山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

海の幸も来たぜ!(ウマヅラハギ)

2024年09月11日 | 日記とレシピ

 秋の訪れとともに、山の御馳走を楽しませてもらっている我が家。

 朝食からミズコブとワサビに酔いしれていたところに、面白いチラシが舞い込んできた。

 祝!底引き網解禁企画

   大漁鮮魚BOX 1800円

 だって。

 先日、空振りに終わった鮮魚の売り出しが、ようやく始まったってことだ。

 これは、買いですよ!

 しかし、限定20箱 の但し書きがついている。

 つまり、早く買いに行かないとなくなるってことだ。

「(お店は)9時から開いてるわよ。」

って、今、9時じゃん。

 はい決まり。 即座に出発する。

 店の鮮魚コーナーに着くと、どうやら間に合ったようだ。

 客は並んでいるが、まだ10箱ぐらい残っている。

 で、さすが底引き網企画、ひと箱ひと箱の中身が微妙に違っている。

 マダイとノドグロが入っていることは共通なんだけど、それ以外の魚が雑多に違うのだ。

 この際だからと、一つ一つ見比べていった結果、このひと箱に決めました。

       楽しそうな宝箱です

 持ち帰って、今日のメニューを考える。

 決めたのはマダイウマヅラハギの料理。

 多分、今日はこの2匹だけでいっぱいいっぱいでしょう。

 それにしても、ワクワクする。

 久しぶりに調理する魚も少なくないので、調理の仕方を復習したり、まな板のメンテナンスをしたりして準備した。

 そうして本番となる夕方。

 まずは、ウマヅラハギから参ります。

 ・口吻と角を切り落としたら

 ・皮を剥きます

 これが面白い。

 ・頭の上に切れ込みを入れて背骨を裁ちます

 ・頭、カマ、ワタが一気に取れます

 今回、刺身の中心に据えるのはマダイなので、ウマヅラちゃんの身には、違った道を歩んでもらいます。

 ・おろした身から血合い骨を抜いて食べやすい大きさに切り分けたら

 ・酒と醤油とおろしショウガで下味をつけておきます

 ・頭とアラとキモは、うしお汁

 ※だし汁+ショウガ。最後に白髭ネギ。沸騰させることなく仕上げる

 肝心の塩を入れるの忘れてしまったんだけど、ウマヅラハギの上品な味と肝の美味しさがよく分かって旨かった。

 身の方は、から揚げにします。

 理由は色々あるんだけど、一番には、『フグで美味しい料理はハギでも美味しい』の法則が、ここで適用されています。

 長年の料理経験を通して辿り着いた法則です。

 ・汁気を抜いたウマヅラちゃんの身に片栗粉を塗し、

 ・170℃の油で揚げます

 ※下味が酒醤油ショウガだからかな?少々はねますが、仕方がない

 ・浮いてきて、泡が小さくなったら出来上がり

       ある意味、最も肉料理に近い魚料理

 何がって、身の弾力が、人間離れならぬ魚離れしておるのじゃ。

 家族一同、大絶賛でした。

 このウマヅラちゃん1匹で、既に『鮮魚ボックス』を買った値段の半分ぐらいの価値は越えてますね。

 美味しさのわけは、魚に合った、適材適所の料理をできたことが一番の理由だと思います。

 でも、ここまで、触れてこなかったけれど、魚の鮮度が極めて良いことも理由の一つでしょう。

 こういう記録の場合、お魚の目を見ると鮮度の良し悪しがある程度わかるはずなので、是非、見返してみてください。麗しいですよ。

 さて、次はマダイなんだけど、ここまででちょっと長くなり過ぎました。

 続きは、また明日とさせていただきます。