから。

　結局、みんなが得をするから『お徳用』ってことですね。

　めでたしめでたし。