山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

秋は山の上から

2024年09月09日 | 山菜採り

 ミズコブ採りと料理の後、A氏と情報交換をした。

 認識が一致したのが、マイタケ採りはもう少し先ということ。

 また、去年と違って、果実類が結構目に入るようになっていること。

 で、ミズコブは勿論だけど、ヤマブドウも採り頃になってきていることも分かった。

 ただ、ヤマブドウに関しては、場所によって成育状況が大きく違うので、次回同行するU川の採り場へは、5日後に向かうことまで決まった。

 ヤマブドウの実は実っているのだが、熟すまでには、そのぐらいかかるということ。

 ということで、マタギとしては、明日がすっかり空いてしまった。

「じゃあ、俺、明日、月山の方の下見に行ってみる。」

 月山だと、標高の低いところから高いところまで、幅広くヤマブドウが広がっているから、うまく当たれば、それなりに収穫できるだろう。

 A氏の話から考えると、高い方から確かめるべきでしょうな。

 何と言っても、秋は山の上から降りてくるんだから。

 場所の目安を付けて、翌朝、朝仕事に出かける。

 車をとめて身支度を整えると、ヤマブドウのマントに潜り込む。すると、

       おお、実っている!!

       夜明け時の暗さと藪の暗さで分かりづらいけど

 これは、めでたい!

 ただ、場所によっては、

        まだです

       焦らないでね

 こんな株も少なからずある。

 A氏の言う通りですね。生育状況がバラバラかも。

 もう一つ。これもA氏の情報なんだけど、

       サルナシも

       よく育っているみたい

 こちらの収穫は、まだまだ先の話になると思うけど、秋の楽しみが増えました。

 ヤマブドウは、そもそも下見のつもりだったし、それなりに採れたので、あまり欲張りません。

 本日の収穫は終了。

       夏の花よりも

       秋の花が

       優勢になってきていることが分かります

       ススキも穂を広げ始めました

 ああ、間違いなく秋が降りてき始めていますね。

 この辺りを渡る風に、夏の気配は一切ありません。

 収穫に感謝するとともに、これから里に降りてくる秋に思いを馳せながら山を下る。